「マイガール 」 佐原 ミズ

「身内を失うということは悲しいが…僕らは少なからず時間の尊さを人より早く学ぶことができた…。その分 自分の人生を豊かにできる方法を知った。僕らはついてる。」

※某国の同名ドラマとは一切関係ありません

先日、佐原ミズ先生の「マイガール」を読み終えました。
暖かくて、読んでいて微笑んでしまうようなマンガは久しぶりですね。
最近は泣くと消耗が激しいのであえて避けていたのですがこのマンガはほんと泣いてしまいそうになります。

あらすじ

恋人の陽子を留学先の不慮の事故で突然失った正宗と、突然現れた遺児である実の娘のコハル。2人は支えあいながら親子の絆を深めていく。(Wikipediaから引用)

遠慮深い二人の奇妙な生活

主人公「正宗」とその娘「コハル」の共同生活…というと「よつばと!」っぽいですが、もっと現実的な厳しさや辛さも描写されています。
コハルは嫌われないように、正宗の負担にならないようにとても礼儀正しく気を使って生活しています。
政宗もコハルに嫌われないように気を使っています。
しかし時にはその遠慮が原因で問題が起きたりしてしまいます。
正宗はコハルの母であり、高校時代に付き合っていた大学生の彼女「陽子」の思い出に縛られており、前進できないというのもポイントです。

コハルは誰が見ても「よくできた子」といった印象で礼儀正しく言葉遣いもしっかりしています。
そういった点では「手がかからない子」なのですが年齢相応の無邪気さがないという違和感があります。
そこに気づいた周りの大人達が色々とコハルを助けてくれます。
特に正宗の同僚の工藤やたまたま出会った交番のおまわりさんなど、色々な人の生き方や助言が正宗やコハルの助けとなり、徐々に歪な親子関係が修復されていく様子は読んでいて自分のことのように嬉しくなってしまいます。

コハルと秋と不味いゼリーの話なんかほんっと泣けてきますし!マジ!
もう、涙腺がバカになっちゃうレベル!
”コハル”は良い意味でも悪い意味でも「パーフェクトガール」なんですよね。
無理しすぎてる感じ。

陽子と政宗がちゃんと結婚して子どもを育てられれば良かったんですけどね。
ちゃんと避妊しましょう、マジで。