Elite:Dangerous 職業体験シリーズ「貿易商人」

はっはっは!金のためならなんだって運ぶのさ!


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こんにちは!
今回のラジオアルヴァスでは「貿易商人」に密着します!
「金のためなら何でも運ぶ!」でお馴染みの宇宙のクロネ○ヤマト!
ある時はお茶を運び、同じカーゴで奴隷を運んだり…。
金の匂いを鋭く嗅ぎ分け何百光年も旅をする!
そんな素敵な貿易商人のお仕事に密着してみました。

貿易商人の暮らしって?

貿易商人の朝は早い。
と言いたいところですが宇宙で時間なんていまさらですね。
貿易商の集まるステーションへ取材に向かうとベテランの貿易商達が情報交換をしていました。
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「いやぁ、最近は厳しいんだよ。」
そう愚痴をこぼすベテラン貿易商 Bさんはカーゴの積み込みをしながら話をしてくれました。
「テキトーに運んだって利益なんかでないんだ。余ってるステーションから、足りないステーションへと運ぶから利益が出るのさ。」
なるほど、供給過多のステーションから需要過多のステーションへと運ぶことで利益が出るということなんですね。
「いつでも利益が出やすいのは”食料”だな。欲しがってるステーションは多いし。でも単価が安いから大きな利益は出にくい。」
やっぱり単価が高いほうが1tあたりの利益が大きいみたいですね。
「あとは鉱物…これは製造業が得意なステーションではいつでも需要があるからな。」

「やはり積載量が多い=利益も多いということなんですよね。」
そう話す Cさんは自慢の宇宙船を撫でながらインタビューに応えてくれました。
「僕のは6式輸送船(TYPE-6)ですが、最大で112tも積載できるんですよ。」
カーゴ1tあたりの利益が1000crだとして、10tしか運べなければ10000crしか稼げないんですね。
輸送船の大きさはそのまま利益に直結するわけですから大きな輸送船は買えるなら買うべきでしょう。」
やはり大きな輸送船は大きな利益に繋がるみたいです!

「俺はそう思わないぜ。」
タバコをくゆらせながら少々強面のお兄さんは匿名を条件に話してくれました。
「小さなステーション…アウトポストには大型の船は着陸できねーんだよ。え?なんでアウトポストなんかに行く必要があるか?」
「いいか、あまり大きな声じゃ言えねーがステーションの所属する勢力次第では今俺が吸ってるタバコだって禁制品になっちまうんだ。」
悪い人を閉じ込めておく刑務所のあるステーションや連邦政府のステーションでは輸出入が禁止されているものもありますね。
「そういった商品を安く手に入れて運ぶんだが、簡単には売り払えねぇんだよ。」
禁制の商品自体取引ができないのです。
「でもなブラックマーケットを使えば…。おっと、それ以上は言えねぇな。」
「大きな船だとそれだけ星系警察に捕まりやすい。小回りの効く船も悪くねぇと思うぜ。」
そう言って去っていったお兄さんは複数の星系で指名手配されているそうです…。

次に話してくれたFさんは自称「奴隷商人」です…怖そうな仕事ですね。
「奴隷ってのはカネになるんですよ。」
とても奴隷商人とは思えないスーツを着こなしたFさんはニヤリとしながら話してくれました。
「奴隷って言っても色々でね。帝国奴隷(Imperial Slaves)なら帝国領内で合法に購入できるんですよ。」
なるほど、確かに帝国領内では公式に「帝国奴隷」として事実上の人身売買が黙認されています。
「奴隷を欲しがるステーションは多いですから、まぁ違法ですが帝国領外へと販売することもあるわけです。」
「ちなみに、奴隷を扱うステーションを起点として貿易を行うと結構な収入になるんですよ…。」

どうやら貿易商という仕事は様々なものがあるようですね。


貿易の仕事をしてみよう

今回は駆け出し貿易商の Aさんの宇宙船「calm6」に同行させてもらいました。
――いい船ですね!
「いやぁ、やっと買えた宇宙船なんですよ。」
――高かったのではないですか?
「何度もハンペンで仕事をこなして…何年も頑張ったんですよ。」(注:CMDRはsidewinderのことをハンペンと呼ぶ)
――今日はどんな交易をする予定ですか?
「今日はお茶を欲しがってる顧客がいるので配達するんです。」
Aさんはたくさんのお茶をERAVATE星系のACKERMAN MARKETで買い付けていました。
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「ここは地球型惑星が近いからか食料品のSUPPLY(供給量)が高いんですよ。」
――なるほど!確かにGALACTIC AVERAGE(銀河平均価格)よりもかなり安く売られているみたいですね。
「今回はTEA(お茶)を買うのですが、食料品の中では少々嗜好品の面もありますので儲かる方ですよ。」
彼はいつも450cr/1tぐらいの利益が出ているそうです。
大量のお茶を積んだ彼の宇宙船が宇宙へと飛び立ちました。

辿り着いたステーションでお茶を卸すとそこそこの利益を手に入れることができました。
「僕みたいな零細運送業はこれぐらいしか仕事が無いですから…。」
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そう話すAさんの手には、燃料費を差し引くと少ししか残らないであろう利益が握られていました。
「もうちょっと効率よく儲けられればいいんですけどね…。僕は商才がないみたいで…。」
100個運んだお茶は46,700crほどにしかならなかったようです。
それでもお茶を楽しみにしている人達がいて、彼らのためにAさんは今日もお茶を運ぶのです。


「片道約5万の利益なんて私なら絶対飛ばないわ。」
そう話してくれた女性は輸送業を営むNさんだ。
――5万crでは少なすぎますか?
「1tあたりの利益で考えるべきよ。お茶なんていくら運んだってダメよ。」
そう言うと彼女はタブレット端末で「Elite Trade Net」の画面を見せてくれました。
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「これ、使い方わかる?」
――私、機械は苦手で…。
「まずは左上の検索欄に自分のいる星系の名前を入れてみて。」
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「今はこれでいいけどもちろんステーション名まで入れたほうがいいわ。」
「次に検索欄の右側にあるSHIPを選んで自分の船の種類やカーゴ数を入力するのよ。」
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「SHIPには宇宙船の種類、FSD RATINGにはFSDドライブのグレード、SHIP LOADOUTには「OPTIMIZED」と「CUSTOM」があるけどCUSTOMを選んでカーゴ数を入力したほうが正確な利益が出るわ。終わったら検索欄の右のSEARTHを押すのよ。」
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「上のスライドはルートの概要、下のスライドはルート内の詳細を表示してくれているの。」
「もし見づらかったら右下でルートの表示数を減らしたり、拡大/縮小ができるわ。」

――なるほど、このツールを使えば簡単に交易ルートを探すことが出来るようですね。
「論より証拠よ、この往復ルートで行ってみましょう。」
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「ひとまずERAVATEからBRANIへ行くわよ。今回は移動のみね。」
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「ここで何を買うかはElite Trade Netに書いてあるわ。」
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「今回はPALLADIUMを買うわよ。」
そう言うと彼女は大量のPALADDIUMを発注しました。
――購入だけで1,274,100crもかかるんですか!?私の年収以上ですよ!
「そうよ、だから資金は多めに用意しておくべきね。お金が無いなら無いなりの設定もできるわよ。詳しくは今度ね。」
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「ここはPALLADIUMのSUPPLYが供給過多でHIGHになってるわ。ここで12,741crで買って必要としているステーションで売ればかなりの利益になるはずよ。」

「次はLHS 3564へ向かうわよ。」

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「ジャンプ回数はなるべく少なく検索してくれるけど、たまに2~3回は飛ばなくちゃならない時もあるわ。」
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LHS 3564へと着いたようです。
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――12,741crで買ったPALADDIUMを14,295crで買い取ってくれるんですか!?
「そうよ、ここはあまり鉱石がとれないみたいね。需要が高いのよ。」
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純利益(PROFIT)は100個で155,400crになりました。
「こんなので喜んでられないわ。すぐにここで買い付けてBRANIへ戻るわよ。」
そう言うと彼女はPROGENITER SELLSを積み込み始めました。
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すぐにBRANIへとんぼ返りします。
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――BRANIでは77,700crの利益(PROFIT)が出ましたね!
「これでまたPALADDIUMを買って、売って、またCELLSを買って戻ってくるのよ。これをループ貿易と言うわ。」
――これなら2箇所のステーションをグルグル回るだけで利益が出ますね。
1回のループで得る利益は233,100crです。これなら4回ほど往復すれば約100万crとなります。
「素早く回ればそれだけ時給が上がるのよ…。せっかちだって言われるけど、やっぱりお金は大事よ。」
そう言い残し彼女はまたループ貿易へと戻って行きました。

どうやら宇宙貿易の世界は奥が深いようです。
様々な人々が知恵を凝らして交易で儲けようとしています。
単純作業ばかりで苦しむ人も多いみたいですが…。
常に安定して利益が出せる貿易は常にCMDRの資金稼ぎに用いられているようです。
ぜひ一度は挑戦してもらいたいですね!

次回はアンダーグラウンドな「密輸」の世界を覗いてみましょう。