E:D 宇宙船紹介『Vulture』

コアダイナミクスが誇る宙域制圧重戦闘機「Vulture」は必ずやあなたの求める最高の戦いを提供します。

※追記
この記事は2015年頃に製作されており、現在の仕様とは異なっています。
雰囲気記事としてお読みいただけると幸いです。
現在では”エンジニア”というパーツの性能を向上させるエンドコンテンツが追加されており、さらにVultureを強化できます。
また、ビルド例はNPCのAIがかなり弱い時代のものであり、コンセプトは「RESでの継戦能力」なので現状にフィットしていません。
スラスターはなるべく良いものを装備し、有利ポジを維持する戦法をお勧めします。
ただ相変わらず電力容量との戦いなのは変わらないです。

「戦闘をしたい!」と思ってしまうということは日常では正常じゃありません。
でも宇宙で暮らしていると戦闘はむしろ日常となります。
非武装主義者や平和主義者を片っ端から星にしてくれる海賊のおかげで宇宙では常に音速で飛ぶ言葉よりも光速で飛ぶレーザーの方が速く届きます。
殺伐とした宇宙での暮らしでいつの間にか戦闘を生業にしてしまうことも少なくありません。
そんなあなたにぴったりな宇宙船を本日はご紹介いたします。

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コアダイナミクス社製 宙域制圧重戦闘機「Vulture」です。

・Vultureの特徴

Vultureは「戦闘機」です。
「戦闘もできる艦艇」とは微妙に意味が違ってきます。
VultureにはFSDジャンプ距離や長距離航続能力、様々な内部装備、複数の防御用兵装といったバラエティに富んだ特徴は一切ありません。
CobraやASPのように「戦闘”も”できる艦艇」を求めている人にはオススメできません。
そういった機能を削ぎ落とし純粋な戦闘能力の塊こそがVultureです。
まずはVultureのメリット・デメリットをご紹介します。

・Vultureのメリット・デメリット

『メリット』
・お手頃な価格
現状手に入る戦闘艦の中で最も費用対効果の高い戦闘艦だと言われることもあるほどVultureはお得な戦闘艦として有名です。
本体代金は4,925,615Cr(約5百万Cr)、戦闘に適したカスタムを施しても1千万Cr程度と戦闘艦としてはコストパフォーマンスの良い機体といえるでしょう。
価格が安いということは、撃墜された際の保険料も安くなるわけで戦闘時のリスクを低下させてくれます。
・2つの重火力砲門
「大は小を兼ねる」ということわざが遥か昔の地球にあったそうです。
現状最大のHugeと呼ばれるサイズの武装のひとつ下、Largeサイズの武装を2門備えています。
Hugeは限られた大型艦にしか装備できないことを考えれば最大の武装でしょう。
機体サイズに対して明らかにオーバースペックの武装です。
・コンパクトな機体
先ほどと真逆の考えですがダウンサイジングという言葉が表すように「小さきことは良きことかな」という考え方があります。
Smallサイズという使い勝手の良いサイズはどんな状況でも活躍できるという利点となります。
大きな機体は装備や内装の充実という点で優れていますが、被弾面積も増えますし着陸できるステーションも限られます。
・操縦性の良さ
足が遅いという欠点がありながらも、その操縦性の高さは特筆すべきレベルです。
操縦性はランク9でイーグルの操縦性がランク10だということを考えれば素晴らしい操縦性だといえるでしょう。
いわゆるマニューバビリティ(機動性)が高いということは常に相手に対して有利なポジションを確保できるということです。

『デメリット』
・貧相なパワープラント
Vultureは優れた機体ですが残念ながら船にとっての心臓部であるパワープラントが貧弱であるということだけはお知らせしなければならないでしょう。
パワープラントを最上級のものにアップグレードしても電力は足りません。
パワープラントが小さいということは、電気を使う全ての装備に影響してしまいます。
例えば契約アンペア数の小さな家でトースターと電子レンジとドライヤーを使うとブレーカーが落ちてしまうように
電力の少ない船で高性能の装備をたくさん使用すると電力が追いつかなくなって全電力を喪失してしまいます。
このパワープラントの弱さは常にVultureを運用する上でつきまとう問題です。
いくらお金があって良い装備を揃えてもパワープラントを上限以上にはアップグレードできません。
・最低レベルの航続距離
FSDドライブはそれなりのものを積めますが、燃料タンクはかなり小さいです。
Internalに燃料タンクを増設しないかぎり2~3回のジャンプで息切れしてしまいます。
宇宙ではガソリンスタンドの代わりにFuel scoopを装備して燃え盛る恒星とにらめっこする必要がありますがそれをジャンプ毎にやるのでは大変です。
要するに長距離移動は苦手だってことです。
・足が遅い
イギリスのシャーマンファイアフライが17ポンド砲を積んだせいで速度が出なかったように大きすぎる武装は鈍重さをもたらします。
しかし37mm砲を2門も搭載したJu87G型に乗ったハンス・ウルリッヒ・ルーデルが超人的な戦果を上げたような例もあります。
小型ながら大型の武装を積んでいるわけでやはり速度は出ません。
しかしメリットにあるように操縦性はかなり高いためドッグファイトでは優位に立てるでしょう。
ただし逃げるときはNPCすら振り払えません。

・Vulture武装配置

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Vultureはコックピット両脇、機体上面に2箇所Largeサイズのハードポイントがあります。
機体正面から見て上に対して射撃しやすい位置です。
なので敵をサイトの上方に捉えればあとはジンバル装備であれば勝手にエイムしてくれます。

・Vultureのビルド

Vultureで装備を組むのであれば常に電力供給量との戦いとなります。
最優先でアップグレードするべきはパワープラントでしょう。
パワープラントは最低でもクラス4レーティングB以上が必要となるでしょう。
Internalは個別に売り買いすれば等価で売買できます。
装備を買っても、後で売れば同額戻ってきます。
なのでもし余裕があればパワープラントに投資することは無駄にはなりません。

次に重要なのがパワーディストリビューターです。
この装備は電力を効率良く装備へ分配する装置で、キャパシタに電力をより多く貯蔵しより多く供給します。
重武装のVultureはこの小さな電力を効率良く使うしかありません。

まずは初期状態のビルドを見てみましょう。

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『装備』
・「装甲板」Lightweight Alloy
・「動力」4E
・「スラスター」 5E
・「FSD」 4E
・「生命維持装置」 3E
・「配電装置」 5E
・「センサー」 4E

『内部装備』
・「クラス5」5Eシールドジェネレーター
・「クラス4」3Eカーゴラック
・「クラス2」無し
・「クラス1」無し
・「クラス1」1Eベーシックディスカバリーセンサー

『武装』
・1E Fixed パルスレーザー x2

『戦闘装備』
・無し

幸いVultureは3Eのジンバルパルスレーザーさえ積めば十分な戦闘ができるのでそれさえ積めば戦えるレベルになります。
ついでにAクラスのFSDとパワーディストリビューターを積んでもなんとか電力はセーフです。
しかしこれはあくまで遠方の現地で戦闘艦が必要になった時の突貫仕様。
Vultureの戦闘力を最大まで引き出すならある程度の投資は必要です。

これは私が使っているVultureです。
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ビルド名:カメさんヴァルチャー!

『装備』
・「装甲板」Military Grade Composite(軍用複合装甲)
・「動力」4A
・「スラスター」 5D
・「FSD」 4A (電力優先度2)
・「生命維持装置」 3E
・「配電装置」 5A
・「センサー」 4B

『内部装備』
・「クラス5」5A シールドジェネレーター
・「クラス4」4D Hull Reinforcement Package(外殻増強パッケージ)
・「クラス2」2D Hull Reinforcement Package
・「クラス1」1D Hull Reinforcement Package
・「クラス1」1E スタンダードドッキングコンピューター(電力優先度2)

『武装』
・3E Gimbal パルスレーザー x2

『戦闘装備』
・0I チャフランチャー
・0A シールドブースター
・0A シールドブースター
・0A シールドブースター

総額2千万Cr程度かかりますがNPC相手のPvEなら十分な戦力です。
Vultureはシールドが固めなのでシールドブースターはピッタリ。
シールドバッテリーセルは大好きなのですが電力の運用が厳しいので思い切って使用をやめました。
シールドが切れそうになったら全力離脱する方針で、その際に沈まないようにHull Reinforcement Packageを装備しました。
幾度と無くNPC相手に沈められている戦闘ベタな私でもこのビルドにしてから1回しか沈んでません! 笑

当然ですがPvPで使用はできません。
PvPではFixedの武装がメインになりますし、この程度の機体じゃ一瞬で消し飛びます。

電力管理ですがFSDは優先度を下げても問題はありません。
武装を展開しているとどちらにせよFSDでは飛べないのでFSDの電力優先度は下げるべきです。
なので戦闘時のFSDは電力がかからないのでレートAにしても問題無いでしょう。

装甲板ですが軍用複合装甲以上の2つは特性があるので軍用複合装甲で十分でしょう。
これにHull Reinforcement PackageでAnaconda並の防御力を得ることができます。
ただしお高いので、無理に購入する必要はありません。

スラスターをAにしたいならシールドブースターを1個減らすのもいいでしょう。(+もう一個をレートBあたりにする必要があるかも)
ですがスラスターが低くてもNPC相手なら十分有利なポジションをとり続けられるはずです。

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・勝手な宇宙船評価

戦闘力:★★★★
機動力:★★★★
最高速:★★
防御力:★★
航続力:★(増槽である程度対応可能)
運搬力:★
コスパ:★★★

全体的に見て「戦闘機」として高いレベルでまとまっている。
電力問題と上手く付き合えれば素晴らしい戦闘力を得られるはず。
なにより昔は21,925,615 CRもしていたらしいのに今は4,925,615 CR…お得!