善も悪も、決められるのは貴方だけです。
これまでのElite:Dangerousの記事をまとめたページを作りました。
『Elite:Dangerous 「記事のまとめ」』
こちらから各記事へアクセスできます。
また、右のメニューのカテゴリから「Elite:Dangerous」を選んでもOKです。
こんにちは！
今回のラジオアルヴァスでは「賞金稼ぎ」に密着してみました！
どこにでも現れる無法者である海賊に正義の鉄槌を下す名誉ある仕事？
それとも正義感など忘れてただお金のために無法者を塵にするのでしょうか。
善悪の狭間を漂う宇宙の断罪者である賞金稼ぎの実態を調査してきました！
――はいお忙しいところすいませんねー！
「・・・」
――では今回は賞金稼ぎのお仕事について教えて下さい。
「・・・おまえ俺の紹介とかしなくていいのかよ！」
――あぁ、えっとこの人は前回密輸について教えてくれた犯罪者のMさんです。
「身も蓋もねぇな。」
――で、賞金稼ぎって？
「オレ賞金稼ぎじゃねーんだけど！？」
――あ、Mさんの経歴は星系警察とパイロット連合の方からもらってますから。ヒドいですねこの罰金の数々。
「おまえ…なんでそれを…」
――報道関係者なんで。密輸業の前は賞金稼ぎしてましたよね？ほら、ぶっちゃけちゃいましょう！
「てめぇ…。」
目次
①賞金稼ぎのお仕事って！？
――あらためまして、賞金稼ぎのお仕事って？
「賞金稼ぎってのは大きく分けると２つに分類できるんだ。
まずはオーダーを受けた上で指定された星系に行って、指定された種類の船舶を撃墜する…まあ雇われ賞金稼ぎって感じだな。
相手を探さなきゃいけないし、専用の装備も必要だしちょっと特殊な仕事だな。暗殺に近い。
んでもうひとつがフリーの賞金稼ぎで、基本はこっちだな。」
――フリーの賞金稼ぎ？
「そう、自分で好きな場所に行って好きに海賊を狩る奴らだな。」
――カッコイイ仕事じゃないですか！
「まあ派手だしな。密輸は依頼が来なきゃ動けないけど賞金稼ぎなら気が向いた時にいつでも出来るっていう利点もある。
まずはその辺のメリット・デメリットから話そうか。」
『メリット』
・短時間でかなりの額を稼げる
アナコンダクラスを撃墜できれば10万CR近く入手できる。時給数百万CR。
・いつでも実行できる
密輸と違い気が向いた時にいつでも出来る。
・比較的初期投資が少なくて済む
交易ではどんどん上の船を購入していく方が効率が良くなるが、PVEであればViperもしくはVulture程度の出費で済む。
『デメリット』
・リスクが高い
撃墜される恐れがあり、撃墜時には受け取っていない懸賞金が消滅する。
・戦闘技能が必要
慣れるまでは撃墜されたり思うように稼げないことも多い。
――なるほど、ハイリスク・ハイリターンなんですね。
「そういうことだ。密輸は基本的に逃げればいいが、賞金稼ぎは戦闘を仕掛ける以上どうしてもな。」
――では、実際に賞金稼ぎになるにはどうしたらいいか教えて下さい！
「しょうがねぇな…。」
②船の選び方
――さぁ！さっさと前回会社の経費で買ったCobraで悪い海賊どもをギッタンギッタンにしてやりましょう！
「おまえ変なところだけ過激だな…。前回も言ったが”準備”が重要なんだよ！」
――またですか！？
「まずは船の選び方からだ。」
「戦闘をするわけだからやっぱり戦闘艦を選ぶのがベターだろう。
戦闘艦といえば…まずは一番安いEagleだ。」
・Eagle
勝手な宇宙船評価！
戦闘力：☆（S3）
機動力：★★★★★（10/10）
最高速：★★★★（350m/s）
防御力：☆（102MJ）
航続力：★(9LY-18LY)
運搬力：☆(2-14t)
コスト：★★★★★(44,800CR)
――なんか戦闘艦っていうより戦闘機みたいですね。
「まあな。小さくて小回りがきく良い機体だ。
ちょいと古い機体だが、いま海軍でエースになってる連中も、最初はこの機体から戦闘を始めたのさ。」
「上部中央に小型ハードポイントが１つ。下部中央に小型ハードポイントが２つ並んでいる。
合計３つの小型ハードポイントがある。」
――…これは重武装なんですか？
「十分とはいえねーな。
とはいえこれだけ小さな機体だ、小型とはいえ３つもハードポイントがあるっていうのは凄いことなんだぜ。」
――こんなちっちゃな船じゃすぐに木っ端微塵ですよ…。
「おまえバカにするなよ！この機体のウリは武装じゃねぇ、機動性だ！
いっくら重武装の何億もする高級な船に乗ってたって死角を完璧にカバーできるわけじゃねぇ。
こいつの機動性があればいくらでも相手の死角に入り続けられるんだぜ。」
――へー、ぶっちゃけおもちゃみたいですけどね…。
「…まあ素人にはわからんだろうが、コイツのポテンシャルは半端ないんだよマジで。」
――初心者にもオススメ？
「ある意味…初心者向けであり、最上級者向けなんだよ。
初心者からすると
①コストが安いから低予算でも装備を揃えやすい
44,800CRで買えるので非常に安い。武装を完璧に揃えても100万CRはかからない。
②撃墜されても保険金が安くて安心
完璧に装備を揃えて撃墜されてもせいぜい４万CR前後。
③防御・武装が貧弱なこと以外は初心者向けとしてはあり得ない高い性能
機動性は最高評価の10。スピードも速く相手の死角から攻撃し続けられる。
って感じだ。
逆にデメリットとしてはこの機体を完璧に操縦できる技能なんてそう簡単に身につかないってことだな。
正直この機体を超一流になるまで練習するぐらいなら、お金をためて上位の機体を購入するほうが１００倍楽だ。」
――なーんだ、練習なんてめんどくさいしとっとと大きな船買えばいいじゃないですか！
「（大きな船買ったところで上級者の乗るEagleには勝てないんだけどな）」
・Viper
勝手な宇宙船評価！
戦闘力：★☆(M2 S2)
機動力：★★★(6/10)
最高速：★★★★★(400m/s以上）
防御力：★(179MJ)
航続力：★☆（6-18LY）
運搬力：☆（4-22t)
コスト：★★★★★(142,931CR)
――おーカッコイイですねぇ。
「そうだろ？イーグルも悪くねぇがコイツも素晴らしい戦闘機だ。」
「機体上面コックピットの前方に２箇所の小型ハードポイント。
機体下部中央にカーゴハッチを挟むように２箇所の中型ハードポイントがある。」
――中型！？凄いですね！
「そうなんだよ、この機体の売りの一つはこれだ。
安価な小型機としては十分すぎる武装さ。
これだけ装備が揃っていて上手くいかないならやり方が間違ってるってことだな。
この機体は中型ハードポイントに何を搭載するかで色々と意見が分かれる。
実弾系にするか光学系にするかだな。
どちらでもいいと思うが特にこだわりがなければジンバルパルスレーザーを搭載するといいかもな。」
「次に小型ハードポイントだがこっちは中型で搭載しなかった種類の武装がいいだろうな。
中型に光学兵器を搭載したなら小型には実弾兵器がオススメだ。
電源の問題もあるし、光学兵器はシールドに強くて実弾兵器はシールドを破ったあとの船体への攻撃力が高い。
どちらも搭載したほうがバランスが良くなるわけだ。」
――なるほど、武装が強いってのはわかりました。他にこの機体の良いところは？
「あとはすげー速いってことだ！
この機体の最大のセールスポイントだな。
400ｍ/s以上なんてぶっ飛んだ速度が出るわけだ。」
――400m/sって速いんですか…？
「おそらくすべての船の中でもかなり上位に入るだろうな。」
――てゆーか速度って重要なんですか？
「あのなぁ…速いってことは攻めにも逃げにも使えるわけ。
相手のレンジ外から一気に近づいて攻撃！
有利なポジションを取りつつ戦って、危なくなったら一気に離脱！
蝶のように舞い蜂のように刺すってわけだ。」
――ふーん。
「…あのなぁ。正直この機体のポテンシャルなら十分賞金稼ぎできるんだよ。
これより上位の機体もあるけどやっぱり一長一短なんだ。
その点このViperは機体価格が142,931CR、フル装備でも250万CR程度。
賞金稼ぎで成り上がっていくなら最高の入門機なのさ。」
――そんなにいい機体なんですか。では逆に悪い点は？
「うーん、汎用性の無さってとこか…。
戦闘だけは得意なんだけどな、あとは全部ダメって感じだ。
フル装備だと12～13LY程度しかジャンプできないし、カーゴもそんなに積めない。
INTERNALも少ないし、電源もカツカツだ。」
――なるほど、マルチロール機の対極って感じですねぇ。
「密輸では総合力も重要だからコブラやスカウトがオススメなんだけどな。
戦闘は逆に尖った性能が重要なわけ。
裏を返せば戦闘では活躍できるってわけだ。」
・Vulture
勝手な宇宙船評価！
・Vulture
戦闘力：★★（L2)
機動力：★★★★☆（9/10）
最高速：★★☆（350m/s程度）
防御力：★★（387MJ）
航続力：★☆（6-17LY）
運搬力：☆（2-56t）
コスト：★★★★（4,925,615 CR）
――Viperに似てますねぇ。
「ところがどっこいコイツは足が遅い。まったく違う機体と考えてくれ。」
※この機体については以前「宇宙船紹介Vulture編」で詳しく解説しています。併せてご覧くださいませ:)
「こいつはある意味戦闘艦の一つの到達点だな。
コンパクトな機体にたった2箇所だが大型のハードポイント。
小型という利点と大型の武装で大火力という強みを併せ持つ戦闘艦ってわけだ。」
――いいとこばっかりっすね！
「まあデメリットも無いわけじゃないんだが、それを補って余りある利点ってわけだ。
とはいえ苦手なことをしっかり把握することも戦闘では役に立つ。」
――せっかくですし良いところと悪いところを教えてください。
「良いところは小型・高機動・大火力ってとこだな。
悪いところは戦闘機の常だがジャンプ距離の短さ、足が遅い、電力に余裕が無い。」
――なるほど、速度は遅いけど操縦性は良くて、火力はあるけど電気が足りなくて、小型なのにジャンプ距離は短いと。
「まあそんなとこだな。あとはまあ価格面か…高い機体じゃないんだが約500万ってのは賞金稼ぎデビューしてすぐに買うのは難しい価格だな。
でも人にもよると思うが「Vultureに明確な上位互換はない」なんて言う人もいるぐらい戦闘機としては完成された機体なんだ。
現状これ以上の機体は大型・鈍足・低機動がどうしても付きまとってくるし、撃墜時の金額も高い。」
――だいたいこの3機ですか？
「そうだな。この辺が基本になってくるだろうな。
あとはマルチロール機でも賞金稼ぎはもちろん可能なんだがある程度の資金と技術は必要になってくる。」
――マルチロールではどの機体がおすすめですか？
「初心者で戦闘だけじゃなくて密輸とかもできる機体がほしいならDiamondback Scoutだな。」
・Diamondback Scout
勝手な宇宙船評価！
戦闘力：★☆(M2 S2)
機動力：★★★★（8/10）
最高速：★★★★★（400m/s以上）
防御力：★(139MJ)
航続力：★★★(15-24LY程度)
運搬力：☆(2-28t)
コスト：★★★★☆（564,329 CR）
「コックピットの両脇に小型ハードポイントが2つ、その後ろに同じように中型ハードポイントが2つの計4門だ。」
――Viperと同じ武装ですね。
「そうだな。この機体はViperのマルチロールバージョンって感じなのかもな。
Viperとの値段の差はジャンプ距離が長いこととインターナルがそこそこ豊富ってとこか。
あとは機動性もいいぞ。」
――Viperに似てるということはスピードも速い？
「装備にもよるんだがViperに近い速度は出るはずだ。」
――この機体の良い所を教えて下さい。
「戦闘にはもちろん使えるし、密輸などにも使える。無理すれば採掘もできるかもしれん。
とにかくマルチロール機としてバランスが凄い良い機体なんだ。
とあるコミュニティサイトでも紹介されていたが上級者の乗ったDBSがAnacondaを撃退していたぞ。」
――なるほど、ポテンシャルは高そうですね。
「あとは……戦闘に慣れてきた中級者におすすめしたいのはImperial Courierかな。」
・Imperial Courier
勝手な宇宙船評価！
戦闘力：★☆(M3)
機動力：★★★☆(7/10)
最高速：★★★★★(400m/s前後)
防御力：★☆（335MJ)
航続力：★★★（6LY前後）
運搬力：☆（30t)
コスト：★★★★（2,542,931 CR）
――カッコイイ機体ですね！
「まーな。流線型のフォルムがいいよな。攻撃力も高いんだよ。」
――珍しい位置にハードポイントが！？
「両翼に1箇所ずつ計2箇所の中型ハードポイント、コックピットの真下に1箇所の中型ハードポイントの計3門の中型ハードポイントがある。」
――すごいですね…。
「そうだな、中型３門となれば結構な火力が出るぞ。Vulture程じゃないがある程度近い火力は出るだろう。」
――なんで中級者向けと表現されたんですか？
「ちょっと癖が強いんだよこの機体。
ノーズが長いだろ？慣れないとコックピットから見るとこれが邪魔くさくてしょうがない。」
「これのせいで視界の下半分は完全に消されてるからな。」
――宇宙空間なのに謎の空力ボディ！？
「まあ理由はあるんだろうがコックピット下の武装は視界の下半分をカバーしてるわけでその視界がないわけだからちょっと問題はあるよな。
上半分は見やすいんだけどな。」
――そうですねぇ…。ダッシュボードが広いとぬいぐるみ置きたくなりますし。
「それは知らんが、あとは武装の位置だな。
さっきも言ったコックピット下の１門の位置が微妙だな。もうちょっと先端の方にあればいいんだが。
もう２門は両翼にあるからこれも慣れないと使いづらいかもな。」
――良いところは？
「シールドの硬さ、機動性の良さ、速度が早い…いっぱいあるな。上手く扱えばかなり化ける機体だと思うぜ。
個人的にはシールドが切れないような運用ができる中級者向けだと思ってる。
あとはまぁ当然だがこれは帝国軍の艦船だから帝国海軍ランクがそれなりになってないと買えないぜ。」
――購入制限ってことですか！？
「そうだな。これは帝国の海軍に所属するCMDRにしか販売しないんだ。自分のランクと相談してくれ。」
――なるほど、船に関してはこの辺りの戦闘艦がオススメということですね。
「まあそういうことだ。AdderとかCobraでも問題無いとは思うが個人的には戦闘機がいいと思うぜ。
戦闘の練習にもなるしな。
他にも資金があってマルチロールがいいなら何やらせても万能なASPやPythonもいいと思うぜ。」
――では今回は社の予算でViperを購入してみました！次回は装備編です！