WOWS:Emdenゲット!

我、今、ペナンを去らんとす。用無きや?

やっとこさキャンペーンミッションの報酬であるEmdenを手に入れることができました。
1週間ほどWOWSをプレイして、昨日やっとレベル10になりミッションに参加!
10戦程度戦ったのでK/D 1.0といったところです…あぶなかったぁ。

さて、このエムデンという軍艦はかつてドイツ帝国海軍所有の艦艇でドレスデン級と呼ばれる小型防護巡洋艦の二番艦です。
一番艦は○○級の名前に使われるのでドレスデンが一番艦、エムデンが二番艦となります。
どちらもドイツの都市名ですね。

shot-15.12.31_02.49.55-0667

防護巡洋艦というのは舷側に装甲を持たず、主機関室の上の甲板を防護甲板とし装甲を施した巡洋艦を指すそうです。
ちなみに甲板といってもいわゆる上面に露出した甲板ではなくあくまで機関室上の第2~第3甲板などに施された装甲のことみたいですね。
舷側の装甲は非常に重量が大きく、大型の艦にしか装備できなかったため心臓部である機関室のみをコンパクトに防護するという発想のようです。
これで重たい装甲は重心の低い船体中央部に位置し、バランス的にも優れていたのでしょう。
舷側の防御は石炭室を艦両側に設けることで防御を兼ねていたようです…すごい!

shot-15.12.31_02.51.19-0525

エムデンは第一次大戦のインド洋で通商破壊作戦を単独で遂行した伝説的な巡洋艦です。
単艦で連合国の通称航路を破壊し尽くし、そのせいで戦時保険料の高騰や補給・一般船舶の出港停止などもうやりたい放題!
擬装用の煙突も備えており、本来の3本煙突からイギリス艦に似せるために1本偽物を搭載して4本の煙突に。
・・・煙突なんて飾りですよ、連合国の人にはそれがわからんのです。
この煙突のおかげでマドラス(チェンナイ)港に夜間接近し125~130発もの砲弾を浴びせ砲台や石油タンクを破壊し、港湾施設の機能を停止させることに成功しました。

その後も洋上で数々の船舶を拿捕・撃沈しました…もう数えるのがめんどいぐらい。

shot-15.12.31_02.53.04-0136

エムデンは次にイギリス領だったマレーのペナンへと向かい、港内に進入しロシア帝国小型防護巡洋艦ジェムチュクを距離300で魚雷にて撃破。
ペナン脱出時にこの記事の冒頭にもある「我、今、ペナンを去らんとす。用無きや?エムデン」というドヤ顔メッセージを送りつけて去って行きました。
脱出後イギリス商船を発見、拿捕中にフランス駆逐艦ムスケと遭遇もバッチリ撃沈。

この大暴れっぷりにもう連合国は顔真っ赤!
70隻以上の艦船をエムデン捜索に駆り出しました…大人げない。

shot-15.12.31_02.50.01-0811

エムデンはその頃イギリスの洋上無線基地をぶっ壊してやろうと考えました。
ココス諸島のディレクション島へと向かい、陸戦隊を上陸させます。
島の住民は抵抗せずに「ラジオタワーを倒すならテニスコートの方には倒さないでね」とお願いまでしちゃいました。
テニスやってる場合かーい!って感じですがこれにエムデン側も同意。優しいね、エムちゃん。
しかし残念なことにディレクション島の無線基地はエムデンの接近を感知し緊急電報を発信していました。
これによって駆けつけた同盟国オーストラリアの軽巡シドニーと戦闘。
長期の航行でガタがきていたエムデンは奮戦むなしく大きな損傷を負い、沈没を避けるために座礁。
母国ドイツへは帰れませんでしたがエムデンのながい戦いは終わり、乗員は捕虜として収容されましたとさ。

エムデンは30隻以上の艦艇を撃破・拿捕しましたがミューラー艦長は紳士的で騎士道精神にあふれた優れた艦長であったためマドラス港での1名を除き商船乗組員(民間人)の死者を出すことはなかったそうです。

出典:Wikipedia(E,J),World of Warships wiki,gunwales.

さて、ゲーム内での評価ですが非常に気持のいい撃ち心地の左右5門ずつの砲、そこそこな機動性…。
とはいえプレミアム艦なので同型の一番艦ドレスデンよりはちょっと弱々しい感じ。
見た目は美しいので売るわけには…!
Wikiのコメントにある通り飾りの砲があるので注意、全10門。
強い船ではないですが、もらえるのって嬉しいですね!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加