「カテゴリテリトリ」 山東ユカ

人と関わり合うのは 人生の醍醐味の1つじゃない

カテゴリテリトリ 6 (ヤングキングコミックス)

山東ユカ先生の「カテゴリテリトリ」を読み終わりました。
ひょんなことからOLである弥生理々子は見ず知らずの男2人とルームシェアすることに…というところからはじまるラブ:コメディ(比率1:9)です。
少女漫画とかによくあるイケメンと美少女のご都合主義ラブコメではないところが良かったです。
理々子はスリムで可愛いですが天然ですごい残念な感じだし、ルームシェアしている桃山は女装癖のある残念なイケメンだし、もう一人の同居人安土は堅物のスポーツマンでいいひと過ぎていつも貧乏くじ引いちゃうし。
登場人物は数えるほどしか出てこないのでそれもいいですね。

4コマまんがって子供の頃にサザエさんを少し読んだきりでめったに読まないのですが、この作品は前後が物語として連結しているのでコマ割り固定の漫画を読んでるぐらいの感覚ですね。
とても読みやすかったです。

個人的に理々子のバイト先の店長の仙石さんがお気に入りです。
オールバックメガネで服飾マニアとかすごい要素満載。
理々子はお酒を飲んで太っ腹なときがカワイイですね、同居の原因もそれですし。
楢崎もいいキャラしてますが、後輩の江戸川も生意気カワイイ。
あすかはいろいろな意味で真っ黒ですが理々子の飼い主として真摯に付き合っているし何よりかっこいいですよね。

絵の雰囲気はやはり女性作家さんっぽいですがいわゆるマーガレットやちゃおのような少女漫画系ではないです。
女の子は可愛いし男の子はカッコイイし、それでいて生活感がマックスのすごい作品でした。

Workingもそうですが女性作家さんの描く4コマまんがって面白いー!
次はスパロウズホテルでも読んでみようかな、っと。
キルミーもそういや面白かったもんね!