『OVERWATCH』楽しすぎてこまってしまいました!

買ってみなきゃわからない。

BLIZZARD ENTERTAINMENTが開発した人気FPS『OVERWATCH』を遅ればせながら購入しました。
正直この手のカジュアル系ゲームはアクの強さ謎の物理演算で気楽にやる分にはいいのですが真剣にやるほどではないと思っていました。
『Team Fortress2』もまだ有料パッケージの頃になけなしのお小遣いで買って長時間遊びましたし、前情報で「TF2に似てる」と感じていました。

アメリカンな感じのキャラクターも、リアリティのないマップも、目を引く派手なエフェクトも・・・。
刹那的な面白さはあってもそれが持続する類いのものではないはず。
大味な作品が面白いのは最初だけ。
美味しくても味が濃いと、結局薄味の日本食が食べたくなりますよね。

未来設定と派手なエフェクト&超高度から落下しながら登場するロボ要素に惹かれたマルチプレイFPS「*********」
電脳都市をハッキングして戦うけど色々惜しかった「***** ****」
満を持して名作SF映画を舞台にしたマルチプレイ超カジュアルFPS「**** **** : ****** *****」
感染により破滅した街をまるごと舞台にしたチーターだらけの「*** ********」
全てフルプライスで買って、心から満足できなかったゲームたちです。
もちろんそれなりに楽しかったですし、自分で買ってるんですから後悔はしていません。
でもフルプライス相当の面白さがあったかはちょっと疑問でした。

「宣伝文句に騙されてしまった私が悪いんだ。予約してフルプライスでゲームを買うのはやめよう。」

いつしか新発売のゲームに対して疑心暗鬼になっていた自分がいました。

『OVERWATCH』に対しても同じです。

「どうせみんなすぐ飽きちゃうんでしょ?」
「ベータが面白い?・・・そんなの信じられないよ。ただのFPSでしょ?」
「ベータ終わって正式になっても面白いの・・・?ほんとに?」
「・・・いくらなんだろ?値段を見てあきらめよう。服も買いたいし。」
「え!?4000円弱? 安い・・・『DIVISION』ゴールドエディションの1/3・・・。」

ポチッ・・・。

プレイしてみて・・・

わたしが間違っていました!!!

ごめんなさい、このゲームおもしろすぎます!
もうなんだかわけわかんないぐらいおもしろい!
なんで?なんでこんなに面白いの!?

私の間違いポイントその1:TF2には似ていない

まず私の勘違いしていたTF2に似ているという部分、これはまったくの別物です。
似ているのはあくまでゲームモードと試合前の待機時間ぐらいです。
ゲームモード自体はTF2でもおなじみのKOTH風の中央CPの取り合いやペイロード(PL)などがありよく似ています。
しかしゲーム性自体はまるで違うものです。
ゲーム性に関しては『League of Legends』に近いというべきだと思いました。
6vs6という少人数での戦闘。
それぞれ選択できるキャラクターがそれぞれまったく違う固有のユニークなスキルを備えていること。
試合展開をひっくり返せるほどのULTと、対抗するために自然と発生するチームワーク。
外枠こそTF2のようでしたが、中を見てみればこのゲームが良い意味でTF2とは大きく異なっていることに気がつくはずです。

私の間違いポイントその2:派手なエフェクトに魅せられた!

「大味な作品が面白いのは最初だけ。」これは私が先ほど放った妄言ですが、このゲームにはまるで当てはまりませんでした。
大味というのは「きめ細かく作りこまれていない」というニュアンスで使ったつもりでしたが「OVERWATCH」はとてつもなく作りこまれたゲームであることをプレイしてみて実感しました。
キャラクターの相互関係、戦略的で奥深いマップ、そして「自分がヒーローになったかのような快感」
このプレイ体験のためだけにここまで作り込んでいるのです。
オフェンスヒーローは苦しみながらも多彩なスキルで敵を倒すエース。
ディフェンスヒーローは前線で孤軍奮闘する攻撃的なヒーローの背中を守り敵を倒す。
タンクヒーローは敵陣へ突入し敵の攻撃を全て一身に引き受け、自己犠牲で他のヒーローを助ける。
サポートヒーローは死にかけた仲間を助ける戦場の天使。
そういった様々なクラスでの快感を得るために派手なエフェクトは必要最低限だなと感じました。

私の間違いポイントその3:ただのFPSなんかではない

FPSと言えば「ファーストパーソン・シューティング」の名の通り一人称視点で遊ぶシューティングゲームです。
FPS=一人称+シューティングなのですが、いつのまにか戦争ゲームのような雛形を盲信していた自分がいました。
左クリックで射撃、右クリックでエイム、SHIFTキーでスプリント・・・。
『OVERWATCH』をプレイしてわかったのは「FPSってもっと自由なもの」だということ。
当然ですが一人称でシューティングならFPSと名乗ってもいいんです。
ですがいつのまにかFPSというとBFシリーズやCODシリーズのように基本操作+様々なガジェットというシステムに慣れてしまっていました。
『OVERWATCH」では左クリックで攻撃ですが、右クリックはエイムではありません。
SHIFTキーも走るとは限りません。
ヒーローごとにまったく違うアクションとスキルが設定されているのです。
そのためわざわざホイールや数字キーで武器を切り替える必要なんてありません。
ヒーローらしく変幻自在のスキルをいつでも好きなときにジャスト・イン・タイムで使用できるのです。
これこそがこのゲームの「ヒーローとしてプレイしている感覚」を得る重要なポイントだと感じました。

長々と書いてしまいましたが、このゲームは間違いなく2016年を代表するゲームだと言えると思いました。
初心者でもすぐにゲームのコツが理解できる点もすごいことです。
特にリーパーなどの初心者向けヒーローは目的がハッキリしているのでわかりやすかったです。
まだ今日からプレイして4時間ほどですがリーパーとバスティオンが強いのと相手も初心者なので2回もPLAY OF THE GAMEになれて嬉しかったです!

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リーパーさんかっこよすぎですね。
黒いし、二丁拳銃だし。中二病な私にピッタリ!
バスティオンは心優しいロボっぽくて好きです。
今はこの二人とゲンジ、ソルジャー、ラインハルト、ルシオぐらいしか使えないのでもっと練習したいです!

本当におすすめのゲームです。
お値段も最近のゲームに比べると安いので、もし余裕があるならぜひ!

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