ガルパンプルバックタンク「⑧ティーガーII」

ちょっと!どこ行く気なのよ!

ガルパンプルバックタンク最後の⑧番はキング・タイガーことティーガーII!

ティーガーIIってあのエリカが乗ってた・・・?

そうです。
ティーガーIIはVI号戦車ティーガーのII型(B型)を指します。
もちろんI型は黒森峰では西住まほが搭乗していたティーガー。
ティーガーですら凄まじいのにティーガーIIでは前面装甲は圧巻の180mm・・・。
戦闘中に前面装甲を貫通した事例も証言もないという明らかにオーバースペックな戦車です。
大戦後期に生産されたため、撃破された数よりも燃料不足や故障で動けなくなっちゃたティーガーIIが多かったとか。
ティーガーの砲塔が垂直だったのに対して、ティーガーIIは傾斜装甲を採用しているのでパンターによく似ていますね。
砲はアハトアハトこと88mm。
ティーガーも88mmですがその砲身長は56口径。
ティーガー2はなんと71口径ですからその威力は凄まじく、精度も高かったようです。

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なんかあんまり活躍していないイメージなんだけど・・・

ティーガーII、実はドイツ戦車としては異色の存在なんです。
ティーガーもそうなんですけど、ドイツは第二次世界大戦の前半と後半で戦車の運用法が大きく違うんだそうです。
Ⅲ号戦車とIV号戦車は機動戦のために作られた戦車。
走って、撃って、また移動する。
バランスの良い中戦車を集中運用していたわけです。
ですが、ティーガーやティーガーIIは機動戦ではなく陣地突破・陣地防衛のための戦車でした。
そのため機動戦についていける足は、もともとなかったんです。

黒森峰の戦い方は短期決戦!
陣形を組み圧倒的な火力と装甲で敵を殲滅していくわけですが・・・。
そのためには敵を分散させない、逃がさない工夫が必要です。
決勝戦ではそのために森をショートカットして楔を打とうとしたのです。
しかし、大洗女子学園は煙幕を用いて脱出し有利な丘上の陣地へと移動しました。
とはいえ物量で勝る黒森峰は時間をかければこれも攻略できます。
でも結局包囲外へと敵を逃がしてしまい、これを追うことに。
もともとティーガーIIはこういった機動戦を苦手としているので、途中で足回りが壊れてしまいました。
もし西住流の戦い方に縛られなければ機動戦主体のパンター、待ち伏せ・陣地防衛のティーガー&駆逐戦車という分担なども可能だったかもしれませんが、それは西住流を否定することになるかもしれません。
ティーガーIIにとって適した戦い方が出来なかったのが活躍してないように感じてしまう原因だと思いました。
劇場版で高地を黒森峰とプラウダ、大洗のヘッツァーとⅢ突が占拠しようとしているのは、長大な射程と高火力を持つ戦車を有利な高地に布陣させることで活かそうとしていたようです。

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パーツです!

IMG_1484_Rこれまたシンプル!

IMG_1485_R不器用なのでありがたいです。

組み立ててみました!

IMG_1569_R左側面!
車体に対して砲がアンバランスなほど大きいですね。

IMG_1571_R確かにティーガーよりもパンターに似てる気が・・・。
側面の予備履帯がカッコイイです。

IMG_1572_R圧巻の88mm!

IMG_1574_Rリアも「ドイツらしい」雰囲気ですね!

IMG_1575_R最強の重戦車「キング・タイガー」に相応しい強そうなフォルムです!

ティーガーIIよりもティーガーの方が好きだったのですが、
眺めてるうちにこの「ばかみたいに強そう」な見た目好きになってきました!
もしこの戦車が大戦初期からあったら今頃どうなっていたんでしょうか・・・。
少なくともドイツの道という道がグチャグチャに・・・。笑

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