ガルパンプルバックタンク2「⑥重駆逐戦車エレファント」

回りこまれた!信地旋回!・・・あれ?

「ガルパンプルバックタンク2」、⑥番目はドイツが誇る重駆逐戦車エレファント!

駆逐戦車って?

エレファントはドイツ軍が製作した駆逐戦車です。
駆逐戦車とは砲兵科の歩兵支援車輌。
要は騎兵砲の機械版ですね。重たい大砲を歩兵が人力で引っ張るのは難しいですから。
一部の例外を除き、車体に砲を固定した戦闘用の車輌です。
戦車といえば回転砲塔ですが、回転砲塔はデリケートですしあまり重たいものを載せるとKV-2のようにアンバランスで使いづらい戦車になってしまいます。
そのため、回転砲塔を諦めた代わりに大口径の戦車砲を搭載した「戦車駆逐車」が流行しました。
回転砲塔と固定砲の違いがわかりやすいのはⅢ号戦車。
Ⅲ号戦車は回転砲塔に37mm46口径を搭載、後に50mm42口径が搭載できました。
でもそれ以上大きな砲を搭載するのは難しくIV号D型のような短砲身75mmで精一杯。
しかーし、Ⅲ号戦車の車体を流用したⅢ号突撃砲は75mm48口径まで装備できました。
また、Ⅲ号戦車の車体流用車輌としては3B突撃歩兵砲はなんと150mmの重歩兵砲が搭載されました。

エレファント?

エリカが大洗のポルシェティーガーに「なにやってるの!失敗兵器相手に!」なんて言っていますが、実は黒森峰にもポルシェティーガーあるんですよね・・・。
正確にはポルシェティーガーの車体が。
実はこのエレファント、車体はポルシェティーガーのものなんです。
VI号戦車の正式採用のためのテストでヘンシェル社の後にティーガーとして制式採用されるVK4501(H)と有名なポルシェ博士が作ったVK4501(P)が競いました。
テストの結果は圧倒的にヘンシェルの方が良く、ポルシェティーガーは煙を吐きながら地面にめり込んでしまいました。
しかし、ポルシェ博士を気に入っていたヒトラーさんはテスト前に90輌の生産を決行!
ニーベルンゲンには90輌分の車体が余ってしまいました。
そこでその車体を流用して制作されたのがエレファント!
ちなみに当初はポルシェ博士の名前から「フェルディナント」と呼ばれていました。
主砲は圧巻の88mm71口径!
以前は鈍重で失敗兵器という雰囲気でしたが、電気式駆動装置はそこまで悪くはなく火力の高さも相まって評判は良かったようです。

エレファント

パーツです!

IMG_1292_Rなんと車体と主砲だけ!
回転砲塔がないとドイツでも生産が簡単だったのでしょうか?

IMG_1293_R

組み立ててみました!

IMG_1653
うーんアンバランス!

IMG_1654右側面!
戦闘室が後部にあるので面白いですね。

IMG_1655でかい・・・。これがM3にやられたら確かに「なにやってんのよ!」ですね。笑

IMG_1656薬莢・・・捨てるとこ。

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