「最遊記異聞」 峰倉かずや

我ら十一名、己が心に定めし道の為ならば 身命惜しまぬ覚悟にございます

最遊記異聞 1巻 (ZERO-SUMコミックス)

こんばんは、ALVAです。
実はわたし、峰倉かずや先生の作品が大好きで小学校の頃から読んでました。
小学校5年生のときに友達に教えてもらって以来ずっと大好きなんです。
しかも母親も読んでいるという・・・。
最遊記のアニメはハマった時にはとっくに終わってましたけどその頃はレンタルビデオとかで見れたような・・・。

そんなわけで、最遊記やWILD ADAPTERなどは大人になってもいまだに読んでいます。
三蔵一行はみんなカッコイイのですが、最遊記のすごいところは設定が緻密!
天地開元経文のひとつ、魔天経文を持つ玄奘三蔵。
もともと光明三蔵法師が持っていた聖天経文とあわせて2つの経文を継承するべきだったが、妖怪に襲われ聖天経文は持ち去られてしまっていたんですよね。
この聖天と魔天の二つの経文をなぜひとりの三蔵法師が継承することになったかがこの記事でご紹介する「最遊記異聞」のストーリーの重要な部分のようです。

もともとひとりの三蔵がひとつの経文を所有し、それを護り次代の三蔵へ授けるもの。
この継承がどのように行われるのか、実は作中ではあまり語られていなかった・・・はずです。
てっきり光明三蔵法師が玄奘三蔵法師に授けたように、三蔵それぞれが後継者を育てていると思っていました。
烏哭三蔵法師の師を殺して継承するパターンもありましたし。
しかしこの「最遊記異聞」では三蔵候補を育てる大霜寺が舞台。
そこは後の光明三蔵である峯明と10人の三蔵法師候補が育成されている、三蔵育成機関なんですねー。

ここからネタバレ

一番最初に描かれていたシーン。
映っているのは光明三蔵と桃醍ですね。
ふたりとも三蔵法師の法衣を着ていることからどちらも三蔵法師となったことがわかります。
また、桃醍が「天恢」と呼びかけていることからおそらく倒れているのは「玄灰」なのではないかと思います。
天恢の名は恐らく三蔵法師としての法名だと思います。
これまでの伝統から魔天経文だけは妖怪僧が継承することになっていたので、天恢三蔵法師である玄灰は魔天経文の所有者のはずですね。
そして桃醍は剛内三蔵法師(無天経文)となっているようです。
この時点で3つの経文が出てきています。
さてこのシーンでは玄灰が力尽きてしまうようなので、ここで恐らく魔天経文を光明が受け取るんでしょうね。
玄灰は人の未来を視ることができ、ここで「闇と光」をみたと言っています。
光明の死&聖天経文の奪取=闇
自分が光明に手渡す魔天経文が後に玄奘三蔵に継承され希望が残る=光
こういうことなのかもしれませんね。

確か最遊人に魔天経文の持ち主である天蚕三蔵法師の設定画があったような・・・。
たぶん天恢三蔵法師と同一人物のはず・・・?
書庫をこんど漁ってみますね。

さて、感想ですがまだ1巻なので続きが楽しみという一点に尽きます。
この三蔵学園ストーリー最高に面白いんですよ!
三蔵候補はみんな一癖も二癖もあって、イチ押しはカーネルこと宗迅!
パティシエだの町医者だの経歴がすごすぎ!笑
次巻がほんっと楽しみです。

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