割り切って使う&高級な耳を持ってなければGood!
こんばんは、ALVAです。
最近色々とパソコンのスピーカーやヘッドフォンまわりの調子が悪いです。
寒くなってくると機械だってつらいのかもしれませんね。
さて、そんなこんなでPCのオーディオを見直してみようと思っていました。
目次
今の環境
Windows10、サウンドカードなし。
現在は主に3出力で使っています。
USBオーディオインターフェースである「Creative Sound Blaster X-Fi Go! Pro r2」に大昔に購入したBSSP10というBUFFALOの激安オーディオアンプがつながっているスピーカー出力。
光デジタルケーブルでワイヤレスサラウンドヘッドフォンである「SONY MDR-DS7100」がつながっているヘッドフォン出力。
最後がPCデスクから90°左にある42インチだかの液晶テレビで音声出力するためのHDMI出力。
この3つの再生デバイスをころころ変えながら使っていました。
ところが最近はMDR-DS7100の調子が少し悪くて、ヘッドフォンの購入を考えていました。
数万するヘッドフォン・・・ほどではないですが1万円台ぐらいで購入できるものを物色していると・・・
「ヘッドフォンよりもアンプをDAC搭載のものにしたほうがよっぽど音質に効果がある」
という言葉を発見。
うーん、DACってデジタル/アナログコンバーターですよね?
そんな違うもんなんでしょうか?
そこでおすすめされていたのがMADE IN CHINAの「TSdrena ハイレゾ対応 USB-DAC ヘッドフォンアンプ HAM-UDAA2」でした。
5000円程度なので、思い切って買ってみました!
もともと音質の違いがよくわからない
ひとまず前提として、私がまるで音質がわからない人間だってことをお伝えせねばなりません。
子供の頃は100円ショップのイヤフォンで育ってきました。笑
もちろん、もう少し値の張るものを両親が買い与えてくれていましたが、すぐに断線させてしまうので・・・。
そんな貧乏なお耳はおとなになった今でも同じなんです。
さすがに100円のイヤフォンは使いませんが「原曲に忠実」じゃなくても別に・・・。
大学生のときにSONYのMDR-XBシリーズをずっと使っていたので、強いて言えば低音が強いのが好きってぐらい。
なので、この記事の信憑性というか、そのへんはかなり怪しそうです。笑
いざ開封!
箱は最近の中国製品にしては悪い意味でシンプル!
ただの緑の箱に青の縁取りして、中国語フォントで打ち出したような刺々しい英語の製品名が記載されています。
近頃買った中国製品はみんな無駄に凝った箱だったのでこういう「箱なんかただの商品が傷つかないようにする梱包材だ!」っていう精神は大好きです。
こんなに大きく書かなくてもMADE IN CHINA感がバリバリ伝わってきます。
でもちゃんと表示するところは良いですね。
たまに「Made in PRC」だの「Made in ROK」だの分かり辛くしてるのもありますし。中身も至ってシンプルです。
USBケーブル、赤と白のRCAケーブル、そして本体です。
サイズは90mm x 90mmぐらいでしょうか。
厚みはボリュームノブの部分が最も高く、40mmといったところでしょうか。
フロントはこんな感じです。
左のスイッチは”イコライザースイッチ”というそうです。
T:トレブルブースト(高音強調)
D:ダイレクト(原音)
B:バスブースト(低音強調)
バスブーストは聞いてみると「おい、このヘッドフォン洞窟の中で聞いてるみたいだ!!」と叫びたくなる感じです。
たぶんSONYのヘッドフォンでもともと低音が強いからかもしれません。
さて、フロントの端子です。
左からライン入力、マイク入力、ミニプラグ、標準プラグ。
ライン入力があるってことは、なんかアナログっぽい再生機器で流した音をオーディオ接続コードで録音できそうですね・・・たぶん。
多くのヘッドフォンはミニプラグで事足りますが、高級なヘッドフォンは標準プラグの物が多いので標準プラグの端子がついているのは素晴らしいです。
背面。
同軸デジタル出力端子、ピンジャックがあるのは面白いですね。
さらに光デジタル出力端子、RCA端子もあります。
とりあえずパソコンとUSBで接続してみました。
インジケーターランプは暗めで、夜中に眩しく感じることはありません。
それでも控えめとはいえ光でお知らせしてくれるのはうれしいですね。
左のピンクのものは「音が出力される信号の強度」・・・要するに音量が大きいとピカピカ光ります。
緑は電源ランプ。
写真では黄色っぽいですがオレンジの光が現在入力されている信号の種類を示しています。
とりあえず手持ちの再生機器をつなげてみました。
これすごい面白くて、ヘッドホンだろうがスピーカーだろうがつなげたものすべてに音声を出力します。
スプリッターとしても優秀で、同時にスピーカー、ヘッドホン、イヤホンと3個同時に出力してもほとんど音量は落ちません。
この感じだと光デジタルとかも繋げれば同時に5出力できるんじゃ・・・?
よく仕組みはわかりませんが、ヘッドホンとスピーカーを同時に鳴らせるのは面白いですね。
反面、音量調整はすべて一括だったり同時に鳴ってしまうからヘッドホンで聞くときはスピーカーを物理的に消音せねばならずちょっと面倒っちゃ面倒です。
とはいえヘッドフォンは光デジタル、スピーカーはUSBインターフェースで出力している上にそれらの切り替えはショートカットマクロキーで一発なのでそれほど困りません。
音質は?
とりあえずヘッドホンで聞いてみました。
一つ、音質についてのお話をする前にしっかりと話しておかねばならないでしょう。
私はとんでもなく圧縮したmp3を聞いて満足できる耳を持っています。
それが足りない音質を補完する程の想像力の賜物なのか、単純に耳が貧相なのかの判断はこの記事を読んでくださっているあなたに委ねます。
最初に聞いてみた感想は「え、違いが全然わかんない。」
はい、耳が貧乏ですね。
とはいえそこで諦めては試合終了。
ひとまず同じ曲を光デジタル出力をしているSONY MDR-DS7100で聞いてみて、もう一度USBDACで聞いてみます。
「あれ、なんか音がいっぱい聞こえる?」
本当になんとなくですが、少し音の量が増えたというかいろいろな楽器一つ一つを聞き分けられるようになった気がします。
とはいえ聞いているのはただのmp3。
単純にアンプのおかげで霞んでいた音も聞き分けられるようになっただけでしょう。
ではハイレゾを聞いたらどうなってしまうのか!
ひとまず1曲単位で購入できたchouchoさんの「piece of youth」。
劇場版ガールズ&パンツァーの主題歌なので好きな曲です。
基本的に女性ボーカルの曲で透明感のあるものが好みじゃないらしく、高音までキレイな歌はこの曲ぐらいしか思いつきませんでした。
ダンスミュージックハイレゾで聞いても違いがわかる気がしませんし。笑
とりあえずe-onkyo musicで1曲のみ購入。
foobar2000という有名な無料音楽プレイヤーソフトで聞いてみました。
ASIOはWindows10はダメなのか付属ソフトからインストールできず、仕方なくWASAPIで聞いてみます。
・・・残念ながら私にはそこまで劇的に変化したようには感じられませんでした。
まあクリッピングが聞き分けられないレベルの私の耳にとってハイレゾはまさに馬の耳に念仏。
ただ、勘違いだと恥ずかしいのですがやはりなんとなく音の情報量が増えたように感じられます。
突出している音域がないせいかいろいろな音が鳴っていることがわかります。
さらに言えばボーカルの声が今までならどこか実体感がなかったのですが、目の前で歌ってくれているような音に聞こえるような気がします。
とはいえ”気がする”レベルです。
例えばCDが1000円、ハイレゾが3000円だったら「CDでいいかな」って思っちゃうぐらいの差です。
500円差だったらハイレゾ買います。
とりあえず、聞き取れた!
これでもうバカ耳じゃないんだ!
やったー!
それで結局このUSB DAC ヘッドフォンアンプは買い?
これに関しては他のヘッドフォンアンプはポータブルのものぐらいしか持ってないのでよくわかりません。
例えば複数出力したかったり、お金はかけたくないけどいい音で聞きたいとかであればぴったりな製品でしょう。
あとイコライザースイッチはけっこう面白くて、例えばピアノとアコースティックギターだけの曲なんかはトレブルブーストにすることで低音が弱くなり聞きやすくなる気がします。
地味にフロントだけでも二系統同時出力は便利ですね。
あとは出力する端子を物理スイッチで選べたりしたら便利ですがまあそれはそれ。