『フリースタイルダンジョン』を観て感じたこと

ウェイヨー!(/・ω・)/

ヒップホップのヒの字もわかっていないにわかのALVAです、こんばんは。

テレビ朝日で毎週水曜日1:25~1:56に放送中の『フリースタイルダンジョン』面白いですよね。
去年から観てるのですが、出てくる人たちがどんどんビートに乗せて即興でラップするのって迫力があります。
本来ブログであまりテレビ番組のことを取り上げるのは苦手なのですが、先日の放送でちょっと思うところがあって書いてみようと思いました。

長めの自分語り

私がHIPHOPと初めて出会ったのはたぶん映画『8mile』。
小学生~中学1年ぐらいに観たような・・・?
たぶんWOWOWで観たんだと思います。有名なラッパー、エミネムの自伝映画です。
黒人しかいない完全アウェーの会場で振り絞るように自信の不遇や社会の不条理、そしてただの個人的な愚痴をビートに乗って吐き出す。
そして観客も黒人ばかりにも関わらず、人種に関係なく良いラップをした者は称えられるフェアな環境。
”マイク一本で成り上がる”という世界に憧れた人は多かったと思います。

私はあんまり音楽のジャンルにこだわりがないので、ヒップホップもほんのすこしですが聴いていました。
Nelly、EMINEM、Dr.Dre、2PAC、Kanye Westなどなど、定番どころだけですが。
英語なのでラップの上手さとかはわからないので、ビートで好き嫌いを選んでいた気がします。
Nellyは中学の校内放送でかかっていて、男子バレー部のヒップホップ好きの子に「この曲は誰の曲?」と聞いた覚えがあります。笑

そして日本のヒップホップとも出会い始めます。
最初に聴いたのはたぶんキングギドラ。
キングギドラの攻撃的な曲は他のラッパーに対するものから社会に対するものまであってすごいなーと思ってました。
ラッパ我リヤとかも一部で人気でした。
でもその頃はRIP SLYMEとかKICK THE CAN CREW、SOUL’d OUTとかが学校で流行ってたかな?
私もその頃は歌詞のメッセージ性とかじゃなくて曲の口当たりの良さでそういうアーティストを中心に聴いていた気がします。
でも次第にラップがどんどん一般化?していってわざわざコアな曲を探してまで聴くという感じじゃなくなっていきました。
いまやジャニーズでもラップしますからね。

そして高校生になる頃にはヒップホップが音楽プレイヤーから消えていきました。
その頃私はJamiroquaiにハマりつつ、70年代に傾倒するという今でもよくわからない精神状態だったのでBlondieとかSteely Danなんかを聴いていました。中二病か。

またしても自分語りが長くてすいません。
要するに何がいいたいかって言うと、私は”にわか”だってことです。
というのも、先日(2/15)の放送でR-指定さんが言っていることが私にクリティカルヒットしたからです。

やっぱりわたしは”にわか”だった

いつも気楽に番組を観ていたんですがCreepy Nutsの『未来予想図』を聴いて私が歌詞の「冷やかし半分」の一員だって再確認するきっかけになったからです。
もちろん「ヒップホップなら任せろ!」とか「ヒップホップファンだ!」なんて自称したことも無いのですが、無自覚な「にわか感」みたいなものがヒップホップをしている人たちを間接的に傷つけているんだと思いました。

というのも今私はほとんどヒップホップを聞いていません。
せいぜいYoutubeで好きなアーティストの曲を聞くぐらいでCDは買いません。
番組が終わっても彼らの動向を追い続ける?10年後も覚えてる?

私はまさに「手のひらを返す」視聴者なんだなーと思いました。
彼らに直接会うことも、Twitterで何か言ったりもしない私ですが、それでもそんなにわかファンの手のひら返しでも少なからず傷をつけてしまうこともあるのかも・・・って。
もちろん超自意識過剰なんですけど、R-指定さんの言葉を聞くまでそうやってブームを使い捨ててしまうことに罪悪感がない自分に気づけてよかったです。

個人的なベストバウト!

CHICO CARLITO VS R-指定 戦が凄まじくてびっくりしました。
CHICOさんの先攻がこれ以上無いぐらいかっこよくて「ロン毛とロン毛」で「本でも読んで」のところとか最高でした!
「このまま4連勝!」と思ったらR-指定さんの返しがすごすぎてびっくりしました。
即興ではあり得ないレベルなのに先攻のCHICOさんのラップもちゃんと拾っていて・・・。
他にもVS CIMAのROUND1もカッコよかったですね!
WHOOOO!ってすごい迫力でした!

DOTAMA VS ACE もすごかったですよね。
そこまで2連勝で凄まじい勢いだったDOTAMAさんの勢いをガッチリ受け止めてROUND3まで全力で戦ってましたね。
ACEさんの「勝てんぞ」と「カーテンコール」とか「3000本」と「サンセット」などオシャレで大好きです。
ちょっと見た目の偏見も入ってるかもしれませんが、変に英語を入れるんじゃなくてカタカナ英語を使うところが好きです。

東西!口迫歌合戦の第4試合 T-PABLOW VS CHICO CARLITOも衝撃でした。
T-PABLOWさんは先攻を取って勢いとテクニックで押していってカッコよかったです。
「ANARCHYみたいに言葉吐いたなら」と「スラム街に咲いたバラ」はすっごい素敵。
立ち振舞というか動きも余裕があってカッコよかったです。
CHICOさんは人の良さが出ちゃった気がします。
Lilyさんの言うとおり「低すぎる勝率と身長」は最高にイジワル 笑

今後の放送も毎週楽しみに、いつか「にわか」から「ちょっと詳しいにわか」ぐらいにはなれるようにしたいと思います!

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