スチームパンクトランク風サーモスタット
目次
低温調理機がほしい!
低温調理が趣味のALVAです、こんばんは。
低温調理いいですよね、鶏胸肉みたいな低カロリー高タンパクのお肉を柔らかく仕上げられますし。
ただ問題は常にお鍋の近くで温度を管理しなくてはならないということ。
だいたい60℃程度に維持するのですがなかなか難しいです。
これを自動化したいなーと考えたわけです。
私が思う程度のことなのでもうすでにたくさんの人がそのように感じていたようで、専用の低温調理器というものが存在していました。
Anovaというものだそうで、スマートフォンアプリと連携して温度管理ができるというスグレモノです。
時間、温度が設定できるのでお好みの調理ができますね☆
お金のある方で、DIYに特に興味のない人はこれを買うのが正解です。
さて、私はもちろんお金が全然ないのでなんとか自分で作ってみようと思いました。
すると、先ほどと同じように、同じ考えの方がたくさんいることがわかりました。
低温調理器を自作する!
低温調理機の自作は・・・実は私が書くより100倍わかりやすい解説がたくさんあります。
Googleで少し検索すればたくさん出てきます。
先人たちの知恵のお陰で私も少しはまともなものが作れました。
※この工作では家庭用の100V電源を使用する工作物を作ります。
感電や接続不良による火災等の事故が起こる可能性があります。
また、私はよく知りませんがこの工作をするには多分第二種電気工事士の資格が必要です。
全部自己責任でよろしくお願いします!
ちなみに私は第二種電気工事士資格を所持しています!(`・ω・´)シャキーン
☆材料
・タッパーなどの容器
これがサーモスタットの外装となります。
タッパーが加工の容易性と防水能力の高さからおすすめです。
私はセリアの木製トレイMをふたつ購入して組み合わせてみました。
・サーモスタット
これこそが温度を測定し、管理してくれるサーモスタットさん!
簡単接続ですし、基盤がちゃんとしたケースに入っています。
箱に取り付けるための固定具がとても便利です。
もっと安いものもありますが、そちらはDC12Vだったりしますのでご注意を。
・コンセント
こんな感じの3口コンセントがいいでしょう。
ホームセンターなら外側のプレートがなくて、もっと安価な商品もあるでしょう。
外側のプレートをセリアやダイソーでかわいいものと交換する予定なら最初から無いものを安く買うほうが正解ですね。
一口コンセントが3連になっているものもありますが、渡り線が面倒なのでトリプルコンセントを買うべきです。
・プラグコード
ある程度長さが必要です。
ケーブルとプラグを別々に購入して結線するより最初から片側にプラグの付いたものを買うのが便利です。
・電線
太さはいくつかありますが1.6mmでいいと思います。
もっと細い線でもいいかもしれませんが100Vなのでこの太さなら安心じゃないでしょうか。
コンセントに差し込むのも簡単ですし。
材料はざっとこんなものでしょうか。
コンセントを固定するネジとナットなども必要です。
サイズは容器次第ですがM4で長さは10mm~15mmぐらいあれば十分でしょう。
これで温度管理はオッケーですがタイマー機能がありません。
そこはこの商品がおすすめ!
これを使えばさらにタイマー機能までついてしまうのです!便利!
使い方は簡単、電子レンジみたいに動かしたいだけ回せばいいのです。
結線図
こんな感じです。
右側のNTCというのは温度を感知するセンサーで、サーモスタットに付属しています。
3番と4番に接続するには2本ずつ差し込まなくてはならないのでちょっとむずかしいですね。
スチームパンク風サーモスタット!
ということで完成しました。
実は今回で2台目です。
1号機はこんな感じ。
ただの箱ですね・・・。
外装のほぼ全ての材料を100円ショップセリアで調達しました。
セリアすごい。
電源もNTCのケーブルも全部テキトーに開けた穴から雑に出しています。笑
角用の金具もセリアで購入できました。
コンセントがずれているのがわかりますね。笑
木箱自体もずれがあるので、左側のズレは私のせいじゃない…はず! 笑
ということで1号機はこんな感じです。
これを作ってみて「次はもっとカッコイイのにしたい!」と思って作ったのが今回の2号機。
ひとまず「スチームパンク」という題材で作ってみることにしました。
スチームパンクは本当に素敵ですよね。
いろいろな方の作品を見るのが好きなんです。
そこで安易ではありますが「歯車」を使用してみることにしました。
うまい人は歯車なんてなくてもしっかりスチームパンクグッズを作っていますが、初心者の私の場合、歯車を使うと簡単に雰囲気が出て嬉しいです。
箱の塗装は「木目塗装」を行いました。
木箱に木目塗装をするとは思いませんでしたが、まあまあうまくいったのではないでしょうか。
せっかちなので一度にニス吹きすぎて気泡できちゃってますが。笑
取っ手の部分はセリアです。
歯車の数をもっと減らしたかったのですが、いかんせん減らすとただの箱に逆戻りです。笑
あと歯車が塗装のダメなところを隠すように貼られている…ことは秘密です。
コード穴も歯車で隠蔽。
穴がひどい開き方してたので良かったです。笑
蝶番は中央がなんと仏壇用のゴールドでゴージャスなもの。
左右はセリアの蝶番。
四つ角のリベット…じゃなかった、釘隠しはホームセンターで買ったものです。
けっこう安かったような…?
計器はほんとうに意味がありません。
なんかスチームパンクっぽいかなって。笑
まあ現在気温がわかるので、サーモスタットの水温と比べてタイマーの設定時間の調節に役立つかも?
コンセントの塗装はちゃんと分解して行いました。
そのまんまスプレーで拭いたりすると導電金具に付着して思わぬ事故が起きるかもしれないのでご注意ください。
内部配線はこの通りグッチャグチャです。
もっとケーブルを短くしてもよかったのですが箱の開閉が不安でかなり長めです。
たぶん半分でよかったかな…。
ペーパー電気工事士なので実技試験を最後にほとんど触ってなかったので・・・(言い訳)
箱の内部の塗装はさらにひどいです。笑
電源ケーブルを内部で軽く結んでおくと、引っ張られても端子部分に負荷がかからないのでおすすめです。
ということでこれで完成です。
いろいろなことに使えて便利ですよ!
低温調理に関しては全別記事で書こうと思います。
わからない点などありましたらいつでも質問してくださいね。