『Amazon Echo』でAlexaと未来へ!ファーストレビュー

音ですべてをコントロールするデバイス

Amazonのスマートスピーカー『Echo』をさっそく購入したALVAです、こんばんは。
流行り物に飛びついちゃうんですよね―。笑

スマートスピーカーとは音声アシスタント(Siriのようなもの)の搭載されたスピーカーです。
スピーカーに向かって声で指示をすることで様々なアクションを起こしてくれる便利な機械だと覚えておけばいいでしょう。

今回は目下日本でのスマートスピーカーの大本命とも言うべき『Google Home』ではなく、Amazonの『Amazon Echo』を購入してみました。

そもそも買うだけでも若干ハードルが高かったEcho

さて、時は遡り数日前、日本Amazonのトップページに颯爽と現れたのがEchoのバナー広告でした。

もともとこのスマートスピーカーというジャンルの製品はアメリカで『Amazon Echo』が2015年に同ジャンルとしては最初に発売され普及をした製品です。
そのためアメリカでのEchoのシェアは70%を超えていると言われています。
アメリカ英語とそれほど変わらないイギリスでの発売は昨年の9月末であることから、日本での発売が遅れたのはやはり日本語が少々特殊だというのもあるでしょう。

バナーをクリックしてすぐに予約しようと思っているとAmazonのページでは「招待メールのリクエストを送れ」とのこと。なんとEchoは招待購入制だったのです。

米国の発売時にも似たような招待の仕組みがとられたのですが、たしかあちらはプライム会員であれば購入できたはずです。
この措置はやはり日本の市場が特殊で普及するかどうか懸念があるということでしょう。
家電製品やドアのロックなど日本では規格やセキュリティの面でまだまだ普及していないスマートホーム、音楽の定額サービスよりもYoutubeで音楽を聞く人のほうが多かったりと難しい面も多いですからね。

招待メールのリクエストという呼ばれてないパーティ会場に自分から売り込みに行くかのような不思議な手順を踏んで数日待つと招待メールがきました。
どうやらAmazonのブラックリストには入っていなかった模様でホッとします。(何もしてませんけど 笑)

今回購入したのは『Amazon Echo』です。

届いたEchoは思ったよりカッコよかった!

招待メールの到着から18時間程度でもう手に入ってしまいました。
日本の配送業界すごい…。
普段はお急ぎ便をあえて適用しなかったりしているのですが、今回は仕事前に受け取りたかったので…。

使える”スキル”とありますが、スキルとはEchoの機能の拡張のことです。
通常時でも色々便利なEchoにさらに追加機能をインストールすることでさらに様々な専門的なコントロールが可能になります。(最初からプリインストールされているものもあります)
例えばこの外箱にも載っているMUFGなら株式の確認や三菱東京UFJ銀行の口座残高や入出金明細の確認などもできます。

様々な使用例が書かれています。
この辺はもう買おうと思ってる人たちは抑えていそうな機能ですね。

今回カラーはチャコール(ファブリック)を選択。
今後スキンの発売によってカラーは自在に変えられるようです。

まるでちょっとしたタンブラーのようです。

背面には電源の接続口、そしてAUXOUTがあります。
ステレオミニプラグで外部スピーカーへ接続できるようですね。

イルミネーションも綺麗です。

セットアップはまだ洗練されていないか

Echoのセットアップで困ったのは専用のアプリ『Amazon Alexa』です。
『Amazon Alexa』はiPhone/Androidアプリで、このアプリ経由でEchoの設定を行うのが標準的でしょう。
基本的なコントロールからEchoのWifi接続まで行うことができるのですが、このアプリなかなかクセが強く設定でさっそくつまずいてしまいました。

一度目のセットアップ時のWifi接続設定で謎のエラーが発生してからというものの、Echoは私がネイティブに英語を使いこなすユーザーだと認定したらしく、そこからずっと英語の設定画面が続きました。
ルー大柴さんや出川さんより英語力無いですけど私…!

要するにエラー時の「もう一度設定する」というリンクで日本語設定ページのスタートに戻るべきところを、修正しておらず何らかの条件で英語ページのスタートへと戻されたのです。
その後は英語ページですから、Try againを押しても英語のページに戻る無限ループにハマってしまい、仕方なく英語でセットアップを始めます。(タスクキルでもだめでした)

セットアップの終わりにEchoの使い方という動画が流れるのですが、この動画内で「Alexa」という単語が出てくると現実世界のEchoが即座に反応します。
しかも動画内の声だと判別しているようで、ライトリングが反応こそしますが特に動作はしません。

そのまま英語でセットアップは続き「Now you try!(試してみて!)」のページでは例文が「Alexa,what’s the weather?」という英語の例文が表示されました。
例えばSiriは日本語モードで実行中は英語の聞き取りは基本的にしません。
そのためどうせ無理だろうと思いつつ英語で話しかけてみると、なんとAlexaは私の英語の常識を覆す信じられない発音にもちゃんと反応してくれました。
ちなみに反応は英語ではなく日本語でした。笑
その後も「Alexa,What’s the news today?」と聞けばフラッシュニュースを音声で流してくれます。

突然「Echoのアップデートがあるので再起動が必要です」と言われ、何かボタンを押して許可をする必要があるのかと思いきや勝手に再起動していました。
10秒もかからないとはいえユーザーの許可無しに再起動&アップデートをするのは若干気にはなりますが、たまたま重要なアップデートで強制的に行われた可能性もあります。

とりあえず試しに「Alexa、使い方を教えて?」と言ってみると《”使い方”は”何かがそのために使われる”という意味です》と答えてくれました。日本語って難しい。笑
私とAlexaのファーストコンタクトはこんな感じでした。

ものすごい精度で音声認識してくれる

「Alexa」というキーワードから思いついたことを言えば大抵のことには答えてくれます。

天気やニュースはもちろん、時間やタイマー、アラーム。
スリープタイマーも設定できるし、スポーツの結果だって聞けてしまいます。

これらの動作がかなり遠くからでも行うことが出来ます。
マイクからかなり離れていても動くのですからビックリです。

横になってる状態でAlexaに音楽を流してもらいつつ、スリープタイマーの設定などというもはや王様のような生活も!笑

便利だけど融通の効かない音声認識での音楽再生

まずはやっぱり音楽再生でしょうか。

先日Prime Musicに追加されたゲーム『ペルソナ5』のサウンドトラックを再生してみました。

「Alexa、ペルソナ5のアルバムを再生して。」

《アトラスサウンドチームのアルバム、『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラックを再生します。》

こう答えたAlexaはすぐにアルバムの最初から再生を始めました。
このアルバムはCDで持っているのでお目当ての曲『Last Surprise』は17曲目にあります。

「Alexa、17曲目を再生して。」

《17曲目というプレイリストを見つけられませんでした》

ん?・・・英語っぽく言うべきなのかな?

「Alexa、トラック17を再生」

《・・・》

「Alexa、頼むから17番目の曲を再生してくれない?」

《Amazon Music邦楽ステーションを再生します》

突如勝手に音楽が流れ出す。
すぐに椎名林檎さんの曲だとわかるのですが、曲名が思い出せない。

「Alexa、この曲って何ていうの?」

《今はわかりませんが、もっと勉強しておきます。》

「?・・・Alexa、この曲の曲名は?」

《椎名林檎&トータス松本の『目抜き通り』です》

これも聞き方次第のようで、ちゃんと曲名を教えてくれた。便利!
そっか、目抜き通りだったか。あのPVよかったなぁ…。
…あ、違う。私はペルソナ5のアルバムの17曲名を再生したかったんだ!

「Alexa,『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラックの17曲名を再生してくれ!」

《アトラスサウンドチームのアルバム、『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラックを再生します。》

そして流れ出したのは1曲目でした。

要するにこういうレベルでのコントロール自体をそれほど想定していないのです。
「Alexa、リラックスできる曲を流して」と言えばAlexaはこころよくムーディーな音楽を選んで流してくれるはずです。
でもミュージックソムリエの彼女に「おい、今すぐ俺の指定する曲を流せ!」と言う事は、フレンチレストランで白身魚の料理を目の前にしてソムリエに「今すぐ赤ワインをもってこい!銘柄はこれだ!」と指定するようなものなのでしょう。

試しに以下の言い方を試してみました。

「Alexa,『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラックの「Last Surprise」を再生して。」

「Alexa、「Last Surprise」を再生して。」

どの言い方をしても聞きたい曲へはたどり着けませんでした。

さらに言えば例えば「A Horse With No Name」で有名なAmericaの楽曲が聴きたくなって

「Alexa、Americaの曲を再生して。」

《グッドモーニングアメリカの曲をシャッフル再生します》

と返ってきます。
”グッドモーニング”なんて一言も言ってないのですが、どうやらAlexaが気を利かしてくれたみたいです。

Jean Luc Pontyの曲が聞きたくて何度も「ジャン・リュック・ポンティの曲を再生して」と言っても流してはくれません。

じゃあ有名どころでHalestormは?ってことで

「Alexa,Halestormを再生して?」

《よくわかりませんでした》

ならParamoreは?こっちはもっと有名だよね?

「Alexa、ParamoreのThat’sWhat You Getを再生して」

ここで初めて曲の指定までできて再生されました。
HalestormがダメでParamoreがダメな理由はわかりませんが、曲名指定までできると本当に便利なことがわかります。

ここでなんとなくわかってきたのが私の英語の発音がダメな上に、英語のバンド名などがあまり検知できていないという点です。

例えばSOIL & “PIMP” SESSIONSの場合はかなり発音に気をつけなければなりません。
なぜならAlexa自体が「すいるあんどぴぷせしょんす」なんて発音したりするのだ。
曲名を聞くとちゃんと発音は大丈夫なのですが…。
ちなみにAlexaの発音に倣って「すいるあんどぴぷせしょんす」というと一発で認識されました。笑

Average White Bandなどは10回ぐらい英語の授業のように発音を頑張りましたがダメでしたね・・・。笑

逆に日本のアーティスト名ならばかなり早口でも認識します。
私は「きゃりーぱみゅぱみゅ」が大の苦手ですが、かみながら言っても認識してくれました。
ちなみにAlexaもきゃりーぱみゅぱみゅって言うの苦手そうでした。笑

あとはLOVE PSYCHEDELICOがどうしても認識されなかったり。

まだ日本語の固有名詞系の認識に関しては微妙ですね。
とはいえわざと難しいところを狙ったので、Jamiroquaiなんか一発で認識してくれますし人気のPharrell Williamsも一発でした。

まあ英語の発音がダメダメな私には厳しい部分があるのは間違いないですね。
例えば好きな曲はプレイリストを作成しておけば簡単に再生できそうです。

さて、とりあえず今日短時間使ってみたレビューを書いてみました。
詳しくは今後また少しずつ書いていこうと思います。
とりあえずプライム会員なら購入すべきでしょう。

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