[マウス] プロじゃないのにLogicool PROゲーミングマウス レビュー

プロじゃなくても買える!

プロじゃないのにLogicoolさんのPROゲーミングマウスを購入しちゃったALVAです、こんばんは!

ということで今回は購入した『Logicool G(Logitech G)PRO Wireless Gaming Mouse』をレビューしてみます。
よかったら見ていってくださいね!

購入までの経緯

このブログをチラッと見てくださっている方の中には「あれ?またマウス変えたの?」とお思いの方もいるかもしれません。いつもありがとうございます。

実はここ数年で私のマウスはとてつもない速度で変化しています。(自慢ではなくむしろ悲惨な話です)

・2016年4月
Logicool G602(3年保証)を購入

・2017年4月
ホイール押し込みが反応しなくなりG403WLと交換して頂く

・2017年9月
ホイールを回転しても反応しなかったり逆方向へスクロールするようになりG703と交換して頂く

・2018年9月
交換してもらったG703でほぼ同様の症状が発生、保証期間内だったがもうやり取りがめんどくさいので新しいマウスを購入(いまここ)

ということでこの2年半でマウスが4回も変わりました。
正直Logicoolさんのサポートは保証もしてくれて嬉しいのですが、そもそももうちょっと信頼性のある製品になって欲しい気もします。
ちなみにこの期間内にキーボードも初期不具合で交換していただいているので…。

保証期間ではあるのですが、交換品が届くのにも時間がかかりますしいっそLogicoolの一番高いマウスを買って不具合が起きないならそれでいいやということでPROゲーミングマウスを購入したというわけです。

私と同じPCでゲームをよくプレイするフレンドからはRazerがいいよとかSteelいいよとか言われるのですが、Logicoolは中学生ぐらいからずっと使っているメーカーなので…。
今回これで初期不良以外のトラブルになったらさすがに別のメーカーに切り替えようかなと思っています。

届いたマウス

Logicoolとの今生の別れかもしれない……そんな悲壮な決意を抱いて注文した1万円代後半という(私にとっては)高価なマウスが届きました。

Amazonでは出品者がころころ変化しており、供給がまだそれほど多くない印象。
Amazon側の在庫も無くなったりしているようです。

いつもどおり殺風景な撮影が始まりました!
外箱は高級感は無く、それなりの家電製品やPC製品にはよくある感触です。
しかし最近のLogicool製品の箱はアメリカのスーパーの吊るし製品みたいな質感でペラッペラなので、アレと比べれば箱の高級感は素晴らしいレベル。
コストダウンと高級感のバランスがいい感じじゃないでしょうか。

機械とかPCに詳しくない人にとっては呪文にしか見えないスペック一覧。
ここでの売りはやはり新型の光学センサー「HERO 16k」でしょうか。
第一世代HEROセンサーに比べてトラッキング解像度やアルゴリズムのアップデートなど進化したようです。
また最近のLogicool製ワイヤレスマウスに搭載されている無線充電システムLIGHTSPEEDにも対応しており、対応品のマウスパッドを別途購入しその上で使用すれば半永久的にバッテリーに給電されます。

ちなみに逆側には開発に携わったプロチームの名前が出ていました。
なんでもこのマウスプロゲーマー50人以上が開発に携わったんだとか。
あんまり詳しくないのですがZOWIE(BenQ)なんかはプロゲーマー監修のマウスを製作していて、プロゲーマーの使用率が高いらしいので餅は餅屋ってことでしょうか…?
あれ、この場合は餅を食べる人が餅を作ったって話…?

アメリカ版にはESL、Team SoloMid、G2 Esportsなどは記載されてましたが日本のチームは記載されておらず、開発時のモックアップによる目隠しテスト?もSOLOMIDのTシャツを着た人がやっていた写真があったので果たして日本のチームがどれほど関わっているのかは不明です。
日本版だけ若干小さいとかそういうのもなさそう…?

マウスが動かないように工夫された包装です。
機械的な製品にもかかわらず何度もテストを重ねた流線型のボディが不思議な感じです。

「PLAY TO WIN」という文字は外箱の裏側にも書かれていました。
約2万円なのでこれで勝てたら「PAY TO WIN」な気もしますが気にしないでいきましょう。

付属品一覧。
言語に頼らない図案中心の説明書スタイルはIKEAとかでも見ますね。
ちょっと気になったのはケーブルがこれまでの繊維タイプじゃなくてゴム皮膜なので充電中の使用は微妙です。
私は以前のG703とコネクタの形状は同じなのでそっちの布巻きケーブルを使用しています。

箱の中身は交換用のサイドスイッチとレシーバーなど。

まず持ってみた感想としては異様な軽さです。
中身入ってないのかな?レベル。
そして中央部の微妙なくびれがフィットしてとても持ちやすいことに驚きます。

(左からG-PRO-002WL、G703、G403WL、G602)

この2年半で交換したマウスたちが集合しました。(適当に保管してたので汚くてごめんなさい)
G703とG403は形状が一緒です。
サイズ的には若干G-PRO-002WLが小さめです。
全長はほぼ同じですが、高さはG703のほうが大きめ。
G-PRO-002WLは全体的に薄べったい形状です。

またG703などが右手用に製作されているのに対して、G-PRO-002WLはシンメトリーで左右で同じ形状をしています。
この辺は好みが分かれるところでしょうが、元々ガッツリ右手専用のG602を使用してきた私でも違和感をそれほど感じずに使用できています。

重量は約79グラム。(左サイドボタンのみ装着、裏蓋あり・ウェイトなし)
公称80グラムなので誤差範囲ですね。
これは圧倒的な軽さです。

ちなみにG703で105.9グラム。(裏蓋あり・ウェイトなし)
これでも「軽い!」と感動していたので、10年後には重さ1マイクログラムのマウスが完成しそうな勢いで軽量化が進んでいます。
(冗談はさておきこの重量は現状の限界値のようにも思えます)

G703と並べると大きさにはそれほど違いがないことがわかります。
左右クリックが指の形に反っているG703に比べて、G-PRO-002WLはマウス自体の丸みと同じで自然な感じです。
DPI変更に使われるボタンはホイールの後ろから裏面に移動しました。
個人的には全く使わないボタンなので気になりませんでしたが、こまめに切り替える人には大きな問題ですね。

裏面はこんな感じです。
左がG-PRO-002WL、右がG703です。
ご覧の通りセンサー部の左にボタンがあり、これを押下することでDPIを変更できます。
G703の非対称なデザインと違い、ボタンなどの差異はあれど形状はシンメトリーで美しいです。

鏡面仕上げになっており、間接照明がそのまま映るほどピカピカです。

裏面はこんな感じでウェイトや無線給電LIGHTSPEEDに対応できるようになっています。
この軽量さでレシーバーが入る穴があるのは衝撃でした。
G703はレシーバーを装着できなかったので…。

ソフトウェアはいつもどおり!

これまで同様「Logicool ゲーミングソフトウェア」が使用できます。
ついでにベータ版になるようですが「ロジクールGハブ」という新しいソフトも出ているので、新しいもの好きの方におすすめです。
正直ゲーミングソフトウェアはいろいろ問題があったので…私も乗り換えたい…。

マウスに設定を保存するか、PC側に保存するかを選べます。
PC側に保存したほうがソフトごとに細かく設定できますが、マウス側に保存すればどこに持っていっても同じ動作ができるようです。

PC側に保存する場合はこんな感じでインストール済みのアプリケーションごとにプロファイルを細かく設定できます。
ただキーバインドがあるゲームだったらそんなに使わないかな…。
ネット対戦系ではマクロとかは禁止の場合もあるし、そもそもゲームによっては動作しないことも。
今回は表示しましたが、左利きでも使えるように右サイドボタンの設定も可能です。
ちょっとテクニカルですが両サイドボタンをアクティブにもできるので、持ち方次第ではどっちも使えたり…?

DPIは細かく設定できます。
最大で5つの感度を設定できるので、必要に応じて切り替えできるようです。

マウス中央の光るロゴの色やサイクルを変更できるようです。
光らないでほしい人はここでオフにもできますし、電池持ちも良くなります。

光が徐々に切り替わるモードだと満充電時に50時間。

ライトオフ設定で64時間使用可能です。
14時間ぐらいの差ですが、充電回数が少なくて済むのは嬉しいですね。

使用感

Logicool ロジクール PRO LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス G-PPD-002WL

やはり驚いたのは重量です。
80グラムという驚異的な軽量化によってマウスを動かすという動作に掛かる負荷は軽減されました。
FPSを1時間ほどプレイしてみても、軽いことによる恩恵なのか疲れを感じません。
軽すぎることによる暴れもなく、重心が低いため安定性も高いです。
個人的には重いマウスで高感度のほうが精度が高いと思っていたのですが、軽いことは何よりもいいことだと思うようになるほどです。

形状も重要です。
両利き用のシンメトリーモデルなのでフィット感は薄いだろうと想像していましたが、届いてみるとまるで気になりません。
私はいわゆるかぶせ持ちというタイプなのですが、持ってみると中央部分のくびれに指がしっかりとかかります。
ケーブルを差し込んで充電中に使用するとなんとなく中心がずれる感じがして使いづらさを感じるので、ワイヤレス状態とワイヤード状態の両方で感触が違う面白いことになっています。

クリック感はシャープで、音は少し大きめ。
マウスホイールはコロコロ感が強く、1スクロールが明確です。その分一気に回転させるのは苦手?
これまでマウスの故障がホイールに集中していたのでホイールががっしりとしていて改善されてそうな感じで嬉しいです。
サイドボタンはかなり小さめですが、押し込みはしっかりとしたクリック感があって好印象。

まとめ:ワイヤレスゲーミングマウスの決定版?

個人的な感想となってしまうのですが、これまで使ってきたどのマウスよりも使いやすく感じます。
あまりに軽くて付けている指輪の重みすら気になって外してしまいました。
これほど軽いのにG703よりも断然充電の持ちが良く、長時間の使用が可能です。

ワイヤレスマウスというとつい10年前まではゲーミングやオフィスにおいて実用レベルではなかった印象ですがこのレベルの製品が出たことでワイヤレスは今後どんどん増えてくるんじゃないかなと思えるほどの完成度でした。

ただし私が先日G703の保証について問い合わせた際にLogicoolのサポート担当者さんが「いまはワイヤレスマウスの在庫が完全にない状態」と仰っていたので、新機種が一気にリリースされる可能性もあるんじゃないかと思います。
フラッグシップとも言うべき高価なモデルでなくとも、十分な性能を備えた新型マウスが登場するのであればそれで十分だとも思います。