運行管理者 基礎講習 準備編

平日三日間ってなんなの…。


言ってませんでしたが私の趣味の一つが「資格」です。
でも正直、人に言うほどの資格をとってないんですよね。
今回は8/23に行われる「運行管理者試験」の前提講習である「運行管理者基礎講習」を受講しに行きます。

運行管理者って何?

運行管理者(うんこうかんりしゃ)とは、国土交通大臣指定試験機関の行う運行管理者試験に合格した者などの中から、安全輸送の責任者として自動車運送事業者の選任を受けた者のことである。「運管」と略されることもある。(wikipedia より引用)

簡単に言うと、事業用自動車(緑ナンバーの車)を使って仕事をしている会社に必ず置かなくちゃいけない「必置資格」らしいです。
運転者に対する点呼、健康状態の確認、安全運行のための指示とかを行う事が出来る資格…らしい。
内容がふわふわなのはまだ受験勉強してないから…。

基礎講習って?

基礎講習は運行管理者試験を受けるための”受験資格”である「実務経験1年以上」の代わりにすることが出来る講習です。
基礎講習の日程は3日間なので、1年を3日で代えることが出来る素晴らしい講習です。
ちなみに事業者によって運行管理補助者に選任される場合基礎講習を受講する必要がありますので、受講終了すると
①運行管理者の受験資格ゲット!
②運行管理補助者になれる!
という一粒で二度美味しい…的な感じです。
16時間の講習で8700円を安いと思うか、高いと思うか…。
国家資格には厳しい受験資格(実務経験や大学などで所定の学科を履修)が必要な資格が多いので講習で受験資格を満たせるなら安いほうかなと思います。

どこでやってるの?

基礎講習は全国各所で行われているようです。
一番の有名どころはNASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)ですね。
講習認定機関一覧は国土交通省のコチラのページに載っていますよ。
NASVA以外だとトラック協会とか、自動車教習所なんかが講習を開催しているようです。

講習って何をやるの?

講習の内容は全体を通して全て「座学」です。
3日間、様々な講師の方が色々なお話をしてくれます。
全員に教科書のようなものが配られます。
役に立ちそうなところや、スクリーンに投影されているスライドの赤字部分などは自分の教科書にアンダーラインでも引いておきましょう。
試験に役立ちそうな内容から実用的な道路交通法のお話まで内容は大ボリュームです。
そして3日目にはこれまでの学習の達成度合い把握のために「試問」が行われます。
講習を行っている団体や講師によっては60点以下は補講対称となるそうです。

基礎講習に申し込むには?

NASVAの場合、インターネットによる講習申し込み方法 がわかりやすいです。
各自動車教習所などは申し込み方がそれぞれ違うので確認してみましょう。

運行管理者試験に申し込むには?

資格の管轄は国交省、講習を行うのはNASVA(など)ですが、試験自体は「公益財団法人 運行管理者試験センター」が行います。
インターネット申し込みが楽です。
証明写真や運転免許証などをスキャナで取り込み、ドンドンアップロードするだけです。
私はめんどくさくてスマホでパシャパシャ撮影しちゃいました。
確か顔写真以外はPDF形式でのアップロードを求められますので①Wordなどに画像貼り付け→②PDFで保存 すれば良いと思います。
必要書類は3つ。
①身分証明として「運転免許証」か「住民票」が必要です。
②顔写真が必要です。(運行管理者試験センター 証明用写真作成サービスを使えば簡単に作成できます)
③基礎講習修了証(講習受講済みの場合)、基礎講習受講予約書(基礎講習を受けていないが申し込み済みの場合)が必要です。

何で行けばいいの?

会場によりますが、基本的には公共交通機関を使用するのが良いです。
会場によりますが、車やバイクでの来場も可能なところもありますのでそのあたりは受講先に聞いてみましょう。
私の場合は区役所の隣接施設だったため車での来場は可と予約表に書いてありました。(駐車料金が発生しますが)
バイクの場合、敷地内の駐輪スペースが利用可能かどうか問い合わせるといいです。
今回の会場では施設前にバイクをみんな駐めていましたねー。

運行管理者試験の難易度は?

以前こそ合格率50%近かった(もっと前なら80%以上)のですが、近年は色々な重大事故の発生に伴い難易度が上がっています。
H26 第1回試験で14%というかなり厳しい数値が出て以降2回分は30%台に安定しています。
波がある感じですが恐らく30%台で固定したい感じだと思うんですよね。
何となく体感ですので参考程度にして欲しいのですが電気工事士とどっこいぐらい?FP1級とか宅建よりは簡単、ボイラー2級やITパスポートよりは難しい。

ということで運行管理者について書いてみました。
平日3日間の講習というハードルがある上に基本的に運送会社などの業界向けのため、業界と全く関係ない人が受けると浮きます、マジで。
作業服とか、スーツの人も多く会社に言われて受けに来ている人も多いようでした。
女性は全体の1~3%ぐらいですのでほとんど男性でした。
女性のかたもバスガイドさんっぽい服を着た人が多く、恐らく運送会社などの事務の方なのかなという感じです。
年齢層は30~50代、若い人もそれなりにいますが危険物とかMOSとかITPとかに比べると年齢層は高めです。
就活のために取りに来ている人はかなり少ない印象です。
資格マニアの人からすると取りやすい国家資格のひとつらしいですが…。