WOT 戦車紹介 No.2 「Type 97 Te-Ke」

九七式装甲車―――テケ車!

今回はType 97 Te-Ke…通称テケ車について深く知るために勉強してみようと思います!
スキンはリボンの武者のムカデさんバージョンです。

イギリスの豆戦車の系譜を受け継ぐTK車!

九四式軽装甲車…通称TK車はイギリス カーデン・ロイド機関銃運搬車Mk.VI 通称カーデン・ロイド豆戦車を参考に製作された戦闘装甲車です。
カーデン・ロイド豆戦車はただのトラクターの上に銃座が設置された「牽引車」であり、後ろに荷車(被牽引車)を引いて戦場を移動する装甲牽引車として開発・製造されました。
第一次世界大戦も終わりあんまり軍にお金をかけられなくなったイギリスで当時の菱型戦車ほど高価でなく、小さくて経済的な小型装甲車が求められていたのです。
もちろんこの頃は戦車同士が砲撃戦!みたいな想定ではなく、せいぜい対歩兵を想定したものでした。
そのため装甲はちょっとした銃弾を防ぐ程度でした。
軍備にお金をかけられないけど、歩兵を機械化したい各国は揃ってこういった小型牽引戦闘車を開発していたそうです。
さて、戦間期とはいえ優秀な兵器はみんなが欲しがり、特に優秀だったカーデン・ロイド豆戦車は世界に広がりました。
イタリアでは有名なC.Vシリーズの祖となりましたし、フランスではルノーUE2となりました。
そして日本にも輸入されたのでした。

日本に輸入されたカーデン・ロイド豆戦車は様々な試験や評価を受け、ただ真似をするのでなく発展型を考案することになりました。
それが九四式軽装甲車、通称TK車でした。(TKは特殊牽引車の頭文字)

優秀なTK車の後継車こそテケ車!

TK車は歩兵に随伴させても良し、装甲車同士での戦闘もでき、軽量で運搬も楽でとっても便利な装甲車でした。
当初は牽引車として作られたのですが、戦車が機甲部隊として歩兵から独立運用され始めたため歩兵随伴戦闘車として都合が良かったようです。
一応旋回砲塔、全面装甲、牽引も出来てとっても万能だったんですね!
機関銃の全周旋回砲塔は豆戦車としては画期的でしたし…まぁハンドル式じゃなくて肩で物理的に砲手が回すというものでしたけど。
優秀なTK車でしたが、装甲が薄く実は小銃弾が至近で貫通したり、機関銃じゃ火力不足でしたし、エンジンがしょぼかったり…。
そういった様々な問題にしっかりと対策をして制作されたのが九七式軽装甲車です!

たった二人しか乗れないけど、素敵な豆戦車!

出来上がったテケ車は非常に使い勝手がよく、優秀な豆戦車として戦場に登場しました!
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もうカーデン・ロイド豆戦車の面影はありませんね。
右のちょっと盛り上がっているところが運転者、砲塔に砲手兼装填手兼車長がいます。
砲は九八式三十七粍戦車砲…37mmが搭載されており対装甲性能もそれなりにあります。
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WOTでは史実通り火力はあるものの装甲は非常に残念なレベルです。
機動性はそれなりですね。
低Tierなので無理して偵察する必要はないので性能の良い砲を有効活用するために狙撃手のようなポジション取りもアリかも。
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無理に敵に肉薄すると一瞬で撃破されるぐらい装甲は紙ですね…。

リボンの武者での活躍通り?

やはりこの戦車を語るときに外せないのは「リボンの武者」!
面白いですよね!
しずか達の初戦の対アリサ戦のように肉薄して戦うのはちょっとWOTではオススメでないですが、砲の火力はそれなりなのでやはり機動力でポジションを確保しつつ立ちまわるというしずかの戦術は素晴らしいですね。
ちなみにローカスト2両目を撃破した時のようにラムアタックを仕掛けましたが…相打ちになりました 笑
しずかたちほど活躍するのは難しいですが、頑張って使っていきたいです!

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