「Lollipopシンドローム」 ボンジュール鈴木

胸の電源ボタンそーっとOFFにして

先日、ボンジュール鈴木さんの2nd EP「Lollipopシンドローム」がリリースされました。
友人にファンの人がいて聞かせてもらったのですが…。
かなりヤバいですねコレ…。

脳に直接囁かれる甘美なウィスパーボイス

独特な世界観の歌詞なのですがヘッドフォンで聴いてるとまるで幻聴のようにウィスパーボイスが突き刺さります
すごい可愛い声で囁かれるのでもうなんか気持ちいいです。
最初は名前からして「イロモノっぽいなー」なんて思ってたのですがとんでもない、すごい実力に裏打ちされた神がかり的なウィスパーボイスです。
この方向性って確かに今まであんまりなかったなって…。
それこそルーツでもあるフランス系のポップスってこういう感じの歌い方する人いますよね。
でもそれとも違うんですよね…。
説明できないウィスパーボイスの魅力が、聴くと一瞬で理解できる…。
そんな感じなんです。

顔を出さずに音だけで勝負する姿勢

ボンジュール鈴木さんについて調べると顔出しNGということがわかります。
PVとかで見る限りかなり可愛らしい感じなんですが、あえてそこを武器とせずに音だけで勝負する姿勢はすごいプロ根性ですよね。
ぶっちゃけ初見はかなり「イロモノ感」出ちゃってると思うんですよね。
私も聞くまではかなり色眼鏡で見ちゃってた気がします。
でも聞けばわかるんですが、かなりぶっ飛んだ曲調に歌詞ですが「イロモノ」だなんて絶対思えないんですよ。
アーティスト名やアルバムタイトル、曲名などかなり独特なんですが、そこに偏見を持ってしまったらもう思う壺です。
ふわふわした可愛らしいイメージの彼女ですが、例えるならこだわりの頑固なラーメン屋ですよw(変な例えですいません)
店の雰囲気だけで勝手に「あーニューウェーブ系かー」と思って入ったらゴリゴリのオールドウェーブっぽい醤油ラーメンが無言で出てきて食べたら美味しすぎて一発でKOされちゃうみたいな。
そんなプロ魂のようなものを感じてしまうぐらい「とにかく聞けばわかる!」と言いたくなります。
ちなみに作詞作曲演奏はもちろん、ミックス・マスタリングまでこなす本物のプロフェッショナルです。

独特のふわふわな世界観

小鳥のさえずり、犬の鳴き声、子猫の鳴き声などを使ったり、可愛らしい歌詞など色々な部分でその独特な世界観を感じることができます。
特に1曲目の「Lollipopシンドローム」は普通のパートはずっと可愛らしいラップのようなウィスパーが続くのですが、突然曲調が変わってドラムとベースが出てきたりすごい「ドキドキ」させる仕掛けが施されていてなんか目が離せない!(見てはいないけど)
そう、「ドキドキ」という表現は重要かもしれませんね。
彼女の曲を聞いていると可愛い声で「ドキドキ」しちゃって曲調で「ドキドキ」しちゃって歌詞で「ドキドキ」しちゃって。
だけど不思議と疲れないんですよね。
全体的にふわふわしてるからかな?

今年の「出会えてよかったアーティスト」の1人です!
早速Amazonでポチっちゃいましたw
1曲目の「Lollipopシンドローム」はPVで聞けます!
アルバムの中でも屈指の名曲だと思うのでぜひ聞いてみてください!

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