劇場版の隠しネタまで教えてくれる!?「ガルパン・アルティメット・ガイド 劇場版&アンツィオ戦OVA」を読みました

また劇場版が見たくなっちゃう最高の副読本!

こんばんは、ALVAです。
劇場版ガールズ&パンツァー、とっても面白かったですよね!
まだ立川では上映しているようで見に行きたいです。

さて、今日の記事では「ガルパン・アルティメット・ガイド 劇場版&アンツィオ戦OVA」という本を買ったのでその感想でも・・・と思っています。
この本がすごくて「え!?こんなの誰も気づかないでしょ!?」とか「こんなところまで力入れるの!?」みたいなのが多すぎてびっくりしました。笑
早速中身を紹介していきます!

ちなみに内容は完全に劇場版のネタバレなので、記事も本も劇場版を観たあとに読むのをおすすめします。

表紙はあんこうチームの5人!

ガルパン・アルティメット・ガイド 劇場版&アンツィオ戦OVA (廣済堂ベストムック)

表紙は描きおろしでしょうか。素敵ですね!
背景は鳥居があって向こうに海が見えていい場所ですよね。
行ったことはないですが、リボンの武者や劇場版でも舞台となった大洗磯前神社です。

もくじの次からもう衝撃!戦車道公式試合規則!?

もくじは劇場版とOVAの名シーンがフィルムぐらいの大きさでいっぱい掲載されていてテンション上がります!
そしてその次のページについに戦車道のルールブック的なものが!
あんまりこういった本を買わなかったのでこれまで公開されていたか知りませんが、こうやって規則集としてたった1ページとはいえ明文化されたものを見るのは初めてでした。
ルールブック自体はちょこちょこ出てきている気がするのですが・・・。
内容は別に目新しいものやとんでもない内容はなく、これまでガルパンを見てくれば知っている内容でした。
ただリボンの武者で競技場を偵察する場面がありましたが、この規則集でも試合当日の72時間前に競技場が提示されて、提示前は完全封鎖で提示後から偵察可能・・・とか。
「アピール権」として競技資格喪失(撃破判定)が出ても競技続行可能な場合は判定が出てから5分以内であれば競技続行をアピールできるともありこれはなかなかおもしろいルールですね。
プラウダ戦の最後の八九式中戦車とか撃破判定出てもおかしくなかったですもんね。

まずは劇場版のおさらいと各チーム&学園紹介!!

P6~P13までは劇場版のおさらいを簡単にしてくれています。
簡単にとはいえたくさんのスナップ?で名場面をテンポよく紹介してくれています。
もちろん文章もありますが、基本的には視覚で楽しめる作りになっていて嬉しいですね。
P14~P25は大洗女子学園の各チーム紹介と登場した学園紹介です。
それぞれのキャラクターと登場戦車を端的にまとめてあってわかりやすいです。
戦車にも細かい解説がついていて、初心者向けにわかりやすいです。
ちなみに劇場版でのシーンもちゃんと掲載されています。

第二次大洗市街戦完全実況!

P30からは劇場版前半のエキシビションマッチを詳しく解説されています。
P30~P31に見開きで大洗の地図が掲載されており、IV号戦車の移動経路が完全に再現されています。
そこからP43まで場面の移り変わりに合わせて戦況を詳しく解説してくれます。
約13ページにわたって解説されているのでとてもわかりやすいです。
大洗市街地での戦いは店名までしっかり記載されていて大洗に行く時にはとても役立ちそうな内容ですね!

ガルパンと大洗の立役者二人が豪華対談!

P46~P51は杉山潔プロデューサーと株式会社Oaraiの常盤良彦代表取締役のお二人の対談が掲載されています。
ここまで膨大な画像が掲載されていましたがここでは一転しっかりとした読み物になっています。
前半は大洗という街を舞台にするために大変苦労されたお話でした。
砲撃で壊れたり戦車が突っ込んだりするので許諾を取るのは言うほど簡単ではなかったでしょうね。
以前の記事でご紹介したとおり基本的に杉山プロデューサーは「ガルパンのおかげ」という気なんて一切ないんですよね。

ASCII.jpのガルパン杉山プロデューサーのインタビュー記事が面白かったです
ASCII.jpのガルパン杉山プロデューサーのインタビュー記事が面白かったです
「アニメにはまちおこしの力なんてない」

対談でも「きっかけになっただけ」というスタンスでとても素敵です。
大洗という街がもともと素晴らしいからこそ舞台として協力してくださってファンを温かく迎えてくださっている。
そういう大洗という街のポテンシャルの高さを感じますね。
ちなみにガルパンの特別住民票の手数料が街灯の整備に貢献したそうですからそれは嬉しいですね。

音響チームの対談もあります!

音響監督の岩浪美和さん・音響効果の小山恭正さん・録音調整の山口貴之さんのお3人が音に関するとてつもないこだわりを対談で明かしてくれています。
効果音は砲撃音などをほぼ新しく録り直している苦労とか・・・。
劇場の音響のお話とか・・・。
今回のガルパンの劇場版ではある意味で劇場音響の革命でしたよね。
各劇場が音響に力を入れて、ファンもその品質の高さがしっかりわかる。
そんな素敵な関係を生み出してくれたんだからすごいですよね。

ついに明かされる驚愕のCGメイキング!

P63からは劇場版のCGについて。
ガルパンといえばCGと絵のとてつもない高いレベルでの融合も売りですよね!
資料集めからモデリングなど、順序立てて説明してくれていてこういったことに疎いわたしでも理解できるようになっています。
P64~P68は大洗市街地のCGメイキング。
ロケハンで資料を集めモデリング、テクスチャー、完成・・・すごい労力ですよね。
空想で街を作るより、こういった本当にある街を再現すると本物と比較されてしまうから大変ですよね。
P69はアクアワールド茨城県大洗水族館のメイキング。
1ページですがかなり濃い内容です。
P70~P75は劇場版最終決戦の遊園地中央広場のメイキング。
観覧車や遊具、果てはヴォイテクまでちゃんと掲載されています。
P76~P77はCGキャラクターメイキング。
CGキャラクターの髪の動きまで細かく指示されていてすさまじいですね。
P78~P81は発砲や爆発のエフェクトメイキング。
カールの爆発も凄まじかったですよね。特殊効果凄い・・・。
P82~P85は戦車のアニメーションのメイキング。
戦車もフルCGでなめらかに動いていてかっこよかったですよね!
あのワンカットで30輌もの戦車が登場するシーンもすごかったです。
P86はCGI監督柳野啓一郎さんのインタビュー。
3Dのキャラクターがしっかり作品に溶け込んでいる凄さがわかります。
P87はカール自走臼砲のデザインをされた明貴美加さんのインタビュー。
カールは改造されているので史実通りとはいかずその苦労が大変だったみたいですね。

戦車のCGモデリング!

P89~P99にかけて戦車のCGモデルが掲載されています。
その辺はアハトゥンク2のほうが詳しいのですがモデリングやメイキングはないのでとてもおもしろいですね!
破壊された車両も出てきてかなりレアですよね。
BT-42の壊れたモデルを細かく掲載されていてびっくりしました。外れた転輪まで・・・。
あとサスペンションの動きがボーンで表現されていてさすがミリタリー系の人をも唸らせる作品だなぁと思いました。

P100~P101は各戦車と身長158cmの西住みほとの比較が見開きで掲載されています。

アンツィオ戦と愛里寿・ウォーの特集!

アンツィオ戦に関してはP106~P110と4ページにわたって冒頭の劇場版のおさらいと同じような形式。
残念ですがそこまで詳しくはありません。
愛里寿・ウォーも1ページでした。

最後は謎のボコミュージアムの特集!

最後はボコミュージアムについての特集!
ボコのうたの歌詞まであっておもしろいですよね。
ボコミュージアム行ってみたいな・・・。
あとは二宮茂幸さんがサンダースのC-5M輸送機について本当に詳しく解説してくださっています。
あれほど重量オーバーでどうやって飛行したのか!?
燃料はどうしたのか!?
ナオミの見ていたクリップボードは!?
など色々とおもしろい内容でした。

実は紹介してませんでした、トリビア集!

さて、実はこの本の多きな魅力が「トリビア」!
各章のあいだなどにとてもおもしろいトリビアが掲載されています。
これが本当におもしろい!
裏設定なども解説されていて面白いですよ!
これだけでも値段分は楽しめたと思います。
ただこの辺は劇場版のスタッフさんのお疲れ様本の方が詳しい部分もあるので両方あったほうがいいかも?

全部書くの大変でした!笑
この紹介で少しでも興味をもつ人がいたら嬉しいです!
1,500円という値段は間違いなく安いと思います。
本当におすすめですよ!

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