魔法もドラゴンも一切ナシ!中世東欧を舞台としたオープンワールド『Kingdom Come:Deliverance』

ボヘミアの地に平和を取り戻すため、鍛冶屋の息子ヘンリーは剣を取った。



最近面白そうなゲームの発売日が軒並み来年で悲しいALVAです、こんばんは。
2017年はもう半分近くが終了し、今のところ欲しいタイトルが来年までありません。
『Red Dead Redemption 2』も2018年に延期しちゃいましたし。
積んでるゲーム先に崩しなさいというゲームの神様の声が聞こえてくるようです。

さてそんな2018年、期待のゲームのひとつが『Kingdom Come:Deliverance』。
中世ヨーロッパ、それも東欧チェコの中西部ボヘミア地方を舞台としたオープンワールドRPGです。

一区切りにするにはあまりに大きな時代の変化

皆さんは”中世ヨーロッパ”と聞くと、どんな時代を思い浮かべますか?
華やかなヨーロッパの象徴となったルネサンス時代?
キリスト教支配による古代ローマ・ギリシア文化の破壊により文化的多様性を失った時代?
ペスト・政争で疲弊しきった暗黒時代?
実は”中世ヨーロッパ”とひとまとめにするのはかなり強引で、華やかな時代も暗い時代もあったのだそうです。
よく中世は暗黒時代とも言われますが最近ではそうでもなかったこともわかっていますし、古代ローマ・ギリシア文化の復興運動も各地で起こっており文化的な停滞ばかりではなかったのだとか。

ただひとつ言えることは秩序的だったローマ帝国の崩壊により大小の領主が乱立したこの時代、常に戦争や政争が起きていた時代だったことは確かです。
そんな戦争に巻き込まれ、村を焼かれ、家族や友人を失った主人公ヘンリーを描くのが『Kingdom Come:Deliverance』です。

時代と登場人物

作品ではボヘミアが舞台となっており時代は15世紀初頭だということがわかっています。
ボヘミアは長らく神聖ローマ帝国を構成する一王国であり、帝国の消滅まで一部であり続けました。
そのボヘミアでの騒乱といえばやっぱりフス戦争でしょうか。
ただ他のサイトでは「他国の侵略」とも書かれていますし、フス戦争以前なのかもしれませんね。
ジギスムント皇帝が出てくるのは間違いないようなのであとはヤン・フスなども出てくるのかも?
そして主人公は村を焼かれた青年ヘンリー。
果たしてどのようなストーリーなのでしょうか!

中世モノではむしろ珍しい「魔法」も「ドラゴン」もない

中世が舞台となるとどうしてもそこに一握りのエッセンスが入ってきます。
それが「魔法」であり「ドラゴン」であり「錬金術」であり・・・。
例えば『Skyrim』や『DRAGON AGE』など。
御存知の通り世界中で愛されるファンタジーゲームです。
しかしこの作品ではそういった要素は一切なく、一人の青年として中世の世界で生きるのです。
ファンタジーのない世界でリアルな戦争、人間関係などを乗り越えて巨万の富を築くも、戦争に身を投じ英雄となるも、無法者として生きるもプレイヤー次第という自由度!
中世ヨーロッパで自由に生きて、暮らす。
こんなに楽しいことがあるでしょうか!

私はこういうゲームでも律儀にモラルを守ってしまうチキンなので多分お金メインでしょうか・・・。笑
ズルくてコスい悪徳資産家になります。

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