ぬりたく~る…テンタクル!!
こんなことなら『Splatoon』1をプレイしとけばよかったと後悔中のALVAです、こんばんは。
21日に発売となった『Splatoon2』ですが、”スプラ有給”を取得する人までいたほど大人気!
ゲーム機自体が手に入りにくい現状ですが大盛況のようです。
今回このゲームをプレイしてみて感じたことを書いていこうと思います。
目次
コンバットシューター系ゲームの宿命
”銃を撃つ”という行為を基本的な部分に据えているゲームというのは結果として相手プレイヤー(またはAIの動物とか人間または宇宙人)の”殺害”を目指すというコンセプトになります。
銃を撃つということはそこに破壊が伴うわけで、どうしても血なまぐさい印象は否めません。
表現を”殺す”から”倒す”にしたところで本質的な部分は変わらないわけですから、流血表現や死体表現といったものを規制すればいいというものでもないわけで…。
中学生の頃にハマった『Team Fortress2』は流血表現を風船や紙吹雪に変えることもできましたが、倒された時に自分のキャラクターの肉片に矢印付けて「お前の膵臓だ!」とかやるゲームですから皮肉としか思えません。笑
さて、何が言いたいかというと「あの任天堂ですらシューター系のゲームを作ったら血なまぐさくなるでしょ」ってことです。
しかしもう御存知の通り『Splatoon』に爽快感や清涼感を感じても、罪悪感を感じることはありません。
戦うキャラクターたちが持っているのは水鉄砲。
まるで水をかけ合ってわいわい楽しんでいるようにしか見えません。
しかも「相手を倒す」というのは勝利の目的ではなく手段に過ぎず、敵を倒しても勝敗に直接影響しません。
あくまでステージ上の床面積に対してどちらが多くの割合を水鉄砲で塗りつぶすことが出来たか、ということこそが重要なのです。
戦うのが苦手な人でも楽しめるように床を広範囲で塗りつぶせる代わりに遠距離戦が弱いローラーといった武器があったり、エイムが苦手でも工夫や発想次第で敵の裏をとって有利に立てたりするのは素晴らしいです。
ある意味では『Overwatch』に近いコンセプトのゲームだと思いました。
フォトリアルな流血表現を目指すのではなく、デフォルメだけどリアルなインクの飛び散り方を目指した『Splatoon』はまさにシューター系のゲームが抱えていたジレンマをキレイに解決してしまったのかもしれません。
子供だましと侮るなかれ、新時代本格TPSをSwitchで!
さて、我々FPS/TPSゲーマーの多くが「マウス+キーボード」という組み合わせを愛しています。
むしろそれ無しじゃ生きられない…。
PS3やPS4でどれだけ楽しそうなFPS/TPSが登場しても「コントローラーエイムは無理…」と買う前からあきらめムード。
そんな私が『Splatoon2』のエイムは難しいながらも頑張って適応中です。
Switchのコントローラーには「ジャイロ」という機能が搭載されていて、コントローラを降ることでエイムの微調整が出来ます。
なので右スティックで大まかに合わせて、ジャイロでエイムを調整するという組み合わせが難しいけど面白いのです。
このスティック+ジャイロエイムはもしかしたらこれからの据え置き系ゲームの定番になる可能性もあります。
それぐらい面白い組み合わせです。
何より本当に敵を狙っているような感覚になりますし、本当の銃のように手ブレでエイムがズレるというのはなかなかおもしろい体験だなーと思います。
『Splatoon2』ではそこまで正確なエイムが必要ないとは思うのですが、だからでしょうかキレイにエイムが決まると本当に嬉しいんですよね。
ローラーを使えばそこまでエイムに拘る必要もないし、ショットガンみたいにインクをぶちまける武器もありますのでエイムがダメそうならそっちを使うというのも楽しいです。
ゲームは”面白い”だけじゃない!
そしてもう一つ、戦うだけでなく広場と呼ばれるゲームのロビー部分やショップ、そしてアイドル”テンタクルズ”。
それらがイカしているところも見どころ!
イイダもヒメもカッコイイ!
何故かイイダはタコですが、セクシーでカッコイイ。
ヒメは広場でジーっと見てると睨んでからニコッとして手を振られてノックダウン。
どちらもカッコイイのは見た目だけじゃなくて曲もです。
ファンが30分耐久バージョンを公開しているなど人気がすごいですね。
ハイカラスクエアと呼ばれるゲームの広場はとってもおしゃれ。
ストリートっぽくていいですよね。
ちなみに広場では前作のamiiboを呼び出すことも出来ます。
色々なギア(服や帽子)がもらえるのでお持ちでしたら登録しとくといいです。
最初はひとつしかギアがもらえませんが、ランクを上げていくと全部で3つもらえるようです。
ひとまずSwitchのキラータイトルは揃った
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』
『マリオカート8 デラックス』
『ARMS』
『Splatoon2』
ひとまずこれで夏までのSwitchのビッグタイトルが揃ったといえるでしょう。
ここまで少なくともSwitchはビッグタイトルの全てで高評価を得ていることは嬉しいですね。
ただゲームの少なさは否めません。
『ARMS』だけが新規IPだということを考えると、サードパーティはもちろん任天堂としてもっとたくさんのゲームが出れば一番でしょう。
とはいえつまらないゲームを連発されるよりは、こうやって確実にヒットするゲームを少しずつでもリリースしていくほうがユーザー側としては嬉しいですよね。
もっと練習してジャイロに慣れないと!