KODLIX AP42ウルトラミニPCを買ってみました!

ちっちゃいのにサブノートより性能が良い…!?

思えばパソコンの進化を肌で感じることが出来た世代の最後だったのかもしれません。
私が物心ついた時には家にパソコンがありました。
記憶が正しければそれはWindows95。大きくてずんぐりむっくりしたパソコンでした。
すぐに98になっちゃいましたけど、今でも95の起動音は覚えています。

それから約20年。
すっかり大人になってしまい、95なんて骨董品は滅多に見かけなくなりました。
私は子供の頃から進化していませんが、パソコンはすっごい進化しちゃって今やほぼ実用時にストレスのないレベルのとっても小さなデスクトップが売っています。
それが今回ご紹介するBEELINK KODLIX AP42 Mini PCです。

KODLIX AP42 Mini PC windows 10 Intel Apollo Lake Pentium N4200 Intel HD Graphics 500 RAM4GB ROM60GB

120mm*120mmの超ミニサイズPC

スペック

システム:Windows 10、Linux サポート
CPU:Intel Processor N4200 2M Cache, up to 2.5 GHz
プロセッサグラフィックス:Intel HD Graphics 505
RAM: DDR3 4GB
ストレージ:(C:) 57.5 GB
Wi-Fi: IEEE 802.11a/b/g/n/ac,2.4G+5.8G
Ethernet: 1000Mbps LAN
Bluetoothバージョン: 4.0

このクラスのスペックが面積でいえば文庫本と変わらないサイズに収まっているのです。
2008年頃にウルトラモバイルPCを買った時にIntel Atomという名前を知って衝撃を受けたのですが、約10年後に超絶進化した子孫に出会うとは思いもしませんでした。
当時はAtom第1世代N270(1.60GHz 1コア2スレッド)でした。
今回購入したPCのCPUはN4200。Atomの最新版である第5世代です。
最初のN270からすれば玄孫(やしゃご)ということになりますね!

メモリは4GBですので個人的には安心。
ストレージのSSD(厳密にはeMMC)は約60GB程度と小さいですが、ストリーミングでの動画の視聴とちょっとしたブラウジング程度ならば不便は感じないでしょう。

無線LANは流行りのacまで対応、有線は当然ですが1000Mbpsのギガビット対応です。

このminiPCというジャンルは長らく不遇の歴史を歩んできたのですが、ここにきてついに実用レベルという感じですね。
用途としては動画視聴、ブラウジング、NAS上の音楽を再生するなど普通のパソコンにできることはたいていできます。
ただグラフィックスだけはプロセッサ内蔵グラフィクスなので重たいPCゲームは無理でしょう。
艦これとかブラウザでプレイできるものは遜色なくプレイできるものと思います。

セットアップ

とりあえずケーブルを全部つなげましょう。
電源ケーブル、HDMIケーブルあたりを接続します。
ついでにマウスとキーボードなんかも必要ですね。
無線だと便利ですし、ワイヤレスパッドだとなお良いでしょう。

電源は赤いボタンです。
この筐体自体は中身を変えて各メーカー使用しているようなのでおそらくそのあたりはたいてい同じ感じだと思います。

電源を入れると言語選択が出るのですが、残念ながら日本語は標準でインストールされていません。
インターネット環境がない場合は英語で使い続けることになりかねませんので無線LANがあるといいですね・・・。
言語選択では思い切ってEnglishを選んじゃいましょう!
スペイン語とかよりは幾分マシです。
選択するとプルダウンメニューが出てくるので色々選びます。
まずは使用地域。
ここにはちゃんとJAPANがありますので選択してください。
さらにタイムゾーン、時差ですね。
これも大阪、東京のタイムゾーンがありますので選んでください。

次にプロダクトキーの入力を促されますが、これは左下のLater(あとにする)というのを選択してしまって構いません。
箱の裏面とか探しちゃいました。笑

これであとは指示に従っていくだけでオッケー。
無線LANとかの設定もここでできますよ。

これで少し進めばデスクトップが表示されますが、すぐにアップデートが入ります。
これもポチポチ押せば進むので待ちましょう。
1時間程度でしょうか?

使ってみてわかった廉価miniPCの実用化の成功

これまでも永きに渡ってパソコンの小型化は進んできました。
それはノートの形をしていたり、膝の上に置けたり、手のひらに収まるパームトップだったりと様々な形へと進化していきました。
今やノートパソコンは持ち運べてなんでも出来ますし、パームトップはスマートフォンとして順調に進化してきました。

しかしminiPCというジャンルはあまり進化してきませんでした。
ほとんどの場合、定置式のパソコンに求められるのはハイスペックであって省スペースではありません。
モニターの裏にくっつくという利点をとるために、低スペックのパソコンを喜んで買う人がいなかったのです。
どうせ定置するなら大きくて拡張性の良い普通のデスクトップを買うほうが性能も価格も満足できるものでした。

しかしついに価格と性能とサイズ全てにおいて満足できるレベルへとminiPCはステップアップしてきたのです。
「僕を電源とHDMIとマウスさえ繋げば使えるよ!」という自信満々のminiPC。
これからテレビのスマート化が進む上できっとminiPCが活躍する日が来るはずです。
スティックPCじゃ物足りないあなたでもきっと満足できるのではないでしょうか。

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