いまさらですが『Fate/Apocrypha』を観ました

ただの感想です

Fate/Apocrypha Blu-ray Disc Box I(完全生産限定版)

大好きなシーンがたくさんありました。
アストルフォはずっとカッコいいし、モードレッドが猫になってるシーンとかも意外でした。
14話のケテルマルクト戦とか、15話のモードレッドと獅子劫の密談?のシーンとかも大好き。
玲霞とジャック関連はどこを観ても悲しくて…物語でも子どもと母親が悲しむのは嫌ですね。

もう最終決戦なんてどのシーンでも最高でしたね。
(生き残った)全サーヴァントに見せ場があって、それぞれのぶつかり合いが…。
特に好きなのがケイローンとアキレウスの師弟対決。
純粋な闘争ではアキレウスが勝負に勝ち、ケイローンは純粋な戦いを楽しみつつも試合には勝つというのが印象的でした。
致命傷を負っても射手座を指し示すケイローンは本当にかっこよくて、アキレウスも師匠の前ではついつい敬語が出てしまったりもう最高のシーンでした。

戦闘シーンという意味ではカルナVSジークの戦いはもう世界創造してんのかっていう大災害バトルで好きです。笑
物語で終始カルナは涼しい顔をしているけど、この戦いでは目からビームは出るし地面溶かすしもうやりたい放題でしたね。
途中で劇画タッチになるのも好きです。歌舞伎っぽいシーンも…?
宝具のシーンは太陽に直で触って溶けて落ちてゆくような感覚が映像越しに伝わってきて大興奮でした。
これもうカルナには誰も勝てないです……!大好き。

終始アストルフォはカッコよかったですね!
FGOで出たときには女の子かと思ってましたけど、アニメ見て男の子だって納得です!
結局アストルフォが主人公なんじゃないかっていうぐらいのイケメンっぷりでしたね。
セミラミス様の宝具を破却宣言で受け止めるシーン「さあ刻限だ!我が心は月もなく、恐怖に震え、されど断じて退きはしない!」という詠唱?はまさにアストルフォの覚悟を示していますよね。
いつもは理性が蒸発してしまっているから恐怖が薄まる、でも理性が戻った今は騎士として相手との力量差も見えてくる。
そうなると本当なら恐怖を感じるはずなのに、アストルフォは”恐怖に震え”るけど”断じて退きはしない”。
敵の砲撃を避けるときも顔を振って恐怖を振り払う。
カルナと向き合うと冷や汗が出るほどだけど、恐怖を感じた上で対峙する。
シャルルマーニュ十二勇士の名に恥じない最高のサーヴァントだと思いました。

モードレッドと獅子劫のコンビはどのマスターとサーヴァントの組み合わせより一体感あってよかったですよね。
お互いに尊重しあって、かといって遠慮があるわけでもない。
これまでのFateシリーズにおいて最高の組み合わせだと思いました。
モードレッドも最期には生前の苦しみを飲み込むことができたし、獅子劫さんは呪いの苦しみや娘の死をある程度受け入れる終点へ至ったように見えました。

ジャンヌの覚悟と天草四郎の覚悟がぶつかる戦いは凄まじかったですね。
どちらも正義の一側面のような存在でしたから、結果的にああなるしか無かったのかもしれません。
ジルの犯した罪と深い悔恨の念を受け入れてジャンヌの盾になったシーンは「あ、ジル育てよう」となりました。笑
ジルかっこよかったなぁ……。
さらにジャンヌの第二宝具も凄かったです。(語彙力)
祈りの冒頭は聖書のもので、剣も矢も尽きそれでも唯一の命をかけてでも止めるという覚悟。
そして天草四郎は命をかけてでも「人類救済」の要である大聖杯を守る。
セミラミスと天草の関係も素敵でした。
最期の空中庭園のシーンを観てやっとバレンタインの最後のシーンに繋がるものなのだなと知りました。

最後はジーク君!
かわいい美少年なのに変身するとマッチョになるのがなんだか面白くて大好きです。笑
天草四郎との戦いもこれまでの道程によって得られた全てが要因となって勝利を掴む様が最高です。
変身ヒーローっぽいところがいいですよね…。
ラストシーンも素敵でしたし。

そういえばアタランテは第2部第1章の時といい悩みやすいタイプですよね。
子供たちのことや弱者を本気で想っているから、周りも見えないほどに激昂するんでしょう。
そういう真っ直ぐなところは素敵ですよね。
ただもうちょっと心理面での描写がないと、自分勝手にルーラーに八つ当たりしているように見えなくもないですね…。
そういうタイプの人じゃないのはわかるのですが。

ってゆうかもう語り尽くせないですね、フレンドとも2時間ぐらいApocryphaの好きなシーンについて激論を交わしました。笑

なんだか効果音が全体的に凄くって…ダブステップっぽいですよね。笑
BGMもレベルが高くて、シーンにピッタリとあってて良かったですー!

なんだかもう語彙力無さ過ぎですが、とにかく最高だったのでぜひ!
FGOやってるのに観て無くて結構損してたなーと思いました。
よく考えたらジャンヌはもちろん黒の陣営は未実装のケイローン先生以外全員所持してますし、赤の陣営は未実装のアキレウス、セミラミス、天草四郎以外は運よく所持していたのでさらにキャラクターが好きになりました。

内容的にカルナはあんなに自分勝手にジークの令呪全消費させるまでボッコボコにするのかなー?とか、ヨーロッパ圏の言語の違いとか作画上の問題点など若干気になる点はありました。
とはいえSNからずっと好きだったFateシリーズの中では、サーヴァント同士の共闘や関わり合いが多い点は嬉しかったです。
まあでもこうしてお祭りのような異聞が過ぎ去って、ジークとルーラーが共に歩める日が来たのを見れたのは嬉しかったです。
小説版は読んでいないので、時期を見て読んでみようと思いました。

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