[FGO] 2部第3章のサーヴァントを整理してみた(その2)

中華サーヴァント勢揃い!

シンピックアップ2も来たので、今回は新実装の6騎を3騎ずつ2回に分けて簡単に紹介したいと思います。
今回は第2回なので始皇帝・虞美人・赤兎馬を簡単に紹介したいと思います。

現在LB3実装済みのサーヴァントは6騎。
☆3:1騎
☆4:3騎
☆5:2騎
という内訳になっています。

ピックアップ2(シンピックアップ2召喚)

LB3実装直後に追加されたサーヴァントたち。
☆5:始皇帝
☆4:虞美人
☆3:赤兎馬

ストーリー中盤あたりから登場するサーヴァントが多いですね。

始皇帝

始皇帝(しこうてい)
クラス ルーラー
レアリティ ★★★★★(5)
最大攻撃力(Lv.90) 9,977
最大体力(Lv.90) 15,828
宝具 Arts多重自バフ宝具

始皇帝のエピソード

始皇帝は中華の歴史において史上初となる統一を果たした最初の皇帝です。
様々な思惑のもと敵国である趙で人質として過ごし、後に元商人の呂不韋の支援によって王位へと就きます。
その後は領土の拡張を続け武力による統一を成し遂げます。
その評価は時代によって大きく変わりますが、書物を焼き払い儒者を大量に生き埋めにするなど暴君としての姿もあれば、文字の統一や長さ・量・重さを定めた度量衡という測定基準を生み出す優秀な名君としての姿も。
様々な評価はあれど、史上初の中華統一を成し遂げた偉業は間違いなく優れた人物だったことの証明とも言えます。

FGOでの始皇帝

FGOの異聞帯では不老不死を錬丹術(水銀)ではなく仙術によって実現することを目標とし、哪吒の残骸から肉体機械化技術を得て不老不死を実現してしまいます。
その結果始皇帝の治世は2018年まで途絶えること無く続き、秦はついに世界征服を成し遂げます。
彼は儒を排しすべての民が芸術も音楽も知らないまま、しかし戦争も不幸も老いの苦しみも知らずに幸福に死んでいく社会を生み出しました。
始皇帝も首都に住む人々も搾取して贅沢をすることはなく、ひとりの人(皇帝)とその他全ての民が暮らす世界は幸せなのか、不幸なのか…誰も断定はできないかもしれません。

始皇帝の性能

クラスはルーラーだったため、これでFGOでは5人目のルーラーとなりました。
性能は1万に届かないATKとジャンヌに匹敵するほどの高いHPを持つ、ターゲットコントロール&クリティカルアタッカーの役割を得意とします。
宝具は非攻撃型の自バフで無敵(1T)&タゲ集中(1T)&攻撃・クリ威力・スター集中アップ(3T)
そのため宝具を撃つたびにマシュの”時に煙る白亜の壁”と”奮い断つ決意の盾”をあわせた効果を一度に獲得でき、さらに攻撃力とクリティカル系のバフがかかるため攻防どちらも優秀です。

スキル1:敵全体のチャージ減&防御ダウン(3T)
スキル2:敵全体に確立でスタン付与&自身の攻撃力アップ(3T)
スキル3:自身のNPを増やす(30-50%)&弱体解除&HPを回復

スキルは敵全体に作用するチャージ減とスタン(確率)が凶悪。
防御ダウンや攻撃アップも付属しており、さらに最大50%のNPチャージと弱体解除とHPと回復。
サポートではなく完全に自身へ作用する効果が多いが、結果としてターゲット集中による味方の保護が可能です。
完全に高難易度向けではありますが、他者に作用する効果がないためシナジーよりも単体としての強さで十分に高い評価がされている印象。強い。

虞美人

虞美人(ぐびじん)
クラス アサシン
レアリティ ★★★★(4)
最大攻撃力 7,970
最大体力 13,389
宝具 Buster全体宝具

虞美人のエピソード

前回の項羽でほぼ説明が終わってしまうほど。
項羽の愛人、創作では妻として描かれることも。
史記においても項羽の最期の戦いである垓下の戦いで突如として現れ、項羽と別れた後の記述はない。
そのため後世の創作などでは項羽の足手まといになることを避けるために自殺したとするものも。
項羽から虞美人へと最期に贈られた詩は「垓下の歌」と呼ばれ後世に伝わっています。

力は山を抜き気は世を蓋う
時利あらずして騅逝かず
騅逝かざるは奈何すべき
虞や虞や若を奈何せん

かなりアバウトにですが現代語っぽくしてみますね。

私の力は動かない山をも動かし、気迫はこの世を覆うほどだが
しかし時の運は私に味方せず、愛馬である”騅(すい)”は前へと進もうとしない
騅が進もうとしないというのに、いったい私に何ができようか
ああ、愛する虞よ…虞…そなたには何もしてやれない…。

このように最期の時まで虞美人のことを気にかけるような詩を贈っていることから、項羽にとっての虞美人の存在はとても特別なものだったことがわかります。

FGOでの虞美人

FGOでの虞美人はなんと真祖に近い精霊種にして不老不死。
月姫に登場する真祖に近い?存在であり、空想具現化能力(宝具みたいな)などを有する人を律するために惑星が生み出した存在。(月姫の真祖はほぼ全滅状態)
そのため項羽の戦った時代からずっと生き続けており、項羽との死別後も蘭陵王に出会い友のようになるなど中華の歴史の生き証人。
汎人類史の項羽と異聞帯の項羽はその生涯こそ違えど元は同じなため虞美人にとっては項羽との時を超えた再会をずっと願っていたことから同じように愛情を注ぐ。

虞美人の性能

信じられないほど低いATKに高すぎるHPを持つ超高耐久型のピーキーな調整のサーヴァント。
クラス補正も相まって7000をわずかに上回るほどの攻撃力しかなく、☆4アサシン最下位はもちろん☆3のアサシンに迫る勢い。
また、宝具は発動時に弱体解除と共に自身の強化状態を解除してしまうためいくらバフを掛けても消されてしまう。
しかし自身のスキルで対処可能なのです!

スキル1:自身に毎ターンNPを獲得(5T)&弱体無効状態付与(1T)
スキル2:自身に毎ターンHPを獲得(5T)&強化解除耐性をアップ(1T)
スキル3:敵単体のチャージを中確率で減らす+自身のNPを増やす(最大27%)

スキル1とスキル2は最速で5Tのクールタイムのため常時NPとHP獲得状態を維持することすら可能。
強力なスキルと宝具がうまく噛み合えば火力を補えるので、十分に活躍しそうです。

赤兎馬

赤兎馬(赤兎馬)
クラス ライダー
レアリティ ★★★(3)
最大攻撃力 6,434
最大体力 10,483
宝具 Quick全体宝具

赤兎馬のエピソード

中国後漢末期の武将である呂布……の愛馬である赤兎馬。
明らかにユーザーの「呂布と赤兎馬が人馬一体に!」という理想を破壊しに来たケモノである。
呂布がいつも乗っていた馬であり、後に様々な創作でいろいろな逸話が肉付けされた。
その人気からか単騎で英霊として召喚されてしまい、人馬一体…というよりはケンタウロスみたいな感じで戦うことができる…?
史実とか馬鹿らしくなる(馬だけに)。
実際に呂布が腕の生えた馬に乗っていたわけではないと思うのですが、項羽やケイローン先生といい馬型系サーヴァント大豊作の年になってしまいました。

FGOでの赤兎馬

だから馬だって!馬なんだってば!

赤兎馬の性能

やはり名馬は千里を走っても体力が尽きることは無いようで、極端なHP偏重型。
宝具はQuick全体攻撃&防御力無視で、確率でスキル封印状態付与(1T)。

スキル1:自身のQuickアップ(3回・5T)&スター発生率をアップ(3回・5T)
スキル2:自身にランダムでスター集中アップ・無敵貫通状態・回避(1T)付与
スキル3:自身のクリティカル威力アップ&攻撃力アップ(3回・5T)

スキル2がランダムなためクセが強いのですが、スキル1とスキル3は自身に3回・5Tという回数制で付与するトリッキーなスキルが揃っています。
しかし防御の要の回避がランダム、需要の高い無敵貫通もランダム、クリティカルアタッカーとして必須のスター集中もランダムと少々ギャンブル要素は高めです。
また、宝具のスキル封印は場面によっては通常攻撃を3連続で食らう要因にもなりかねず使い所は難しそうです。
とはいえQ系の全体宝具、攻撃バフ&Qバフを持っており、宝具の防御無視も相まって火力は出やすいサーヴァントです。

ということでシンピックアップ2で実装された3騎を簡単に紹介してみました。
面白いサーヴァントが多いですね。
実装6騎中攻撃宝具は3騎とかなり特殊なサーヴァントが多かったのではないでしょうか。
一見すると活かすのが難しそうですが、ハマれば強いためシステムやサーヴァントへの理解度が何よりも強力なバフになりそうです。

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