『ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN』購入&キャンペーンクリアしました!

王道系ストーリーでとっても楽しかったです!

思い起こせばまだ私がとっても小さかった頃。
航空祭で見たあのF-15の内臓のさらに内側まで響いてくるような音と空を自由に駆ける姿に憧れて、家にあった古いゲーム機とソフトで空へと飛び立った。
何をすればいいのかもわからないまま飛び立った私の飛行機は一瞬で吹き飛んで。
何度も何度もチャレンジしてようやく飛べるようになった。
あのゲームは……そう『SIDEWINDER』
結局、すぐに飽きてしまいクリアできなかった。

私がまだ小さく、それでも『SIDEWINDER』をプレイしたときよりは大きくなった頃。
誕生日プレゼントで買ってもらったXBOX 360でもう一度空に飛び上がった。
『SIDEWINDER』で苦手意識を持っていた私は映画のようなストーリーに惹き込まれてグングン上手くなっていった。
でも…でも!

トンネルがクリアできなかった!

あれこそが私と『エースコンバット』との戦いの始まりであった。

エースコンバット最新作買ったよ!

ということでこんばんは、ALVAです!
私がフライト系のゲームと巡り合ったのはたぶん家にあった古いプレイステーションでプレイした『SIDEWINDER』だとおもうんですよね。
このゲームが鬼のように難しくて。それでもかなり遊んだ覚えがあります。
たぶん母が買ったんだとおもうんですけど、母はゲーマーなのですがパズル系なのであんまりプレイしなかったみたい。

その後すぐに『エースコンバット6』が発売して私はそれを買うわけですが。
もうほんとトンネルがぜんっぜんクリアできなくて本当に悲しかったんですよね。
ちょうど部活で県大会がどうこうの時期だったので投げ出しちゃったのですが、その後もずっとクリアしとけばよかったなと思っていました。

そんな私についにリベンジの時が来たのです!
そう、シリーズナンバリング最新作『ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN』!
シリーズ恒例となったトンネルの有無もインタビュー記事で確認し「発売日に必ずクリアしてやる!」と意気込んで予約したのでした。

【PS4】ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN【早期購入特典】「ACE COMBAT™ 5: THE UNSUNG WAR ( PS2移植版) 」 「プレイアブル機体 F-4E PhantomII」「歴代シリーズ人気機体スキン3種」がダウンロードできるプロダクトコード (封入)

重厚なストーリーと軽快なアクション

ストーリーは強国オーシア連邦とエルジア王国が戦争状態に陥る中で、無人機が戦場の主役になり有人機はどんどん姿を消していく、そんな空で戦うパイロットたちの熱い展開が楽しめるゲームです。

誤解を恐れずに言えばストーリーはシリーズ未プレイのプレイヤーにとっては置いてきぼりを喰らう可能性はありそう。
私は6の序盤しかプレイしていないのでほぼ初見に近いのですが、現実の世界の地図とは全く異なった世界なのでまず地名・国名を覚える段階で躓きました。
エルジア王国(ユージア大陸)・オーシア連邦(オーシア大陸)が戦うというストーリーなのですが、そもそも大陸が違うのに戦場はなぜかユージア大陸(序盤は主に中部・東部)。

あとから大国のオーシア連邦はユージア大陸内にも多数の戦力を駐屯させている?ような感じだとわかる…?わかります?
普通この冒頭のニュース映像で出た地図を見て「あーこの青とオレンジの国が戦って間の小国群が揺れ動く感じ?」って思うんじゃないでしょうか…。
でも実際の戦場はオレンジの西。
ストーリーでオーシア側が追い詰められてる感が出ても「いや本国に助けてもらえばいいんじゃ…?」みたいな雰囲気は若干あるような…。
あくまでシリーズ初心者の視点なのでシリーズファンの人から見ればこの疑問も解決しそうですが、初見だと世界観含めて状況はよくわからなかったりも…?私だけかも。

とはいえこまけぇこたぁいいんだよ!!の精神でも全然いいと思います。
私もノリと勢いだけで十分楽しめましたし「わけわかんないけど戦争に巻き込まれた」という主人公像でも構わないような想像の余地がこのゲームにはあります。
主人公が一言も喋らないのでそのへんは自由なんですよね。

操作はカジュアルだけど臨場感は凄まじい

悪い意味ではなく操作はかなりカジュアルで、私のような初心者でもガンガン空戦機動(と言い張っている)も可能でした。
初見で離陸/着陸もできましたし、最初はまっすぐ下ろすだけで着陸できるような位置取りからスタートします。
空中給油も最初は真っ直ぐ飛ぶだけ。
途中から滑走路からズレた位置からスタートしたりもしましたが難易度設定が絶妙で、難しそうでも慎重にプレイすれば誰でもクリアできるようになっていると思います。(難易度ノーマルだからかも?)

操作も戦闘も普通にプレイするなら初心者にも簡単ですが、たとえば効率よく敵を倒すために広大な戦場をどのようなルートで飛行するかといった部分では熟練者とは大きく差が出ると思います。
味方への損害を減らすために敵の地上戦力の主力を叩くべきか、
それとも海上に展開している敵海上戦力を断つべきか、
制空権確保のためにまずは航空戦力を制圧すべきか。
そういった判断はどのステージでも求められる事が多く、効率的に敵を倒さないと時間切れになってしまいます。

さらにあまりにリアルになったため現実のパイロットに起こるような判断ミスがゲームでも起こるのが面白かったです。
たとえば本作では「雲」がひとつのステージギミックとなっていて、この雲の中に入るとミサイルの追尾が弱まり補足されづらくなります。
そのためドッグファイト中に雲があると突っ込むのですが、雲海の中で敵機を追いかけ回してなんとか撃墜して雲を抜けるとなんと目の前は海面。
いわゆる空間識失調といわれる平衡感覚がなくなってしまった状態にゲームでなってしまったのです。
もちろんHUDを見ていればわかることなのですが、自分では海面と平行に飛んでるつもりがいつの間にか地面に向かって飛んでいたのですからこれが現実だったらと思うと怖いです。
これまでのゲームでも飛行機に乗ると空と海の区別がつかなくなるような状態は起こったのですが、雲がリアルすぎて平衡感覚がマヒするのは最新作ならではなのかも…?

この画像もまるでムービーのようですがゲーム内のリプレイのSSです。
実際はミサイルを100発近く搭載するなんて不可能ですし、F-35はステルスのためにウェポンベイに搭載兵器を格納しなくてはならずハードポイントもあるとはいえさすがに100発は現実的な数字ではありません。
ですがゲームとしてのバランスを考えたときに気持ちよく戦えて、かつ2発ずつ発射すると50回しか戦えないという絶妙なバランス感なのです。
フィクションとリアルのバランスは素晴らしいと思います。
そもそもリアルでドッグファイトなんかありえませんし、してる時点でステルスも何もありませんし…。

少し気になった部分

やはり気になるといえばこれじゃないでしょうか。
これは「機体ツリー」と呼ばれる飛行機やパーツをアンロックしていくためのものです。
ツリーのため前段階を解除しないと次に進めません。
ツリーは4列+1が絡み合うように伸びている感じ。
全てF-16から始まります。
だいたいこんなかんじです。

・上段A(アメリカ歴戦の戦闘機ルート)
F-2AからF-15J・F-15C・F-15E、そして試作機のYF-23へと伸びるルート。
パーツが多いルートでF-2Aなど人気で実際に見たことある機種が多いはず。
実はF-15Cだけ上段Bルートの初期から分岐するのでここに入ってるのはおかしいかも。
ほぼ一本道で最終手前でF-22Aの手前、上段Bルートへ接続できる。

・上段B(アメリカ最新鋭戦闘機ルート)

F-14→F/A-18→F-35→F-22と続く王道ルート。
こだわりなければここいっとけば大抵なんとかなりそう。
標準ミサイルパワーアップパーツが多いので行かざるを得ない部分も。
途中でA-10をゲットできる!

・下段A(ヨーロッパ系個性的戦闘機ルート)

Mirage2000から続く欧州ルート。
Gripen E→Typhoon・Rafale Mから上段Bに接続してしまうため短め。
結局F-35も手に入るので上段BルートでF/A-18を入手したらTyphoonへ行き、また上段Bへ戻るルートもおすすめ。
ミサイル特殊兵装のパーツがあるのでGripenの手前の搭載量アップは取っておきたい。

・下段B(選ばないと粛清されるシベリア送りルート)

MiG-29Aからスタート。Su-33・MiG-31B→Su-30M2・Su-34・Su-37→
Su-47・Su-35S・Su-30SM→最後にSu-57へと至る。
他のツリーへの分岐が一切ないので、このルートを進んだ時点でソ連。ロシアからは逃げられなくなるシベリア送り状態に。
代わりに機体数が多く、どんな場面にも対応できる。

このツリーですが、ノーマル難易度でキャンペーンをクリアすると評価にもよるのでしょうが概ね1列全解除程度はできます。(F-16からF-35など)ロシアルートはきついかも。
とはいえたとえば日本人にとっては思い入れの深いF-2やF-15Jといった機体はツリーの上段。
そのためつまみ食いしているうちに最終局面になってしまうことも。

せっかくだしいろいろな機体に乗ってみたかったような…。
とはいえキャンペーンをクリアしてからが本番みたいなとこもありますからね。
可能ならランダムキャンペーンみたいなAIが作成したミッションをプレイしたりしたかったような気もします。
そもそもキャンペーンのミッション数は個人的な感覚では「少ない」と感じました。
ネタバレになるのであまり言いたくないのですが全部で50ぐらいキャンペーンがあってもよかったんじゃないかなーとか。
それかメインシナリオは今のままで、お金稼ぎ兼練習でフリーミッションがあってもよかったかな?

とにかく今年一発目の最新作が最高に楽しくて嬉しかったです。
ぜひプレイしてみてくださいね!

あ、ちなみに今作ではトンネルクリアできました!
すこしだけ成長したみたいですね…。