PCケース用のガラスミラープレートを購入した
先日ポチポチとメルカリを見ていたらふと「GPUトップミラー」という商品と出会いました。
フィギュアを飾るのにピッタリの商品のようです。
私はフィギュア持っていないのですが、これフィギュアとかなくても普通にかわいくね?ということで購入してみることにしました。
さらにグラフィックボードの下、PCのケースのボトムにも鏡を置きたいと考えました。
実は以前ハサミでカットできるミラーを購入して置いています。
これはこれで反射率が低い分目立たずいい感じですが、サイズも合ってないしちゃんとした鏡が欲しいなあと思っていました。
ということで今回はGPUバックプレート用をひとつと、ケース底部用をひとつ、合計ふたつのミラーを購入してみました。
制作してくださった吉村特殊パーツ製作所様はこちら
メルカリでの購入
特に画像は残していないのであんまり参考にならないかもしれません。
ただ注文自体はメチャクチャ簡単なので、欲しいと思った方はぜひ購入してみてくださいね。
まずメルカリで購入後、取引メッセージで作ってほしいサイズを注文します。
サイズは縦150mm、横320mmまで。
今回はケース底部のサイズが160×400だったので、サイズオーバーは別途相談とのことでした。
GPUの場合、補助電源より右側に空気の抜ける排熱口があるタイプはそこを除いたサイズで注文すると良いようです。
私は補助電源のソケットまでということで130×230をお願いしました。
これが私が使っているグラフィックボードなのですが、MSIのダサいカッコイイドラゴンマークの右側は一応排熱口のようなので、塞がないことにしました。
サイズオーバーの160×400は別の商品で対応可能とのことで「Razer Leviathan V2 LED反射ミラー【横幅500㎜】」を購入してサイズ指定してほしいとのこと。
お値段は8,480円だったので、150×320を超える大きなサイズになる場合はこちらを購入する必要があるようです。
GPUトップミラーと比べると今回の場合10×80mm程度の違いで値段が一気に倍になるため、そこはよく考えて購入してもいいと思います。
ぶっちゃけ私の環境ではGPUサイズのMAXである150×320で購入して設置してもそこまで大きく外観に変化はなかったかも、と思っています。
一方でフルオーダーメイドでこの値段は安いと思います。
こういうのは自己満足の世界ですからね。
自分が納得できればOKだと思います。
ピタッとハマるとうれしいよね!
ちなみに工作精度は±1mm程度の誤差が出ることもあるとのことです。
これは最大でなのであんまり気にしなくていいと思います。
金曜の夜(19時ぐらい)に注文したにも関わらず、すぐに返信してくださりオーバーサイズの相談などもできました。
土日はお休みなので発送は1週間後とのことでした。
福岡から発送となるため、都内住みの場合運送に2日ほどかかるようで、手元に届いたのは注文から10日目ぐらい。
オーダーメイド商品と考えるとすごい速いですよね。
届いたよ
鏡なので少し心配でしたが何と言ってもプロが発送しているのでバッチリ梱包してくださっていました。
GPU用のトップミラーはこんな感じ。
ミラーとミラーの間には梱包材がなくて少し不安でしたが、おそらくかなり剛性があるので変に間にものを入れるよりも重ねてしまったほうが安全っぽいです。
大きい方のミラーです。
どちらも小さなパケが付属していて、ガラスが直接部品に触れないように滑り止めパッドが入っています。
SAINT-GOBANのかっこいいシールも付属!
SAINT-GOBANってフランスのメーカーなのですが、生産国はドイツとのこと。
大学で実験用の鏡を扱うことがあったので名前だけは知っていたのですが、カッコイイロゴの会社ですね!
私の写真技術の問題で、鏡の美しさの5%ぐらいしか表現できていません。
普通の鏡と比べるととても明るく、演色性が高いと感じました。
四方の加工がとても綺麗です。
こちらは大きな方。
とてもきれいなのに写真に映せないのが悔しいです。
四隅に取り付ける絶縁体兼滑り止め。
6個入れてくださっていたので6箇所に貼ってみました。
裏面には簡易防湿処理が施されているそうで、腐食や変色を防ぐ効果があるそうです。
設置してみた
これもまた写真がダメすぎて申し訳ないんですが、これが設置後の雰囲気。
グラフィックボードが水の上に浮いてるみたいでコンパクトなケースなのに圧迫感がまったく無くなりました。
GPUトップミラーはこんな感じ。
目視ではもっと明るいのですが、写真だと暗く映っちゃいますね。
良い意味で目立たないのでケース内が広がったかのような錯覚を生み出します。
本来の使い方?であるフィギュアを置いたところも撮影したかったのですがテンタクルズのAmiiboしかありませんでした。
置いてみるとあまりにもいかがわしい雰囲気になりました。笑
フィギュアに限らず何を置いても透明感のある鏡なので映えると思います。
推しのいる方はぜひ飾って!
GPUの熱が若干伝わってくるので極端に熱に弱いものはやめておいたほうがいいかもしれませんが、たぶん大丈夫。
アクリルやPVCは60℃~80℃になると変形するようですが、ミラーを置いた上で空間温度が60℃超えてるならそれはもうミラーやフィギュアの問題じゃなくてPC側の問題なのでエアフローの見直しが必要でしょう。
PCケース下部に設置したミラーはこんな感じ。
電源側のエアフローに影響あるかなと思う人もいるかと思いますが、電源は下面排気なので問題ないと思います。
鏡のおかげでLEDが映り込んで少ない光源でもきれいに見えますね。
GPU温度は高くなった?
GPUバックパネルの上に設置するガラスミラープレート。
やはり気になるのはGPU温度にどう影響するかという点ですよね。
販売元の吉村特殊パーツ製作所さんでは温度変化についてこのように説明されています。
■温度管理における注意点
https://yparts1.stores.jp/items/6219a56c110dda3e9ca595c1
・当社ではRTX4070、RTX4090、RTX3090、RTX3080Ti、TITAN XP等でテストを行いましたが、ミラー有/無でGPUの温度変化はありませんでした。しかしながらお客様のご使用環境とは熱影響度が違いますので、温度管理はお客様にて確実に行って頂くようお願いします。
つまり「結構激アツGPUで検証したけど変化なかったよ。でも環境によって違うかもね。」ということ。
バックプレートの上にちょっとミラー置いたぐらいでは温度変化しないという検証結果も納得できます。
特にRTX3090、RTX3080Ti、TITAN XPあたりで問題がないならどのグラボでも温度変化は無いと言ってもいいはず。
3090とかほぼ暖房器具と言っても過言じゃない。
一方で引用にある通り使用環境によって違うぞというのも大いに納得できます。
例えばかなりエアフローの悪いコンパクトなケースであれば、放熱面はかなり重要なのでそこを塞ぐのは厳しい結果を生み出すことは容易に想像できる。
静音性を追求したケースなども影響は大きいかもしれない。
ということで私の環境で変化があるか試してみましょう。
安価なミドルサイズで、エアフローもそんなに良くないケースなのでこれで温度変化がなければ大抵のケースとGPUでの組み合わせで行ける気も。
NZXT H7Flow
前面ファン 140mm×3
上面ファン 120mm×3(CPU水冷ラジエーター)
背面ファン 140mm×1
MSI GeForce RTX 4080 16GB GAMING X TRIO
室温:26.5℃
ガラスプレートあり | ガラスプレートなし | |
アイドル | 44℃~45℃ | 43℃~44℃ |
FF15ベンチ | 最大67.9℃、平均65℃ | 最大67.4℃ 平均65℃ |
検証結果はこんな感じです。
それぞれ2回ずつベンチを回しました。
アイドルは1℃程度差がありましたが、これはほぼ誤差の範囲だと思います。
FF15ベンチに至ってはほぼ差がありませんでした。
ホットスポット温度も80℃前後でほぼ同一の値でした。
赤外線温度計でFF15ベンチ中にミラーの裏側(バックプレートに触れてる側)を計測しましたが45℃でした。(3周目のベンチで計測)
この結果から私の環境でもバックプレートをガラスで覆うことはGPUの温度にほぼ影響が出なかったと言えると思います。
個人的な予想では3~5℃ぐらい違いが出てもおかしくないのではと思っていました。
というのもバックプレートにちょっとしたヒートシンクを取り付けるだけでサブPCのRTX3080の温度が4℃程度下がった経験があったからです。
しかし結果はほぼ変化なしということで嬉しい誤算でした。
そのうちメーカーでミラーパネルとかインフィニティミラー搭載グラボが出てきそうですね!
まとめ:買ってよかったね!
ひとまず設置してみてやっぱりオーダーメイドで気軽にぴったりな製品を制作していただけるのはとても嬉しいことですね。
制作してくださった吉村特殊パーツ製作所様はこちら
買ってから気づいたのですが、メルカリからも買えますが公式サイトからも注文できるようです。
次に買う時は公式サイトから買います!
いま一部でブームになっているガラス製のマウスパッドも製作されています。
SkyPadとかちょっと流行ってますよね。
ガラスだけじゃなくてミラータイプのものもあるそうで、面白い試みです。
日本の熟練職人の技術が注ぎ込まれた美しいガラス製品の数々は見た目はもちろん美しいですが、実用性も高いそうです。
なんとグラフィックボードの排気口部分を丸く切り抜いたかわいいプロトタイプがTwitterでお披露目されていました。
これは素敵な試みですね。
マウスパッドも試しに買ってみようかなって思ってます。
意外と便利だなと思ったのは、GPUのファンが回ってるかどうかが鏡で一発で見えるということ。
「あれアイドルなのにGPU温度高めだけど…?」という時にちらっと見て「あ、ファン停止中か」とわかるのは地味に嬉しいです。
ちなみに吉村特殊パーツ製作所様では斜めに配置したミラーでGPUのファン側が側面からでも見えるようにする製品もあるみたいですよ。
フィギュアを持っていないとちょっと楽しみが減ってしまうので何か置こうかな。
綺麗な鉱石が好きなので、鏡の上に傷つかないように置いてみようかなと思っています。
アメジストとか水晶のクラスターを置いたらぴかぴかしてきれいかも。
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