次のCGはガイ・フォークスの火薬陰謀事件が題材!?

忘れるな、思い出せ、あの11月5日を、あの火薬陰謀事件のことを…あの火薬陰謀事件を忘れるはずがない。

そういえばすっかり忘れてましたが昨日はガイ・フォークスナイトでしたね。
日本ではハロウィンが何故か大人が仮装して暴れまわるという奇祭になっていますが、イギリスではこちらのほうがハロウィンよりも人気があるとか。
日本では流行らないかな?…いい大人が渋谷で人形焼き始めたらちょっとヤバいですね。
まさか火薬陰謀事件がCGのテーマになるなんてカッコイイですね!
CGの発注元はEMPEROR’S DAWNではないのかな?
どこかのテロ組織なのか、それともガイ・フォークスの再来なのか…。

・11月5日?火薬陰謀事件って?

ガイ・フォークスの火薬陰謀事件というのは、端的に言ってしまえば「クーデター失敗の日」ですね。
今でこそ穏健なイギリス王室も昔はヤンチャでした。
宗教的には総本山であるローマを主としてやってきたのですが、離婚問題でローマと仲が悪くなったのをきっかけに「イギリスの宗教のトップはイギリスの王様である俺様な!」と言い出しました。
これがイギリス宗教革命、国教会の成立の原因です。
敬虔なカトリックだった王様はローマから離反した後もカトリックとしてやっていくつもりが、反ローマの国ということでいつのまにかプロテスタントが大量に流入!
ただの離婚問題が面倒くさいことになりました。
その後いろいろあって、ジェームズ1世が王位に就くと「なんかカトリックとかピューリタンとかプロテスタントとか両極端でめんどくさいよな。国教(主教)のみを優遇するわ。」と言ってしまい大反感を買います。
このため熱心なカトリック教徒の中の過激派が「なんとかしないと…」と考え上院議場の地下に爆弾を運び込み爆破へと踏み切るのです。
その爆破を行おうとしたのが11月5日なんですよ!

まぁバッチリ失敗しました。
というわけでガイ・フォークスはカトリックの信者と信念を守るために行動した人なんですね。

その後火薬陰謀事件の主犯格であるガイ・フォークスのマスクを着けた男を主人公にした『V for Vendetta』というコミックになりました。
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世界的に有名なハッカー集団アノニマスがつけてるやつですね。
Vが着けているマスク、そして全体主義政府へのクールな反抗、最後には政府に抗う国民皆がこのマスクを付けて議事堂に現れたのを「匿名の集団」としてアノニマスが好んで使用しています。
今年のガイ・フォークスナイトでもロンドンやアムステルダムなどでMMM(Million Mask March)が行われたみたいですね。
イマイチ何に抗議してるのかは伝わってきませんが、みんなでマスクを付けて暴れまわろうっていうイギリス御用達の暴動イベントですね。

そんなこんなでこの仮面ばかり有名になってしまいましたが、もともとはカトリックを守ろうとした殉教者だったわけです。

・今回のCGは?

一体誰が発注したのかはわかりませんが、今回のCGは「爆薬運搬CG」ですね。
しかも運搬先が「インディアン座イプシロン星系(Epsilon Indi)」で、ステーション名は「London Relay」ですよ!
やばい、ステーション爆破CG…来ちゃうの…!?
もうTIER2なので、私は今晩から参戦させてもらおうかなと思ってます。
楽しみです!

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