火力も微妙?装甲も薄い?不遇の主力戦車?そんなことないし!…そんなことないし。
サービス開始後からちょこちょこプレイしてきたWOTもテクスチャのHD化など色々と進化してきましたねー。
戦車好きなのですが、あまり知識がないのでブログで戦車を紹介しつつ勉強するという完全に自分のために書いてみます。
まずは大好きなドイツⅢ号戦車から!
なんかちょっと影が薄い存在になっていますがドイツの超主力戦車なんですよ!
もうフランスなんかムーズ川でFCM 36が応戦したけどボコボコにされちゃったんだから!(ディスカバリーチャンネルで見ました!)
不遇の戦車?雑魚戦車?
数がいっぱいいて、なんとなくショッカーのような雰囲気が漂っていますがそんなことないですから!
Ⅲ号が活躍したのは西方電撃戦ですが、フランスのルノーB1 bisもFCM 36もⅢ号戦車の進軍を止めることは出来なかったのでした。
ただ…ちょっとピークが短かったかもですが。
原因としては「75mm長砲身を装備できなかった」ということらしいですが…WOTでは短砲身の7.5 cm KwK 37を搭載できますよ!
2種類のⅢ号戦車
WOTでは一応2種類のⅢ号戦車に乗ることが出来ます!
まずは「Pz.Kpfw. III Ausf. A」いわゆるⅢ号A型です!
ドイツは来るべき戦車運用戦術「電撃戦」を想定し、長期的な視点で戦車開発を行っていました。
その過程でⅠ号戦車Ⅱ号戦車を産み出しますが、これらはあくまで「主力のⅢ号戦車を作るためのつなぎ」に過ぎませんでした。
それまで、戦車は歩兵支援が目的で、あくまで歩兵と一緒に移動するもの。
歩兵とともに進軍していた牽引式の騎兵砲などの延長線上で、動力が機械式だったというだけ、あくまで大砲を車に載せました!みたいな。
よって行軍スピードは歩兵に合わせたものになっていたのですが、ドイツでは機甲師団・装甲師団に戦車を集中させ、機動力重視の運用をすることを考えていたのです。
それが電撃戦、戦車のみで構成された部隊がその速度を発揮して敵の前線を食い破り突き抜けていくという当時の常識では考えられない突飛な発想でした。
そして満を持して生み出されたのが「Ⅲ号戦車A型」です!
(戦場に颯爽と登場するⅢ号A型。前に出過ぎて孤立しているだけのようにも見える。)
片側5つの転輪を垂直にコイルスプリングで懸架しており、これは本車のみに採用され、他のバリエーションではトーションバーサスペンションを装備しています。
砲は46.5口径3.7cm Kw.K.36を装備しています。
一応分類としては中戦車扱いなのですが、WOTではA型のみ軽戦車とされています。
生産されたⅢ号戦車A型は、ポーランド戦に投入されましたが、生産スピードが遅く、本来中核となるはずのⅢ号戦車は少数しか参戦できず、代わりにチェコを併合した際に入手したTL-35やお馴染みのLT-38、訓練用に生産したⅠ号戦車、Ⅱ号戦車が大量に投入されました。
さらにⅢ号戦車は装甲が薄いことからポーランドの対戦車砲で容易に破壊されてしまう事態まで発生します。
残念ながら、少数しか生産されず最終的にはノルウェー侵攻を前に訓練用とされてしまいました。
(空も”少し”飛べる)
とはいえ、WOT内では優れた軽戦車です。
初期状態では残念ながらポーランド戦の二の舞いですが、改良砲塔に5 cm KwK 38 L/42を装備すれば早い・強い・やわらかいの三拍子揃った理想的な軽戦車の出来上がりです。
問題は本家Ⅲ号戦車と同じ大きさで、装甲が薄いことなので、とにかく動き回る必要があります。
格上の撃破は望むべくもありませんが、同格や格下には非常に強い戦車です。
主武装の5cm砲は高貫通・高威力・高連射のそこそこ素晴らしい砲ですし、フルまで改造し終えていれば格上戦に放り込まれても偵察能力の高さでもしかしたら貢献できます。
ちなみにAusf.は「Ausfuhrung」の略で、~型みたいな意味です。なので日本語訳はA型です。
ぶっちゃけ車幅大きすぎるよね…。
次に本家の「Ⅲ号戦車」!
第二次世界大戦以前よりドイツが練り続けた機動戦法である「電撃戦」の中核を担う戦車として作られたのがⅢ号戦車ですが、それは大戦初期のみとなってしまいました。
Ⅲ号戦車は確かに先進的な戦車でしたが、連合国側の進歩はそれを上回りはじめていたのです。
Ⅲ号戦車には「いずれ大きな砲が必要になる」というとても先見性のある理由から3.7cm砲を搭載しつつも、5cm砲も搭載できるように砲塔が設計されていました。
しかし、その”いずれ”はとても早く訪れ、そしてさらに大きな砲が必要になっていったのです。
何故ならソ連のパーフェクト戦車「T-34」や傑作重戦車KVシリーズを相手に、Ⅲ号戦車は全く役に立たなかったからです。
ドイツも負けじと様々なバージョンのⅢ号戦車を産み出しますが、元々の設計で5cmまでとしていたことから設計段階から見直さなくてはならなくなり、それはすでに新型戦車を作ったほうが早いという意味でもありました。
(電撃戦を諦めて物陰に隠れていたが車体大きすぎて至近弾)
大戦初期を支えたⅢ号戦車ですが、残念ながら徐々にその姿を消していき、主力戦車の座をⅣ号戦車へと譲り生産が終了しました。
(草むらから追い出されて苦肉の策で斜面を走行したら意外とちゃんと走れました)
WOTでは非常に面白い中戦車として登場します。
足が非常に速くまさにドイツ電撃戦の血統!といった感じですね!
砲が5cmL/60と7.5cmL/24で悩みどころですが、貫通を考えればL/60、榴弾の火力を考えるとL/24ですね。
条件さえ揃えば60km/hで動き回れる謎の快速中戦車なので、色々と戦術の幅は広がります。
Ⅲ号って最高速度40km/hと聞いていたのですが、実際は履帯の消耗などを気にしなければ70km/h近い速度が出たとか出なかったとか…。(史実の話です)
状況次第では体当たり(ラムアタック)も有効な攻撃手法となりえますね。こっちも大ダメージですけど。
「Ⅲ号戦車は飛ばした方がいい」という人もいますが、私は性能が機動性に偏っているとはいえ面白い戦車だと思うのでぜひフル改造してN型にしてほしいです!
(自走砲に肉薄し行進間射撃を試みるⅢ号戦車…当たったかどうかは秘密です)
Ⅲ号戦車について調べていると何となく愛着が湧いてきますね!
WOTでも強戦車ではないですが機動性を活かした電撃戦を展開すれば勝機がありそう…ですが開幕特攻とか迷惑かけられませんのでやっぱり草むらに( ´ノω`)コッソリ かな。
知らないことを調べるのは楽しいのですが、間違ってたらほんとごめんなさい!
戦車の資料はディスカバリーチャンネルとか雑誌とかWikipedia程度しか持ってないので…。
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