Radio:ALVAS Game Of The Year 2018

今年も楽しいゲームがたくさんありました!

今年もたくさんゲームをプレイできましたか?
私は毎日プレイしちゃいたいぐらいです!

さて、今年も勝手にRADIO:ALVASゲーム・オブ・ザ・イヤーを開催したいと思います。
今年は去年に負けずゲーム豊作の年でしたね。
去年の積みゲーは今年も積まれていて、いずれ神の怒りとともに大爆発することでしょう。
せめて1日が30時間なら…!と書いていて思ったのですが去年と全く同じことを言っていました。

2017年『ゼルダの伝説 : Breath of the Wild』

2016年『Overwatch』

2015年『The Witcher3』

2014年『該当なし』(以降旧ブログでの勝手にGOTY)

2013年『The Last of Us/Grand Theft Auto V』

2012年『Borderlands 2』

2011年『The Elder Scrolls V: Skyrim』

2010年『League of Legends』

去年までの受賞作はこちら!

それでは今年のRadio:ALVAS 勝手にGame of the Yearのノミネート作品をご紹介します。
誤解のなきように言っておきますが、今年はノミネート作品全てが通常の年であればGOTYとなっていたであろうゲームばかりです。
また、私はゲーマーですが基本的にPCをメインにプレイしているということ、そしてゲームが下手だということ、そしてへっぽこゲーマーであることを念頭に置いてこの茶番をどうか笑って許して頂けると助かります。
今回もいつもゲームを遊んでいるフレンドたちと議論の上でGOTYを決めました。

今年の話題作

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

ゲームとともに成長してきた世代にとってこのシリーズでたくさんの友達をボコり、そして沢山の友達にボコられたことでしょう。
格闘ゲームと違いカジュアルな見た目で、少年少女にとってのヒーローが作品の垣根を超えて戦うスマブラ(SSB)は多くの子供に受け入れられました。
しかし牽制、置き、着地狩りなど格闘ゲームとしての出来も良く、うまい友達にみんなで教わるなんてこともありましたね。
本作はその正統な後継作で、Switchでリリースされ現在も高い売上を記録しています。
子供の頃は買えなくて友達の家で遊んでた人、子供ができて買い与えた人、久々に会う友達と楽しむ人。沢山の人に愛されているシリーズだからこそですね。
登場キャラクターも76以上、オンライン対戦も楽しめます。
もちろんゲームとしても進化していますが、システム面は初代ですでに完成していたこともあり今作はネット対戦の快適さなどにも重点が置かれているようです。
たくさんの登場キャラクターと豊富なステージギミック、初心者にもチャンスを与えてくれるアイテムなど任天堂が目指すパーティーゲームとしての楽しさがギュッと詰まった一品です。

Marvel’s Spider-Man

本作はコミックをゲームに展開する上で間違いなく今後のお手本となるべき作品でしょう。
Batmanシリーズなどでも高いクオリティの作品が出ていましたが、本作はラチェット&クランクシリーズでもおなじみのInsomniac Gamesの最新作です。
特筆すべきはなんといっても「これこそがスパイダーマン!」というアクションとストーリー。
これでもかと作り込まれた美しいマンハッタンの街並みを爽快感あふれるアクションで移動する体験は他にはない素晴らしいものでした。
また、発売元であるソニーは近年所有するスパイダーマンの権利をMarvelと共同制作しており『Captain America: Civil War』にスパイダーマンが登場し話題となりましたが、本作でも他のMarvel作品の建造物などが登場するのでファンには嬉しいサービスです。
サイドミッションやヒーローと個人の間で揺れ動く主人公とヒロインの関係など魅力に溢れた作品となっており、次回作やDLCに期待したい2018年を代表する名作です。

Fallout 76

前作『Fallout 4』の約200年前を描く最新作『Fallout 76』はシリーズ初のオンラインマルチプレイに標準対応している意欲的な挑戦作です。
プレイヤーは前作の4倍近い広大なフィールドで他のプレイヤーと協力・敵対もしくは無視することもできます。
この世界にはほぼ人はおらず、出会う”人類”はすべてプレイヤーが操作するキャラクターということになり、出会う人々とのコミュニケーションは重要な要素です。
核戦争からたった20年しか経過していない世界はとても厳しい環境で、物資を漁ったり自分で生み出しながらサバイバルをして生き抜きましょう。
リリースから様々なバグが存在し正常なプレイ進行に問題があったりとコミュニティからの評判はあまり良くはなかった作品ですが、今後の展開に期待したいです。

Red Dead Redemption 2

1899年アメリカ、既に無法者たちの時代は終わりを告げ秩序が新大陸に満ちようとしている時代を舞台としたオープンワールド・アクションアドベンチャーゲーム。
『Red Dead Redemption 2』は多くの期待に包まれながら、前作から8年の月日を経てリリースされました。
本作は緻密なまでに作り込まれたオープンワールドと、自由度の高すぎるプレイング、そして時代に取り残されて苦しみもがき続けるギャング団の面々を描いた群像劇です。
物語の主人公アーサーは孤児の頃から面倒を見てもらったギャング団の長でありカリスマ的リーダーであるダッチと共に起死回生ともいうべき大強盗を計画するも失敗をし、ギャング団と共に逃亡生活を送ることになります。
もはや都市化や工業化が進み時代は加速していく中で少しずつ時代に取り残される無法者たちはどこかにあると信じる新天地で暮らすために悪事で金を稼ぎ続けます。
本作の大きな魅力は自由度の高いオープンワールドを馬に乗って駆け回れること、そして様々なランダムイベント。
ストーリーを進めずとも、広いマップを移動しているだけでどんどんランダムイベントが進んでいき主人公であるアーサーは様々なトラブルに巻き込まれます。
そこで困ってる人を助けてもいいですし、脅してお金を奪うことも。
イベントでなくても通行人を脅す、馬車を奪う、列車強盗に列車強奪とおよそ考えられることは何でもできてしまいます。
重厚なストーリーに高い自由度を重ねる手法は『GTA V』でも行われましたが、本作はそれが超高度なレベルで成立している名作です。

Assassin’s Creed Odyssey

2007年から2015年までAssassin’ Creedシリーズは毎年新作を出し続けていました。
しかし2016年は休止期間を設けることで新作がリリースされず、その後傑作である『Origins』が2017年にリリース。
古代エジプトを舞台としたロマン溢れるストーリーが展開された『Origins』から1年。
テルモピュライ、ペロポネソス戦争、ヘロドトスにスパルタのレオニダス王。
最新作『Odyssey』では誰もが一度は思いを馳せるであろう古代ギリシアへと舞台が移りました。
前作と似たようなゲームだと考えていたら大間違い、『Origins』を製作したモントリオールスタジオと今作『Odyssey』を製作したケベックスタジオは見事に違いを生み出しまるで異なるプレイ体験を実現しています。
美しいエーゲ海を突き進む自分の船の甲板から眺める大小の島々の素晴らしい景観。
その全てに上陸でき、複雑なクエストや敵が大量にいる基地などプレイヤーを飽きさせない要素が無数に存在するのです。
本作から導入された新要素として男女のプレイヤーが選択できることと、選択肢による物語の変化は語らねばならないでしょう。
通常主人公の性別が選択できる場合、会話などでは男性扱いも女性扱いもなるべくしないことで違和感を取り除く手法がRPGなどでは一般的ですが、本作では姉弟のどちらを選んでもそれぞれのストーリーがしっかりと展開するダブル主人公システムになっています。
会話には多数の選択肢が登場し物語のその後に大きな影響を及ぼすものも数多く存在します。
様々な歴史的な人物、名高い戦場、豪奢な建築物……それら全てが内包されたディスカバリー要素のあるゲームでありながら冒険を楽しむアドベンチャーゲームであり、コミュニケーションゲームであり、アクションゲームであり、RPGでもある。
それら全てがバランス良く整ったゲームが製作され2年連続で成功を収めている以上、GotY候補の最有力であることは間違いないはずです。

Fortnite

2011年から少しずつ歩み続けた本作『Fortnite』は気の遠くなるような長い道程を乗り越えついに2018年を代表するようなFree-to-PlayのオンラインTPSゲームとしてひとつの頂点に歩みを進めました。
トゥーン系のかわいらしいポップなアートと革新的な建築システムの化学反応は多くのプレイヤーの心を掴む事に成功。
去年のGotY候補である『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』の記録を一部とはいえ抜き去ることに成功し、同ジャンルで明確な立ち位置を示したことは大きな称賛を得ています。
これまで一部を除き兵器を用いないFPSやTPSは3Dでありながら平面的な戦闘が当然となっており、せいぜい高低差と言っても地形や建築物程度でした。
しかもプレイヤーはゲーム開発者の提供するマップ内で配置された干渉がほぼ不可能なオブジェクトを活用することを強いられてきました。
しかし『Fortnite』では建築物を制作し、有利なポジションを自ら生み出す事ができるのです。
前に出した壁は盾として、積み上げた壁と床は建物として、階段は高所へと自在に移動できます。
エイム力や戦術眼、そして反射神経が求められるゲームにさらに「創造力・想像力」といった要素が直接的な勝利に結びつくようなゲーム性になっていることはより様々なタレントを持つプレイヤーに広く勝利の機会を与えるゲームとなっています。

God of War


God of Warシリーズのテーマは”復讐”でした。
愛する妻子を神の策略で手にかけてしまった主人公はギリシアの神々を狂乱の中で殺め続けます。
そんな復讐も終わり、北欧へと移住して妻と子を新たに設けて暮らすことに。
しかしここでも妻に先立たれてしまい、その遺灰を撒くために息子と旅を始めるというのが本作のストーリーです。
本当に復讐のためだけにあるがままに戦いついにはすべてを失った男の無双ゲームだった前作までと違い、本作の主人公は息子と二人で旅をします。
同じような運命をたどるかもしれない息子に極力接してこなかった男が、息子と向き合い導くために厳しくも不器用な愛をみせるのです。
そして物語は意外な結末へと至ります。
二人の親子の歩んだ道のりはいったいどこへつながるのでしょうか。

FAR CRY 5

FAR CRYシリーズは雄大で厳しい自然と登場人物たちが織りなすストーリーが大きな魅力です。
1や2はまだ粗削りでしたが、3で方向性が定まり4で大きな成功を収めました。
このシリーズは後退すること無く、ナンバリングを重ねる度に必ず面白くなっていくのです。
そして『FAR CRY 5』でも当然のようにこれまでのハードルを超えた”シリーズ最高のFAR CRY”となりました。
南国の島でも、アフリカの地でも、キラットの山岳地帯でもなく、文明社会の息づくアメリカ モンタナ州のホープカウンティを舞台に狂気のカルト教団と住民の戦いに巻き込まれていく主人公。
プレイしていて本気で洗脳されているかのような恐怖を味わい、教祖の目の奥の闇に言葉を失ったりと本来ゲームではなかなか味わえないような体験をすることができます。
幾度となく繰り返される妄想なのか現実なのかもわからない中でタイムアタックのように淡々と敵を撃ち殺し続けさせられたり、過度なストレスを感じさせるような監禁を味わえるゲームはそうないでしょう。
大きなモンスターも悪魔も超能力者もいないのに、狂気に身を委ねた人の怖さを感じます。『FAR CRY 4』から3年ほど待ったプレイヤーを十二分に満足させる出来でした。

戦場のヴァルキュリア4

『戦場のヴァルキュリア4』は同シリーズの最新作を楽しみにしていた人々の期待に大きく応えました。
初代『戦場のヴァルキュリア』がPS3で出て以来、ナンバリングタイトルとしては2度目の最新据え置き機での発売ということ、そして誰の目にも失敗が明らかであった『蒼き革命のヴァルキュリア』を教訓に10年をかけて原点回帰を果たした作品です。
シリーズならではの青春と戦争が入り交じるストーリーは感情移入しやすく、戦闘は従来の良いところを継承しています。
10年を経て画質が上がったことを除けば初代と殆どシステムが変わらないという点は複雑な心境で、もし初代を発売した時点でその重要性に気づいていれば10年の迷走は無かったかもしれません。
しかしファンとしては迷走の果てに這ってでもスタート地点へと戻って来てくれた真の「ヴァルキュリアシリーズ」に対しておかえりなさいと言ってあげたい気持ちです。

モンスターハンター:ワールド

過去最高クラスのゲームが出揃った2017年を終えたゲーマーにとって、2018年の1月は大変忙しい日々を過ごしたことを思い出しているはずです。
ワールドの名に恥じぬ広大なエリアには大小様々な生き物やモンスター、そして豊富な植物や魚類、雄大な自然とそこに息づく生態系の頂点である巨大モンスターを前にハンターは果敢に挑んでいきます。
プレイヤーは一定周期で古龍が渡る謎の島の調査をするために調査団として謎多き地へと向かい、様々なキャラクターや強大な生物と関わりその謎を解くことができるのでしょうか?
野生を感じさせるモンスターの動きや動物独特のアクションの読めなさは今までのシリーズでも十分に高かったですが、本作ではさらに進化しておりグラフィック・アクション・ストーリーの全てにおいて高いレベルで完成しており2018年最初のゲーム・オブ・ザ・イヤー候補となりました。


Radio:ALVAS Game of the Year 2018

『Red Dead Redemption 2』

時代は流れる。
どのような人にも平等に。
無法者として暮らす日々にも、いずれ終わりが訪れる。
栄光の日々は彼方へと過ぎ去り、無敵だったはずの自分が取り残されていくことがわかる。

1800年代が終わり、1900年代へと変わるその一瞬を切り抜きギャング団の衰退を描いた『Red Dead Redemption 2』は間違いなく語り継がれるべきゲームです。
広大なオープンワールドに詰め込まれた野心的な試みはプレイヤーを興奮させ、素晴らしいストーリーはプレイヤーに深い感情移入を促します。
前作で結末がわかっていても、それでも仲間と楽しく過ごす日々は得難いものでしたし、それは主人公のアーサーにとっても同じでしょう。

確かにいくつかの問題点が存在する作品ではあると思います。
ですが馬に乗って駆ける世界は美しく、キャンプで過ごす夜は格別です。
そして様々なランダムイベントは1889年のアメリカに生きる人々を面白おかしく描き、アーサーに助けるか否かを決断させます。
戦闘システムも圧巻の出来でガンマンとしてやりたいことは何でもできます。

いつかダッチギャングの結成~活躍までもプレイしてみたい。
そしてできれば彼らを幸せにしてあげたいと心から思わせてくれる作品でした。

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