[FGO]「復刻版:深海電脳楽土 SE.RA.PH -Second Ballet-」感想

”いつか、電子の海で会いましょう”

※感想なのでネタバレを大量に含みます

イベント概要

もともとは2017年5月1日(月) 19:00~5月24日(水) 16:59まで開催されていたGWのイベントでした。
また、当初のタイトルは『BBちゃんの逆襲/電子の海で会いましょう!』。
バナーもあらすじも全く違うものでした。

2017年ゴールデンウィークの楽しいイベントとして登場する予定でしたが、イベントが開始すると一転、以下のアバンタイトルが表示され全マスターを震え上がらせました。

そう、ここは亜種特異点。
BBに誘われて掟破りの”未来へのレイシフト”によって海上油田基地セラフィックスへ向かう主人公。
孤立無援のマスターの眼前で繰り返される地獄のような月の聖杯戦争。
深海に向かって堕ち行く電脳楽土でマスターは死を乗り越えもう一度彼女の手を握ることができるのか。

配布サーヴァント★4 BB

BB
レアリティ ★★★★(SR)
クラス ムーンキャンサー
ステータス ATK:8197
HP  :13643
宝具 【C.C.C.】A
敵単体に超強力な攻撃
&弱体耐性ダウン(3T・OC)
+味方全体のNP増加
スキル1 【十の王冠】D(CT:6-4)
味方単体の弱体状態解除
&HP回復
&弱体無効状態付与(1回・3T)
スキル2 【黄金の杯】C (CT:8-6)
敵単体の無敵/回避状態解除
&確率スタン状態付与(1T)
スキル3 【自己改造】EX (CT:7-5)
自身のクリティカル威力アップ(3T)
&スター集中度アップ(3T)

超貴重なムーンキャンサークラスの配布サーヴァント。
該当するサーヴァントは現状BBしかおらず、今後も増える可能性は極端に低いです。
性能的には極端に高いわけではないですが、宝具を撃つたびにNP20配布や噛み合った複合スキルなど死角のないサーヴァントです。
ATKは低いですが聖杯を2個でLv.90にしてフォウ1000でATKが10,057となるのでそれほど足を引っ張る感じではありません。

そもそも運用する場合敵はアヴェンジャー、アヴェンジャークラスと戦う場面というのはボス戦やイベント戦。
そのためBBを中心としたパーティが組まれるので弱点はどうとでもなります。
とにかくアヴェンジャーに特化した運用ができるのでぜひGETしたら育てましょう!

新規サーヴァント★5 キングプロテア

キングプロテア
レアリティ ★★★★★(SSR)
クラス アルターエゴ
ステータス ATK:12835
HP  :13338
宝具 【巨影、生命の海より出づる】E
自身のBusterカード性能アップ(1T・OC)
&[増殖]状態の時Busterカード性能アップ(1T)
+敵全体に強力な攻撃
スキル1 【ヒュージスケール】C(CT:12-10)
自身に[無限増殖]状態
「10ターンの間毎ターン自身に[増殖]状態(最大HPアップ)を付与する状態付与」<[増殖]状態は最大10個まで付与可能>
スキル2 【幼児退行】C (CT:7-5)
自身のスキルチャージを1進める
&NPを[増殖]状態の数だけ増加
&[無限増殖]状態と[増殖]状態を解除【デメリット】
スキル3 【怪力】EX (CT:7-5)
自身の攻撃力をアップ(3T)

新サーヴァントはまさかのサクラファイブの1騎、キングプロテアでした。
性能としてはそもそもアルターエゴがフィットする場面がとてつもなく少ないため、有用性はそれほど高くありません。

とはいえ完全にフィットしなくても様々な場面に対応できるのがアルターエゴの強み。
キングプロテアは特殊なスキルを持つB全体宝具サーヴァントで、スキル1は増殖状態を10ターン付与し続け最終的にはスキルレベルMAXで最大HPが3万HPもプラスされます。
また単独で40%もの攻撃力上昇効果を持つ怪力の最上位スキル、そしてスキルクールダウンを1ターン減少させるスキル2は増殖状態の数だけNPをチャージしてくれる超有能な複合スキルです。

超重厚なストーリー

会話が常にずれ続ける主人公とメルト。
それも当然、後にわかることですがこのストーリーはループものでした。

最初の時間軸では主人公がカルデアからの援護なしに初期化されたメルト・パッションリップを伴いキアラに挑みます。
しかしセンチネルのまま勝ち上がったメルトと拘束具をつけたままのパッションリップでは決定的に勝利の要素が足りませんでした。
優しさのあまりセンチネルとしての彼女たちを倒すことができなかった主人公はメルトを庇って終りを迎えます。


メルトとリップは大事なものを取り戻すためにただ一度だけの捨て身の飛翔によって光速を超えて浮上し時間を遡ります。
そして崩壊していく霊基をなんとか支えながらBBと、そして自身と出会いすべての手はずを整えます。
今度こそは主人公を救うために。

要するに…
・ゲーム上では2周目
・主人公は1周目で死亡
・メルトは1周目の主人公と一緒にキアラへ挑み敗北
・2周目主人公の前に現れたのは1周目のメルト
・2周目のメルトは誰にも出会うことなく1周目のメルトへ全てを託して消えていく
・1周目で攻撃によってセンチネルとしての枷を外す選択をできなかった主人公のためにダイブする方法を採用した
・BBはそもそもキアラ側ではなく、ムーンセルによって派遣されたストッパー
・2周目BBはメルトに協力しておりスロットとKPを作成しキアラ戦に備える

ということだと思います。
ちなみにBBをが二人いるとかいろいろと要素も多くとっても面白かったです。

メルトの一方的な恋はCCCの頃よりも美しいものになっていて、まさに少女の恋の物語でした。
もはや一方的なだけでなく相手の信頼も得て、そして自分がどれほど辛いかなど一言も漏らさずに最後まで戦い続けていました。

パッションリップとメルトが仲良くしてるのって本当に嬉しすぎますね。
はーてぇてぇ…。
パッションリップもカルデアで幸せになってほしい…。

BBはやっぱり滅茶苦茶だけどその根っこには善性があるんだなーって感じでした。
どこかポンコツな感じが最高ですよね。

イケメン過ぎるんですけど!?
水も滴る…っていうか血が出ちゃってるんですけど!!
途中離脱してしまいますが大活躍でしたよ!

これは『トリスタンとイゾルデ』で金髪のイゾルデとの不倫によって火刑に処される事になった際に礼拝堂で祈りを捧げるふりをして飛び降りて逃げた逸話に由来します。
円卓ってやつは…!
でもトリスタンは本当にいいキャラですね。

今回の功労者、タマモキャット!
完全に彼女の存在が良い方向へと向かうきっかけを作っていましたね。
もうなんというか電子の砂漠に光るオアシスですよ…。
タマモキャットの実装時にアルターエゴクラスがあったらなってたでしょうね。

デトロイトのエミヤ、略してデミヤも凄まじい活躍でしたね。
デミヤにも幸せになってほしい…。

ちょっと合流が遅かったですが鈴鹿御前も最高でした。
見知らぬマスターのために必死に戦っていたんですね…。
良妻スキル…。

よく考えてみると今回は主人公バッチリ死んでるので最大の危機でしたね。

やっぱり主人公の「信じる心」みたいなものがメルトを突き動かしたわけで、そこも含めて無力だけど強い最高の主人公です。

イベント自体はかなりきつい日程で死ぬ気でやりましたがまさかの延長。
やることなくて種火周回することに。笑

  • このエントリーをはてなブックマークに追加