金で殴るんだよぉ!
COD:MW2のDMZモードにPay to Win要素が…?
Season3アップデートで話題のCOD:MW2のDMZモードに批判が集まっています。
騒動の発端はSeason3アップデートにおける”Pay to Win”つまり「課金で勝てる」要素についてです。
課金で購入できるバンドルに「最初からちょっといいバッグを持っている」「最初からちょっといいアーマープレートベストを持っている」というものが追加されました。
MMOなどではよくありそうな印象ですが、競技性のあるFPSゲームなどではこういった「課金で強くなる」というのは不公平感があり批判の対象となります。
DMZモードはNPCの敵がいる広いフィールドに数チームが潜入し、武器や戦利品を入手して無事に脱出することを目的としたゲームモードです。
デスマッチなどのマルチプレイよりは対人要素が薄めですが、どうしてもプレイヤー同士で戦わざる負えない場面も多く、PVPとPVEの両方の要素を兼ね備えた緊張感のあるゲームモードです。
前回持って帰った装備はそのまま持ち出せるのが特徴なのですが、今回の課金バンドルでは持ち帰れなくても最初からちょっといい装備で参戦できるというもの。
この最初から良い装備で入れるシステムを「ボーナスエフェクト」として実装してしまったのです。
ゲーム内でも頻繁に見かける2アーマープレートベストや中バックパックであればそれほど大きな影響は無さそうですが……。
しかし今後のアップデートでとんでもないボーナスエフェクトが実装されるようです。
なんとUAVというキルストリークを最初から持った状態で参戦できるキャラが追加予定なのです。
UAVは一定時間、範囲内の敵の詳細な位置をマップ上に表示するアイテム。
これを使えば敵プレイヤーがどこにいるか一目瞭然なのです。
日本でもそれなりに話題にはなりますが海外では特にPay to Winに厳しい人が多い印象で、現在いわゆる炎上状態といった感じです。
ゲームが根本的に変化してしまう
例えばこの初期状態でUAVを所持したキャラを3人全員が購入してアシカアイランドに突入したらどうなるでしょうか?
ただでさえ狭いマップであるアシカアイランドは初動で一気に襲撃される可能性が高まります。
プレイヤーキルを目的としたグループであればそのまま2パーティ、3パーティ葬ることだってできます。
アル・マズラであっても初動で1回、接敵で1回、とどめに1回使われたら……ゲームを破壊するには十分な効果でしょう。
もしボーナスエフェクトがUAVのキャラがこのまま実装されたら全員買うしかありません。
基本的にUAVにはUAVで対処するしかないからです。
むしろ買っていない人はスタートラインにすら立てないのです。
現在実装されているボーナスエフェクトキャラクター
2023/04/18時点
EODスペシャリスト
・バンドル:ボムスクアッドバンドル
・スキン:EODスペシャリスト
・キャラクター:フェンダー
・ボーナスエフェクト:バックパック(中)
クラシックゴースト
・バンドル:クラシックゴーストパック
・スキン:クラシックゴースト
・キャラクター:ゴースト
・ボーナスエフェクト:2プレートアーマーベスト
フードアップクラシック
・バンドル:クラシックゴーストパック
・スキン:フードアップ クラシック
・キャラクター:ゴースト
・ボーナスエフェクト:2プレートアーマーベスト
現在実装されているボーナスエフェクト武器設計図
2023/04/18時点
現時点ではすべて効果は保証スロットクールダウン15分減少
BOOM PROOF
・バンドル:ボムスクアッド
・設計図:BOOM PROOF
・武器種類:ライトマシンガン
・武器名:SAKIN MG38
等倍スコープを装備した落ち着いた印象のSAKIN MG38。
反動制御が容易でブレないため遠距離の敵に対しても集弾性が良い。
残念ながらサプレッサーこそ装備されていないが威力・精度・反動・弾数などレベルの高い合格点を越えるLMGオールウェイズ出してくれる一丁です。
LOOSE ENDS
・バンドル:クラシックゴーストパック
・設計図:LOOSE ENDS
・武器種類:アサルトライフル
・武器名:ISO HEMLOCK
こちらも最新のISO HEMLOCKに反動制御が特徴の設計図。
等倍スコープでエイム時に視認性のあるレーザーが出る。
サプレッサーが無いのが残念だが、使いやすいカスタムとなっている。
FOND MEMORIES
・バンドル:クラシックゴーストパック
・設計図:FOND MEMORIES
・武器種類:マークスマンライフル
・武器名:EBR-14
4倍サイト、20発マガジン、サプレッサーと欲しいカスタムはしっかりと装備されている。
反動制御もよく連射してもそれほど大きくブレない。
かなり良い設計図だがDMZでマークスマンライフルの需要があるかは微妙かもしれない。
武器設計図は改造すると効果消失を確認
保証武器クールダウンを15分減少してくれる武器設計図。
こちらで確認したところ設計図のまま使用するなら問題ありませんが、一箇所でも改造もしくは調整を行うとボーナスエフェクトは消失することを確認しました。
ただDMZ内の改造ワークベンチだとどうなるかは未確認です。
武器設計図は撃ち合いで強くなるわけでもないですしPay to Winとはちょっと違うかなとも思いますが……。
タルコフにも闇堕ちはあったが……
DMZのオマージュ元とでも言うべき『Escape from Tarkov』にも「Edge of Darkness Limited Edition」というPay to Win的な要素はありました。
死んでも持ち帰れるコンテナの枠が増えたり、持ち帰ったあとの物資保管用の倉庫を大きくすることができます。
しかし一度買えば永続ですし、あとから出てきたりもしません。
CODの場合他のオペレーターにも実装される可能性があり、これは同列で語るべきではありません。
オペレータースロットは十分許容できる
Season3のアップデートにおいてDMZでは「オペレータースロット」が実装されました。
これまで持ち帰った銃以外の装備は外すことができず、次のゲーム参加時には強制的に持っていかなくてはなりませんでした。(アーマープレートベスト、バックパック、キルストリーク、自己蘇生キット)
Season3ではこれらの外すことのできない装備をオペレータースロットごとに管理できるようになりました。
オペレータースロットに関して、3枠以上は課金で解除というのは問題ないと考えています。
撃ち合いが強くなるわけでもないですし、スロットが多いからといってなにかアドバンテージがあるわけでもありません。
前回3プレートアーマープレートベスト、大バックパックを持って帰っていれば無課金でも最初から強いわけですし、課金してスロットを増やしても持ち帰れてなければ素手で戦うしかありません。
とはいえ今回のボーナスエフェクトと組み合わせると少し違う気もしますが。
まとめ:今後がすこし不安になるアップデート
今回のアップデートでDMZはさらに楽しくなっていますが、反面Pay to Winという批判を受けることになったCOD。
今後はアドバンスドUAV、迫撃砲、エアストライク、ボムドローン、セントリータレットといったキルストリーク系を所持しているキャラクターや3プレートアーマーベスト(各種効果のものも)や大バックパックなども出てくるといよいよどうしようも無くなりそうです。
一番良いのは現在実装されたボーナスエフェクト持ちのバンドルを返金処理して無かったことにするパターンですが、たぶん無理でしょう。
DMZという無料ゲームを運営する以上、何らかの方法でお金を稼ぐ必要があります。
今回の騒動は絶対に予測できたはずなので、それでも資金回収のためには必要だったのでしょう。
次善策としてはボーナスエフェクトの対象を2プレートアーマーベストと中バックパックだけにして、ローズのUAVボーナスエフェクトや自己蘇生キットの実装を取りやめることです。
他のキャラでどんどん実装しても2プレか中バックであればそれほど大きな影響は出ないはずです。
正直CODに関しては放置稼ぎのプレイヤーなどもいるのでその対処やキック問題などもっとなんとかして欲しい部分はたくさんあります。
こんなボーナスエフェクトなんてつけなくても可愛いのでラビットスキンは買いましたし、他にもいくつかスキンを購入しています。
敵プレイヤーと会ったときも有料スキン着けてる人が多いですし、クオリティや世界観の面白いスキンを販売すれば十分稼げそうな気もしますが……?
ちなみに私は今回実装されたボーナスエフェクトバンドルは両方購入しました。
今後も出れば買うと思います。
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