ガルパンプルバックタンク2「⑧九七式中戦車(旧砲塔)」

突撃はいつするんだろう・・・。

「ガルパンプルバックタンク2」、最後の⑧番は知波単学園の九七式中戦車!

チハ?九七式?

日本軍は戦車に名称を与える際に”いろは”を使っていました。
バレー部チームの八九式中戦車はイ号だったのですが、戦車が増えていく中で「軽戦車はケ、中戦車はチにしよう!」と決まりました。
そのため八九式中戦車はイ号からチイになりました。(甲型がチイ、乙型がチロ)
その頃登場したのが九七式中戦車、チハです。いろはのハ。三番目です。
九七式中戦車=チハなんですね。
九七式中戦車は八九式中戦車のあとに開発された戦車でした。
当時は「重たいけど性能の良い戦車」か「軽いけど性能の低い戦車」かで大紛糾!
仕方ないのでどちらも試作車が作られました。
それが「重たいけど強い」チハ、「軽いけど弱い」チニでした。
違いはたくさんありますが、チハは二人乗り砲塔、チニは一人乗り砲塔でした。
陸軍戦車学校は二人乗り砲塔じゃないとダメだとわかっていたのでチハを推したようです。
結局チハが採用されました。

旧砲塔って?

チハ初期型は九七式五糎七戦車砲、要するに57mm18.4口径の戦車砲を搭載していました。
これは八九式中戦車の九〇式五糎七戦車砲の発展型で弾薬は共通でした。
そのため対戦車能力に関してはほぼ考慮されておらず、日本戦車は依然として歩兵支援で塹壕突破、榴弾による陣地破壊がメインのお仕事でした。
しかしソ連軍戦車との戦いで対戦車線では無力だと気づいた日本は戦車の対戦車能力向上を目指しました。
そこで出てきたのが「新砲塔」と「一式四十七粍戦車砲」!
47mm47.8口径の砲は対戦車能力が向上しました。
・・・あれ?初期型が57mmで、新砲塔が47mmって減ってるじゃん!

そう、実は口径は小さくなっているんです。
戦車の大砲の威力向上には3つの方法があります。
①戦車砲の口径を大きくする!(効果大)
②戦車砲の砲身を長くする!(効果中)
③火薬を強いやつにする!(効果小)
みたいな感じらしいです。
口径を大きくするのはそのまま、火力向上に繋がるのですが重量が増大しますし、回転砲塔に乗らないかも・・・。車体ごと新設計?
でも砲身を長くするだけならそこまで大きな改修は必要ありません。
ファイアフライの例があるように、重量バランスの問題などもありますが不可能ではないようですね。

ちなみに簡単に旧砲塔と新砲塔を見分ける方法は砲塔上の鉢巻アンテナだそうです。

ちはたんず

パーツです!

IMG_1289_Rアンテナ難度高そう・・・。

IMG_1290_R

組み立ててみました!

IMG_1664_R左側面です!
なんとも言えない可愛らしさ・・・。

IMG_1665_Rホワイト強すぎでした。
しかもボケてますね。

IMG_1662_R正面から見ても可愛い!
赤く塗ってもタコにはならなそうですが。

IMG_1663_R鉢巻アンテナすごい・・・。
ソ連戦車とかでありましたよね、確か。

これでガルパンプルバックタンク2は終了!
次の3で出して欲しい戦車でもまとめてみようかな!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加