さらにハイカラサウンドになった『全知全能』 ポルカドットスティングレイ

どうか、7秒だけでもいいから魔法をかけてくれ

毎日聞いちゃうALVAです、こんばんは!
まずはポルカドットスティングレイ、メジャーおめでとうございます!
すごいことですが、ぶっちゃけ人魚の時点でメジャー行くでしょこれって感じになってましたよね。笑

これだけ迫力と技術が両立したバンドでしかも女性ボーカルがいるっていうのは正直かなり少ないのでこの程度で止まれるわけ無いですからここからトップスピード!ですねー。

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過去曲も再収録して入ってる!うれしい!

アルバム全体を見てみるとこれまでのインディーズ時代の曲もたくさん入っています。
1曲目にしてある意味人気の火付け役となった『テレキャスターストライプ』、3曲目の本格的なPVが話題になった『人魚』、5曲目はインディーズ最後のリリースとなった大正義から『エレクトリック・パブリック』、7曲目はファーストシングルにして単曲で最初にリリースされた『夜明けのオレンジ』、そして10曲目は大正義から『シンクロニシカ』。
CD版の方はさらに『ポルカドットスティングレイ』という曲も入っているはずですね。

これら全てが新しく録りなおしているので、これまでのCDを持っている方も必聴ですよ!
まあCDの6/14、半分近くが再録なので人によってはあれ?て思うかもしれません。
正直私の耳ではエレクトリックパブリックやシンクロニシカはセッティングから全てほぼ同じように聞こえちゃいますし。(さすがにシンクロニシカの頭のカウントはわかります。笑)

ですが例えば夜明けのオレンジなんかだと刺々しさが減って音がやわらかくなりましたし、低音でもボーカルがより安定しているように聞こえます。
テレキャスターストライプも歌い方がより余裕がある感じで「あれ?これBPM変わった?」って思っちゃうぐらい。もっと早かった気がしちゃいます。笑
あと新しい方はoutroのエジマハルシさんのギターソロがヤバいのがよりわかりますね。

前の粗削りで力強い感じも良いですし、今の余裕のある感じもいいですね。
もうすぐテレキャスターストライプと出会ってから1年半以上経つのですがいまだに飽きないのはすごいな、と思います。

新曲もいっぱい!タイアップもいっぱい!

さて新曲ですが2曲目の『BLUE』はみずほフィナンシャルグループとタイアップした曲です。


資産運用に関する個人的なみずほへの恨み言は置いておいて。笑
2分13秒というかなり短い曲です。
正直そこまで強く印象に残る曲ではなく、聞きやすい曲ですね。
ダンス動画でこうしてタイアップするわけですからあんまり曲が目立ってもダメですもんね。
ただ短いのがもったいない気もします。
もっと迫力のあるサウンドで聞いてみたかった気もします。

4曲目『フレミング』はこのアルバムでもかなり好きな曲です。
”24年も掛かって気付いた 気付いたの”
途中のボーカルがほぼソロで歌うところなんて「あっ・・・」って素で言っちゃうぐらい。笑
歳が近いからでしょうか、勝手に共感しちゃいますよね。
どうでしょう、かなり僅差ですがミドリと同じぐらい好きかも…!

6曲目はかなり力強くかっこいい『サレンダー』。
スマートフォンのソーシャルゲームとコラボレーションしています。


PVもマフィアになった4人が戦うストーリーです。
ポルカの世界全開ですね。

8曲目『顔も覚えてない』はこれまた結構ハード寄りな感じです。
こういうスピーディな曲でファルセットが効いていていいですよね。
サビの疾走感はどこか気持ちいい雰囲気です。
そして途中で入る寸劇(笑)が最高です。
大声役でヤバイTシャツ屋さんが入っていたりこれはある意味でボーナストラック。笑
顔も覚えてないので展開も忘れちゃったという体の雫さん可愛すぎます。
個人的に「3・2・1!」の声がヤバい!

9曲目は珍しくタイアップもコラボもない新曲『ジェット・ラグ』。
右のスピーカーから綺麗なギターが聞こえてきて幸せです。笑
曲も全体的にポルカの中ではゆっくりめで箸休めというか。
いつまでも聞いていたくなる曲です。

11曲目『極楽灯』は高野勲さんがキーボードで参加!
”わかってるってさ”のミュートのところでやられちゃいます。笑
全体的に冬に聞くよりも春や夏に聞いたほうが気持ち良い曲じゃないかなと思ってます。

12曲目『ショートショート』。
こちらはPlaystation4とのタイアップ。


これは可愛いですね!
なんか全体的にポップで素敵です。
”金輪際約束はしないよ 破る自分が許せない”っていい言葉。

13曲目がPVで先行していた『レム』。
サントリーヨーグリーナ&サントリー天然水とコラボした曲ですね。


こちらはPVの雰囲気も好きです。
そしてポルカらしいちょっと飛び道具な感じが好きです。
”ポルカらしい”という定義はなるべくしたくないのですが、この曲はテレキャスターストライプやエレクトリックパブリックに並ぶこのアルバムの主役ともいうべき存在だと思いました。

全体を通して聞いた感想は「インディーズ時代の曲強すぎ」。
今回の新曲はどれもクセのない素敵なものが多いように感じられました。
クセがない上に出来も素晴らしいです。
ただ耳に残るほどの衝撃は『フレミング』と『レム』、そこに僅差で『サレンダー』というところでしょうか。
アルバム自体はインディーズ時代の手に入りにくい曲を再録して新しいファンへ届けたいのだと思うのですが、一緒に並んじゃってる以上やっぱり耳に残るのはインディーズ時代の曲ばかりに感じてしまいました。
こればかりはこのアルバムが初めての人だけが公平に見れると思うので、私の意見は偏っているといえるでしょう。
それらを考慮した上でこのアルバムの出来は間違いなく良いです。
個人的には今年のベストアルバムが11月の時点で決定しそうな勢いです。笑

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