全てが「自然でリアル」なワールド。
先日開催されていた『モンスターハンター：ワールド』のオープンベータへと参加してきました。
モンスターハンターシリーズでは2ndを少しと４を結構遊びました。
特有のもっさりした動きが嫌いであまりプレイしていなかったのですが、やっぱり話題作ですからプレイしてみました。
これまでのモンスターハンターシリーズではひとつのマップに複数のエリアが存在しエリア間の移動にはロードが必要でした。
またマップ自体も虫食いのようになっておりエリア間の繋がりが希薄でどんなフィールドなのかはプレイヤーの想像任せでした。
しかし今作ではエリア間移動が完全シームレスというか、マップ自体がひとつの大きなものになっており、様々な生物やギミックが散りばめられたリアリティのあるフィールドが舞台です。
ひとつの大きなジャングル、ひとつの大きな砂漠。
そんな心躍るマップでプレイヤーはハンターとして自分よりも何倍も大きく強いモンスターと戦うことができるのです。
今回は一応フレンドと３体のボスを倒すことができましたので感想でも書いてみようと思っています。
良かったところ
・フィールドがちょうどよい広さ
フィールドは広すぎず狭すぎずとてもいい感じでした。
これ以上広いとめんどくさいし、狭かったらうんざりしていたでしょう。
・フィールドの風景の良さ
罪なきモンスターを惨殺する手を止めて周りを見回してみましょう。
フィールドには美しい風景が広がっており、巨木に時の流れを感じるも良し、洞窟に底知れぬ怖さを感じるも良し。
美しい世界を存分に楽しむべきです。
・フィールド各所のギミック
様々な場所に様々なギミックがありモンスターに地形を利用した攻撃ができます。
また、小さなところでは水のある洞窟などを蔦を利用して水に浸かることなく移動ができたりとよく考えられています。
水にはいると速度が遅くなるので、これはありがたいですね。
プレイヤーに不便と快適を同時に提供する造りは昨今のプレイヤーにエゴのような不便さを強いるゲームが多い中で素晴らしいことだと思います。
・モンスターの動き
いきいきと動くモンスターには感動しました。
これまでも生き物のようでしたが、今作はさらに本物のようでした。
・Coopの楽しさ
これほどCoopに重点を置いたゲームはなかなか存在しないでしょう。
シングルでもプレイはできますが、このゲームの基本的な作りは複数人でワイワイ楽しむことで最大限発揮されるようにできているようにも感じます。
評価がポジティブだからこそ気になるポイント
楽しく遊ぶうえでやはり気になる事が幾つかありました。
・パーティーへの加入が１２文字の英数字（大文字小文字あり）
おそらくソーシャルネットワークなどでパーティーを募集するためのものでしょうが、ちょっと面倒でしたね。
ベータだからこそちゃんと使いたかった気もしますが…。
もちろん正式版ではアカウントで招待できるはずです。
・固定イベントらしき部分の多さ
例えば古代樹の森のマップの山頂で滝の流れを止めている流木を爆破することでリオレウスという竜？みたいなのを川に流せます。笑
あとはアンジャナフとの戦闘中に必ず山頂へと移動しリオレウスの介入へと誘導します。
こういった固定イベントに近いものは最初こそ驚きますが固定だとわかると若干冷めてしまいます。
・制限時間の短さ
制限時間の短さはゲームを楽しむ暇がなく、ただただ敵を追いかけ回して殴るという余裕の無さが辛かったです。
様々なギミックを使ったりアイテムを使うのを推奨するのであればもうちょっと余裕があってもいいかなとは思いました。
・ちょっとバグがある？
プレイ中にいちどエリアの下へ落下する現象が発生しました。
落下後に元の位置に戻りましたがちょっとびっくり。
たぶんエリアの位置によっては敵キャラクターの押し込みで抜けてしまうのかも？
・モンスターハンターだ
プレイ中に気になったのが追いかけっこの長さ。
おそらく様々なギミックを使えるように誘導したり、乱入イベントのためなのだろうがとてつもない距離を移動することがある。
その間ずっと走っているだけ。
誘導する光も正直まだまだ改善の余地はあるはず。
フィールドは進化してシームレスになったが、モンスターハンター特有の部分はほぼ進化しておらずエリア移動でショートカットされいた接続部分すらも移動するため追いかけっこは過酷。
結局モンスターハンターという枠組みからは脱することができず、極端に言ってしまえば「フィールドがシームレスになって画質が向上しただけ」とも言えてしまう。
ネガティブなことも書きましたが、むしろ悪いところを探すほうが難しいレベルの完成度でした。
このゲームでフレンドと楽しくプレイできるとしたら最高でしょうね！