パワフル&キャッチー『フルボッコ』 豚乙女

”奥にある本当の私の魅力 分からないなら 君のせい”

フルボッコ

夏の日差しにフルボッコ状態のALVAです、こんばんは。
今回は豚乙女『フルボッコ』というCDについて。

イロモノバンド…じゃない!

AメロもBメロもサビもキレイなのに歌詞は「エグみ出る」などというワードがサビの頭に来るとっても個性的なアーティスト”豚乙女”。(しかもアップテンポでめっちゃ爽やか 笑)
もうグループ名からしてかなりキてます。笑

サビが「フルフルボッコ フルボッコ x2」の曲とかもありますからね。
これはもう完全にイロモノ……なんて侮るなかれ!

パワフルでキャッチーなサウンド

本当にキャッチーでアップテンポな曲が多くて度肝を抜かれます。
歌詞はめちゃくちゃなようで実はとても可愛いらしかったり哲学的だったり。
例えるなら一口飲んだ時点で「ハズれかも?」と思ってたのに気がついたら「一気飲み!おかわり!」みたいな感じです。笑

本当に耳触りが良くて、いつまででもリピートしちゃいそうなぐらい。
特に若い子はこういうテンポが早くてキャッチーな感じはたまらないはず!

特筆すべきは歌詞と曲もそうですが、ボーカルに迫力があるということ。
ただ曲との調和からボーカルの音がちょっと小さめに感じる…?
ヘッドフォンのせいかもしれません。

歌詞は全体的にシニカルですが等身大っぽい感じで意外と共感できた気がします。たぶん。笑

演奏自体のレベルもとっても高いので、不安定な感じがないですね。
歌詞こそちょっと不安定な内容ですが演奏も歌唱も超安定でなんだか不思議な気持ちです。笑

3曲目”白線”は王道路線

比較的若い子たちの間で流行っている曲の多くがBPM高めの曲であるように、本作でも1曲目”ラジカル少女”(BPM175ぐらい)、2曲目”フルボッコ”(180ぐらい)とテンポ早めですが、3曲目”白線”はまさに王道っぽいドラムとピアノでしっとりと歌い上げたしっとりとしたバラード調。
サビで一気にギターとベースが出てくる感じが溢れ出す感情を表現しているかのようで素敵です。
2A-Bメロはギターが増えたり、3のDメロではミュートでピアノソロとボーカルだけになったり、アウトロでギターが印象的なソロで終わったりとすごく工夫が重ねられた、シンプルに良い曲だと感じました。

まあ4曲目の髑髏っていう曲で一気にスピードアップするのですが。笑

ちなみにめっちゃ明るく「もう明日なんていらない~♪」って歌う6曲目”もう明日なんていらない”が個人的にはお気に入りです。
こんな元気に微妙に後ろ向きなこと歌われると「もうなんでもなんとかなりそう」って思えてくるような…?きませんか?笑

1~2曲目のようなシニカルでカオスな曲もあれば、3曲目のような王道路線もいけるというのは凄いことですよね。

メジャーデビューで加速する豚乙女ワールド

このミニアルバムでメジャーデビューを成し遂げた豚乙女。
次はどんな曲なんだろう!?っていうわくわくさせてくれる感じはたまりませんね。
メジャーになってよりパワーアップした彼女たちのこれからに大注目ですね!

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