もうフィルムとは会いたくない。
フィルムを貼る作業が嫌でスマホを買い換えないALVAです、こんばんは。
新しいスマホが欲しくないわけじゃないんです。
もう二度とフィルムを張りたくないから買わないというネガティブさなのです。
いつもはポジティブな私でも、スマホフィルムとなるとネガティブにならざるを得ません。
ヤツとの出会いはそう、小学生の頃でした。
トラウマになったあのフィルム
まだ携帯電話―――いわゆるガラケーの時代。
そう、パカッ!と開いたり、再度ボタンを押すとカッコよくスライドしたりする、アンテナを伸ばして使う”あの携帯電話”です。
当時小学生の私は携帯電話を買ってもらうと同時に、ショップでフィルムも無料でもらえました。
帰って早速貼ろうと思い、最初からついている簡易フィルムをペリっと剥がしてテキトーに貼ったフィルムはななめで気泡だらけに。
慌てて剥がして再度貼り直すも、当時のフィルムは異様なほど使用者に厳しい作りで一度剥がせば二度と貼れないような代物でした。
ここで私のスキル”大胆E”と”大雑把B+”と”ガサツB”が発動すれば「ま、フィルムなんて無くてもいーや。」となるところなのですが…。
フィルムを貼らずに使うのが怖いため優先的に”臆病A”が発動します。
「もしフィルムを貼らないで画面が割れたらどうしよう…。壊れたらどうしよう…。」とフィルムを無駄にしたこととフィルムを貼らずに使うことの恐ろしさを勝手に想像して泣き始めます。
結局母に泣きつくと、翌日100円ショップで買ったフリーサイズのフィルムをカットしてきれいに貼ってくれました!
ありがとう!
今の中高生からすると意味不明でしょうけど、当時携帯電話は言わば魔法少女の変身アイテムとも言うべき凄まじいマジックアイテムでした。
そして今の気泡が抜けるフィルムやガラスフィルムは無く、ボンタンアメの周りを包むオブラートみたいな不親切極まりないフィルムだったのです。
このトラウマ事件以降、私はフィルムを貼るという作業に異様なまでに恐怖を感じるようになったのです。
いっそ貼らなければいい、そんな英断はできない
「ならいっそ貼らなければいいじゃん。俺もそうしてるし。」と言ってくる人がいますが、あなたはとても決断力のある素敵な人です。
「へー、几帳面なんだね。」と言ってくれたY君、君はいい人だが間違っている。
私は几帳面と大雑把の悪いところのみを合成したモンスターなのだ!
要するに…スマホのフィルムを貼らないという決断もできず、かと言って綺麗に貼るための几帳面さもない。
ホコリを防ぐためとはいえお風呂場で作業するのはイヤ、でもホコリが入るのはもっとイヤ。
気泡が入るのはイヤだけど、勝手に気泡が抜けるフィルムは透明感が少なくてイヤ。
ちょっとのズレも許せないけど、ガイドテープを貼って丁寧にやるのはめんどい。
こんなクズっぷりなのです…。
でも実はおんなじような人がいるかもしれないと思い、ここに私の「超絶ズボラ後ろ向きネガティブフィルム貼り」を伝授しましょう。
え・・・?そんなの私だけ・・・?(泣)
そもそもあなた(私)は失敗する!
さて、私と同じような人はいましたか?
もしいたら、あなたのために厳しいようですが言わねばなりません。
「あなたは失敗する!」
そう、あなたは失敗するのです。
貼った瞬間、ホコリ・気泡・ズレ・時の運………。
様々な失敗があなたを襲います。
そもそも最初に
「ズレるかもしれないから位置を決めよう」とか、
「ホコリが入るからお風呂場でやろう。加湿器を使おう。」とか、
「気泡が入らないように端から丁寧に圧着していこう。」とか考える人間はこのページを見る必要はありません。
「ズレるかもしれないけど、私なら平気でしょ」とか、
「ホコリとか空気中に見えないし大丈夫」とか、
「とりあえず一気にペタッと貼ってしまえ!」とか考える人こそがこのページを見ているはずなのです。
だから言いましょう。
「あなたは失敗します。」
でも大丈夫、あなたは必ず成功するのです。
フィルムを買うときの大事な条件
さて、まずあなたはフィルムを買わなければなりません。
そのときどんなフィルムを買いますか?
恐らく日本製のちゃんとしたフィルムであれば、このページを見るまでもなく成功するでしょう。
ただAmazonで売っているフィルムは海外無名メーカーのものが多いです。
ですので、海外メーカーの謎のフィルムを買おうとしている人は以下の点に気をつけましょう。
・日本のガラスメーカーが作っている
旭硝子製などと謳っている商品を選びましょう。
本当でも嘘でも、心が穏やかになればよいのです。
・なるべく表面すべてを覆うものが良い
iPhoneなどで画面部分のみフィルムにするものもありますが、全面を覆うタイプはおすすめです。
なぜなら剥がしやすく、剥がす際に画面ぶぶんではなくベゼル部分のガラスフィルムを持ち上げるため指紋などが付いても多少マシだからです。
・2枚入りである
これが一番大事!
必ず2枚入りを買いましょう。
2枚以上入っていればさらに良いです。ただ枚数が多いからって品質が低いやつはダメ。
2枚入り以上こそが至高にして最高の布陣
さて、そもそもなぜ2枚入りかというと「絶対に初回失敗する」からです。
几帳面な人ならまだしも、私は3~4年に一度貼るだけのガサツなやつです。
約4年に一度、それも一回のチャンスで金メダルを狙える人は限られた才能ある人々ばかりなのです。
であれば「絶対に初回失敗する」という条件を逆手に取り、2枚入りであれば2回目を「本命」として戦えばよいのです。
そもそも2枚入りにはこんなメリットがあります。
・失敗しても大丈夫
そもそも1枚目は先鋒であり、斥候です。
失敗しても「くっくっく…やつは四天王でも最弱!」と言えるぐらいの余裕が生まれることでしょう。
そもそも初回はかならず失敗するのですから、もし成功しても予備のフィルムが1枚手に入るだけです。
・値段差はほぼ無い
Amazonなどで検索すると1枚入りと2枚入りの商品が混在しています。
倍の枚数フィルムが入っているわけですが、しかしその値段差はほとんどありません。
ならば2枚入りを買うべきなのです。
・1枚目がホコリや油脂を除去してくれる
これも重要です。
結局気泡ができるということは、そこにホコリが入っているのです。
しかし1枚目がそのホコリを吸着して除去してくれるため、2枚目は最高の状態でステージに立てるのです。
1枚目をミスった際は、超豪華なホコリ除去テープだと割り切りましょう。
「やつは犠牲になったのだ…!」
・1枚目の失敗を経験として対策ができる
几帳面な人なら「なんで最初から気をつけないの?」とおっしゃるかもしれません。
最初から気をつけられるなら2枚も買わないです。
1枚目で起こった予想外の失敗に、2枚目で完全対処すればいいのです。
1枚しかないなら起こりもしない失敗を恐れて全方位に気を使わねばなりませんが、我々には2回チャレンジする権利があるのです!
それでも失敗する人へ
私は大抵これで成功しますが、それでも失敗したらごめんなさい。
これで失敗する人は2枚入りを二つ買うとか、そもそもフィルムじゃなくてセロテープを貼っていないか、スマホだと思っていたものが実はコンニャクだった・・・などが考えられます。
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