答えを決めるとき人はいつも孤独さ、だけどもその道すがらはきっと賑やかなほうがいい。
こんばんは、ALVAです。
以前から気になっていたガールズ＆パンツァーのアンソロジーを購入しました！
今回は継続高校編！
じつはあんまりアンソロジーって好きじゃなかったんですよね。
公式と非公式の中間だし、書いている人がコロコロ変わってわかりづらいし・・・。
読んだところでしょーがないじゃんと思っていました。
でも本書を読んでみてそれが間違いだとわかりました！
すっごい面白かったです！
非公式だからこそ色々な展開があって、描く人の数だけキャラクターが色々な表情をしているんですね。
内容はもちろん、わたしにとってはアンソロジーのよさを伝えてくれた本になりました。
それでは各話の感想を書いていこうと思います。
まずは表紙！
帯に書いてありましたが表紙はnonco先生。
ミカとアキとみほの3人で焚き火にあたっていて背後にはBT-42という綺麗な表紙です。
みほがジャージを羽織っていることからたぶん表紙にいないミッコのものなのかなとか。
じゃあミッコはもうBTの中で寝ちゃったのかなとか色々想像できて楽しいです。
裏表紙はPAPA先生。
BT-42のうえでミッコが寝ているほのぼのとしたイラスト。
本編でも4コマまんがを描かれています。
巻頭には2ページのカラーページがあって、裏表4枚のカラーイラストが収録されています。
まるでアニメの1シーンような夕日の中の継続の三人を描いた白狼先生。
逆にとても味のある水彩画風にひまわり畑の三人組を描いた渥海 潤先生。
そのままブルーレイのパッケージになりそうなあずーる先生。
川遊びをする三人をとてもカラフルに描いた川上六角先生。
どれが表紙になってもおかしくないぐらい凄いクオリティのカラーイラスト！
これだけでも値段以上に楽しめた気が・・・。笑
総扉イラストは はっとりまさき先生。
フィンランドがモデルの継続高校らしいトナカイとのふれあいが描かれています。
はっとり先生はマンガでも参加されています。
「風に乗せて」緒原博綺先生
真夜中に焚き火にあたっているミカと起きてきたアキのお話。
「先に帰らないでみんなとお話すればよかったのに」というセリフからなんとなくドラマCD５のお話が題材かなという感じです。
公式の設定かどうかはわかりませんが、ミカがエキシビションを見に来ていた理由と大学選抜戦に参戦した理由がわかります。
「戦車道には人生に大切なことが詰まっている」という言葉が実はみほのことを指していたのかもしれないなと思わせるすてきな内容でした。
「くらし継がれて」PAPA先生
アキは他校のタンクジャケットに憧れますが、ミカは服装は重要じゃないといいます。
全体が４コマで絵もデフォルメされたかわいい感じでよかったです。
何気に野宿のイメージしかないので学校が出てきた（室内）のはかなりレアな気がします。
「みんなで戦車道できるなら着るものはなんでもいーや。」というミッコの言葉がかっこいい。
こういうサラッと読めてちゃんと内容があるマンガってすごいですよね。
ちなみに最後に「沼に生えていたんだ、そんな戦車もあるんだね。」といってたのは衝撃的でした。笑
「継ぎはぎ旅程」梵辛先生
いつもどおり野宿の三人。
でもいつも飄々としたミカがパニックになる事態が発生！
ミカが帽子のかわりにかぶるものが面白かったです。
カンテレを大事にしているのがわかるお話。
「秘密の二重奏」カモトタツヤ先生
ミカと西住まほというとんでもない組み合わせ！
意外や意外、実はこの二人とみほのあいだにはある重要な共通点が隠されていた！笑
そして仲よさげな二人に嫉妬するアキとエリカ。
こんな仲良さそうに話してるなんてびっくり！
「人生はサバイバル」はっとりまさき先生
大学選抜戦後無人島で見事に遭難中の三人。
そこに突如現れたこれまた三人組のアンツィオ高校！
お互い迷子なので協力してサバイバルします。
この組み合わせいいですね。
アンツィオも貧乏だしトリッキーだし、なんか同盟を組んで戦ったら意外と強そう。
「走り屋」ツネオ先生
生徒会長にヘッツァーを速くして欲しいと頼まれた自動車部。
理由を尋ねると履帯が外れたままで高速走行する継続のBT-42のようにしたいという。
自動車部と継続、そして会長が出てくるいいお話でした。
BT-42が走行中に履帯を外すというそれだけで信じられない程の裏ワザを使ったあげく、自動車部の改造でなんとBTが・・・！
「さすらいの訪問者？」東 皓司先生
プラウダ高校へとさすらって来たミカ。
ただの迷子のようだが・・・偵察かもと疑うカチューシャ。
この因縁の２校は面白いですね。
カチューシャもけっこうめちゃくちゃなのにミカの前ではまるで常識人みたいだし！笑
実はこの話がKV-1盗んでいく直前のお話なんじゃないかなって・・・。笑
「継続チーム買い物に行く」まごころくらげ先生
買い物に行ったミカ！
帽子を買いに行ったミカがかぶってきたものとは！？
ミカでもこんなことがあるんですね。笑
マラカスもセットなのが面白かったですー。
あーいう服屋の店員さんってだいぶいなくなってきましたけど、まだ都内某所の古着屋さんにもっとすさまじい人が生息してるの知ってます。笑
「ミルスキ ヤ ミルスキ」原田靖生先生
ミルスキはフィンランド語で嵐。
ミルスキ ヤ ミルスキは”Myrsky ja Myrsky”と書きます。
jaは日本語では”～と”といった使い方になりますので”嵐と嵐”でいいでしょう。
そしてこの２つの嵐はペパロニとローズヒップ！
縦横無尽に動きまわる二人と継続という完全に方向性の違う・・・でも似ているかも？
「それは熱が起こすもの」チョモラン先生
祝勝会に結局風に流された参加した継続の三人。
肉を焼きまくるバレー部だったがそこに河嶋桃があらわれ手際よくみんなをもてなす。
あまりの手際のよさ、そしていつもなら祝勝会に浮かれるな！となるはずの桃ちゃんが場の空気を壊さないので不思議に思う一同・・・。
桃ちゃんいいですよね！ダメダメだけど、劇場版でも必死に廃校舎で頑張ってたし！
会長もかっこよかったし、「足りないを知る」という無知の知を敬語で会長に伝えるミカさんも素敵！
「サウナ・ウォー」ホリ先生
なんと知波単学園と継続高校という異色の組み合わせ！
よく考えたら両校とも劇場版からなのでむしろ接点ありそうですが・・・。
サウナで我慢比べをする流れになってしまった両校！（知波単が勝手に張り合ってるだけですけど 笑）
ここでも九七式中戦車 チハを盗んでました！
「ひねくれ谷のカンテレガール」bkub先生
超特徴的な絵のbkub先生！
超煽りまくってるLINEスタンプとかでも有名ですよね。笑
今回もめっちゃ面白かったです。
帽子の中にカンテレ入れたり自由すぎます。
「となりの隊長は立派に見える」すきま先生
アキと西住まほがふたりきりという珍しい組み合わせ！
アキは優秀な隊長であるまほに憧れるが、ミカの良さを語るまほ。
黒森峰と継続は戦ったことがあるので、ちゃんと認めているんですね。
タイトル通りよその隊長と較べてしまいがちなのかもしれませんが、アキもミカのことを認めているからこそもうちょっと本気になってほしいのかもしれませんね。
「プラウダとわくわく音楽会」YU_*先生
KV-1を持っていることをカチューシャに疑われる継続。
でも戦車戦はあれなので、ライブで決着をつけることに！
カチューシャがかわいいお話でした。
しかしKV-1はやっぱりプラウダのものなんですね・・・。
「継続マート営業中！」もりこっこ先生
BT-42の修理代が足りないという継続高校。
自動車部が喜んで直してくれそうですが、秋山殿はバイトを提案。
コンビニで働くことになりました。
意外とミッコが突っ込んでて面白かったです。
「unelma」甘露飴先生
タイトルはフィンランド語で夢。
なんとなく３人共たくましいのですが、アキはやっぱりミカの背中を追いかけているんですね。
アキが隊長になったスピンオフとかも見てみたいですね！
それで上級生になったウサギさんチームと戦っちゃったり。