約3年越しに納得したBluetoothレシーバーの同製品複数使用できない理由

そういうことだったんだ!

つい先日とあるツイートを見かけて3年越しに謎が解けてなんだかミステリみたいになったALVAです、こんばんは。

そのツイートはこちら。


このツイートはTP-LINK社製のBluetoothレシーバーのデバイスアドレス(MACアドレスと同様のIEEE 802準拠アドレスだと思われる)が同種の製品で全く同じだったというもの。

これの何が問題かというと同じアドレスのデバイスは”同じモノ”として扱われてしまうので、同時使用が不可能になるんだそうです。

全ての機器に個別のアドレスを指定するのが常識な世界で、本来であれば重複することは(ほぼ)ありえない仕組みになっているにも関わらず、TP-LINKが故意に同一のデバイスアドレスを付与して出荷しているというのはかなり面白い状況です。

理論上は約280兆パターン、実際は約70兆パターンとされているので同じアドレスの製品に当たる可能性は極めて低いというか天文学的確率になります。

まあつまりTP-LINKが手抜きやコスト削減のために同じアドレスの製品をドラえもんのひみつ道具”フエルミラー”でめっちゃ増やしてると思ってください。

さて、そこで何が「3年越しの謎が解けた」かというと、実はこのトラブルに以前私は直面していました。
しかもTP-LINKよりも怪し気な謎の中国製品でです。

(↑これは画像なのでクリックしても飛べません)

2019年、上記の画像の通り同じ製品を訳あって2つ買う必要がありました。

製品到着後早速使ってみたのですが、どうしても2個目が認識されません。

順番を変えて認識させると認識しないレシーバーが変わるので、どちらか片方が壊れているわけじゃないようでした。

何度も試しましたがやはり同時使用が出来ず、わざわざ他社の別製品を購入したという経緯がありました。

当時はなんとも思いませんでしたが、今考えると同一のデバイスアドレスが付与されていたとするとこの現象も納得できます。

というわけで急に思い出して勝手に納得したので記念に書いておきました。
どうでもいい話ですが、ちょっとおかしいですよね。

ちなみに私はこの問題の是非についてはよくわかりません。
TP-LINKはキナ臭い話もありますが、一方で個人使用の範囲であれば安くて壊れにくいです。
安さと引き換えにしているのが何なのかはわかりませんが。

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