運行管理者(旅客)使用した参考書や勉強法など

ほぼ自分用のメモなので参考になるかはわかりません。

前回貨物を受験したときの勉強法や参考書などは「運行管理者(貨物)」に書いてあるはずです。

使用した参考書

自動車公論社の「運行管理者試験 問題と解説」です。
前回の貨物での参考書紹介で書いたとおり、分厚く色もグレースケールで全体的に「大変そう」なオーラが漂っています。
個人的に「過去問を繰り返しプレイする」のが大好きなので、この手の「解説+問題」で構成された参考書はあまり好きじゃありません。
ですが運行管理者(旅客)の参考書はほぼこれ一冊のみです!
他に後述の「秀和システム」や、「法令事務センター」「U-CAN」なども出版していますがこの自動車公論社のテキストよりも優れたものは本年度はありませんでした。
ただこの参考書は各章各項目が解説→過去試験問題の順に並んでおり、まとまった状態での過去問は収録されていません。
ここがこの参考書の弱点で、実戦的なテストの予習ができません。
ですので、本番のテスト形式で過去問を解きたいときはインターネットで過去問を探して印刷するなどの工夫が必要になります。
あと微妙に間違いが多いです。
○が×になってたりするので、かなり致命的な間違いも多いのは問題。
来年度にはまた新しいのが出ますので間違いが無いように頑張って欲しいですね!

個人的に大好きなコンデックス情報研究所の参考書です。
貨物では裏ワザ本というなんとも怪しい参考書を出していますよ!w
今回も一応購入しましたが、法改正などに対応できてるとは言い難く出版が2014年なのでそれ以降中身が変わっていないのはちょっと・・・。
ある程度の基本を学習したい人、分厚い本だと電車や職場の休み時間にかさばるという人にはいいかも?
個人的にはほぼ使いませんでした。

Amazonで凄まじい低評価を受けていますがそれもそのはず。
とてもここ最近の傾向や出題文を理解しているとは思えない不思議な参考書です。
前半が参考書、後半が過去問になっています。
前半の参考書部分は今まで見てきた参考書の中でもワーストクラスの構成で「これむしろ読んだらマイナスになりそう」と思うレベルです。
とはいえ後半のH25年~H27年までの過去問集は役に立ちますので過去問が欲しい人は2,000円払う価値があるかよく考えて買えば良いと思います。
ちなみに「本年度予想問題」はこれまでの過去問とはまったく違った斬新な問題文だったりします。
予想が当たったかどうかはご想像のとおりです。

この他にU-CANの参考書もありますが、あれは貨物と旅客がワンセットなので私は買いませんでした。

勉強方法

運行管理者試験は平成24年以降難関資格化しておりそれなりの勉強法が必要です。
とはいえ、国家試験の中ではかなり簡単な部類ですので気負わずマイペースで勉強していきましょう。
勉強時間は個人差あるとは思いますが40時間ほどあれば十分です。
一日2時間程度勉強できれば1ヶ月休み休みやっても大丈夫だと思います。
次に勉強方法ですが、単純な過去問周回プレイは今年貨物・旅客を受験してみて「ダメだな」と思いました。
過去問を周回すること自体は悪いことではないのですが、ここ数年の傾向だと過去問から出題されるのは合格点ギリギリぐらいの問題数です。
運行管理者試験のテストは
「足切り防止用の超簡単問題」各項目1問ずつ計5問
「過去問変形問題」各項目数問ずつ(合格点+2点程度)
「最新(6ヶ月以降)法改正系問題」全体で1問程度
「いじわるな問題」数問
といった感じになっています。
※足切り=テストの1~5項目それぞれ1問以上正解(5項目のみ2問正解)しないと点数にかかわらず不合格になる制度です。
足切り防止問題はかなり簡単なものが多く、少し勉強すれば十分点数が取れるものになっています。
過去問変形問題も、過去問をそれなりにこなしていれば問題ありません。
困っちゃうのは法改正問題といじわる問題です。
毎年必ず過去問だけじゃ答えにくい問題が出てきます。
ですので、貨物・旅客両方受験した上で出した答えは「テキストもやっとこう!」ということ。
時間がなければ過去問だけでもなんとかなるかもしれませんが、余裕があればテキストをしっかりこなしてから過去問に入るべきだと思います。
ちなみに今回資格受験好きの仲間が貨物受験しましたが過去問だけしかやってなかったので結構きつかったみたいです。(合格ラインは超えたそうですが)

今回自己採点で合格ラインは超えたようでした。
マークミスなどもあり得るので発表までドキドキですが一応運行管理者試験はこれで一段落つきました。
ただ最後に愚痴なんですけど、この資格は資格者証がカードタイプじゃないんですよ・・・。
バカでかい賞状が送られてきます。
私はカードタイプの資格を集めるのが好きなのでこれにはほんとがっかりでした。
そのうち薬事法の薬剤師とか登録販売者の名札みたいに法改正で「事業者は運行管理者に運行管理者証を常時携帯させ点呼などの際に点呼を受ける運転者が運行管理者を容易に判別できるよう運行管理者証を常時身につけさせなければならない。」みたいな法律になればいいのにー。

※追記:旅客受かってました。

『運行管理者(旅客)使用した参考書や勉強法など』へのコメント

  1. 名前:東京の暴れん坊 投稿日:2017/11/02(木) 17:22:09 ID:24de7c87c 返信

    運送会社勤務していた時に運行管理者資格者証交付を受けました。今度、タクシー会社で事務の仕事に就くのですが、改めて運行管理者旅客の試験を受けなければならなきのですかね?

    • 名前:ALVA 投稿日:2017/11/02(木) 20:45:01 ID:94bd6719e 返信

      東京の暴れん坊様、コメントありがとうございます。

      タクシー会社で運行管理業務に就くのであれば旅客の分野となりますので旅客の運行管理者資格が必要なはずです。(平成初期以前の古い資格の場合はわかりません)
      私はあくまで合格しただけで実務に就いていない素人ですので資格の適用範囲や特別な条件などもあるかもしれません。
      大事なお仕事のことですし何か間違いがあっては大変ですので、詳しくは公益財団法人 運行管理者試験センター様のほうへ一度お問い合わせいただくと確実だと思います。

      公益財団法人 運行管理者試験センター

      こちらのページの左側「クイックアクセス」の項目の「試験に関するお問い合わせ」のページに電話番号が掲載されています。

      あまりお力になれず申し訳ありません。
      合格をお祈りしております!